なんか転生できるみたいです!
私の名前は大森桜。
もふもふとゲームが好きなプログラマーです。
今、私はどこを見渡しても真っ白な場所にいます。
なんでこんなところにいるんだろう?
たしか…会社から出てからコンビニでスイーツを買って、その後信号無視した車に突っ込まれて…死んじゃったんだ。
じゃあここは天国かな?
「似ていますが違います」
声が聞こえたほうを見ると、全身が光に包まれた女性がいました。
光の粒子が舞っているせいでどんな服を着ているのか、どんな顔なのかわかりません。
えっと……あなたは?
「私はリエと申します。
本日は貴女にとある提案をしに来ました」
提案ですか?
ゲームとかだと転生とかだけど、どんな提案なのかな?
「貴女が今考えている転生に関してです」
します!
「即答ですね……。
ですが説明はさせていただきます」
はい!
「転生する際、転生先の場所は選べません。
ただし街中など人がいる場所には指定されないようになっています。
そのため、危険な場所が選ばれる可能性があります。
なお、あちらで死んでしまった際のやり直し和は利きません。
それでも転生しますか?」
もちろんします!
「わかりました。
では、転生の準備を始めます」
よろしくお願いします。
「では、まず転生する際に向こうで活動するための肉体を用意します。
この肉体に関しては、貴女のお好みの姿、種族を思い浮かべて頂ければこちらで用意いたします。
その関係で貴女の思考が私に流れて来ています。
ご不快でしたら申し訳ありません」
それに関しては大丈夫です。
あと、こんな感じにできます?
「可能ですが…本当にこの種族でいいんですか?」
憧れなので。
「わかりました。
次に……と言いたいところですが、どうやら時間が足りないようです」
えっ?
「この先の手順は省略させて頂きます。
ですが、お詫びを用意致しましたのでこれでご容赦ください」
ちょっ、あの──
「それでは、良い異世界生活を」
えぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!
こうして私は異世界に送られた。
「本当にごめんなさい。私の事情に貴女を巻き込んでしまって。本来であれば自分でやらなければならないことなのに、嘘までついてしまって。だけど、貴女が私にとっての希望なの。その成長する器と共に、いsyn」
そうして体は光の粒子と成り消滅する。