BULLET-8:もう限界!?
魔獣を倒したまんまるとルゥーア。
そしてまんまるは自分の能力に気づく。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
□■□
真丸の視覚に映ったのは、数え切れない数の能力だった。
ぱっと見で100は越えている感じだ。
『なんで、こんな能力があんねん!?』
これはスゴイってのから、何に使えるん?ってのまで200の能力が設定されていた。
そう、アホな落第女神が能力の選択(本来は見合う能力を1~5個くらいまでで設定する)の手抜きだった。
真丸はボーナスポイントのおかげで、10個の能力が付与されるはずだった。
のを、アセティールが何も考えず、全てにチェックを付ける、にチェックを付けたからこうなった、と。
実はシステムにも不具合があったのだが、それも含めアセティールのせいにされたのだった。
『しゃーない、これは追々確認していこ。
って、これなんや?』
ある能力が目に止まった。
・非接触動作
『これ、いけるんちゃうん。』
そんな事を考えながら、その能力名に意識を集中した。
すると、ピロンと音がして、
・非接触動作
主人と接触していなくても動作が出来る
ただし、主人と接触してから持続時間は30時間(1日)です
その時間を超えるとブラックアウトします
再接触により再度利用可
そんな説明が意識の中に流れ込んできた。
『なるほど、この世界は1日30時間なんか。
要は毎日最低1回触ってもろたらええってことやな。
利用するんは、、。』
と考えたら文字の色が変わった。
『へぇ、認識して、使いたいって思ったらええんか。』
真丸がうんうんと納得していたら、
「あの、まんまるさん、まだ、かかります、ほぉ?
ちょこっと、緊急の用事が、あるんです、ほぉ。」
もぞもぞと体を動かしながら、ルゥーアが焦り気味の声を掛けてきた。
□■□
まんまるを足の上に置いたルゥーアはじっくり観察しながら、
「まんまるさん、すっごくかっこいい、ほぉ。
でも、こんなすっごい武器、見たことも、聞いたこともない、ほぉ。」
ぼんやりと思いをめぐらせるていた。
そして、向こうに見える魔獣の遺体に目を向けた。
「あちし、アレをやっつけたんだ、ほぉ。」
なんて思ってたら、体がぶるっとした。
感情が高ぶった、からではなかった。
「あわわ、どうしよう、トイレに行きたい、ほぉ。」
安堵感と冷えた地面に座っていた事で、催してしまったようだ。
待つか?声を掛けるか?
しばし葛藤していたが、そろそろヤバい。
『もうもう、限界、ほぉ。』
意を決して、
「あの、まんまるさん、まだ、かかります、ほぉ?
ちょこっと、緊急の用事が、あるんです、ほぉ。」
焦り気味に声を掛けた。
『ん、緊急?どないしたん?』
まんまるに問われ、
「あああ、あの、、。」
じわっ
答えようとしたら、嫌な感触が。
慌てて周りを見回した。
目だけフクロウの目に変えて、遠方まで確認する。
誰も居ないし、近付いて来る者も居ない。
ルゥーアは大慌てでまんまるを銃口を自分と逆の方に向けて置いた。
そして、下着を下ろして、
「ほぉぉぉ。。」
最大級の安堵の声と共にお(自主規制)を放出した。
如何でしたか?
まんまる、なんかすごいことに。
ルゥーアもちょっと大変な事に。
いったいどうなるのか?
次回は明日の零時更新予定です。
よろしくお願いします。




