BULLET-6:なんなんやこれは!?
魔獣に向けってぶっぱなした結果は?
楽しんで頂けたら嬉しいです。
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『まんまる、や。
あんたは?』
武器が名乗って、問いかけてきた。
『武器、まんまる、さんって言うんだ、ほぉ。
お話、できるんだ、ほぉ。
あああ、名乗らないとだ、ほぉ。』
武器を関心しながら眺めていたルゥーアが、
「まんまるさん、はじめまして、ほぉ。
あてしは、ルゥーア、フクロウ人族のルゥーアです、ほぉ。」
明るい声で名乗り返したら、
『ルゥーアか、って落ち着いてる場合やなかった。
あのでっかいのん、どうなったん?』
突然、焦った声で問いかけられた。
一瞬、何の事?って表情になったものの、
「ああ、さっきの魔獣の事です、ほぉ?」
思い至り、確認の声を掛けた。
『あれ、魔獣なんや。
のんびりしてるって事は、、。』
「はい、やっつけられました、ほぉ。」
まんまるが言い切るのを待たずに返した。
『えと、この状態やとよう見えへんねん。
ちょっと、さっきみたいに持って、魔獣の方にうちを向けてみてくれへん?』
「はい、えっと、これでいいんです、ほぅ?」
まんまるの指示通り銃を撃つ姿勢になり、銃口を魔獣に向けた。
すると、
『なんやねん、これー!』
まんまるの驚愕した声が響き渡った。
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銃口の先に魔獣の姿が見えた。
頭がなかった。
『なんやねん、これー!』
驚き、叫び声を上げた。
『いやいやいや、ありえへんって。
なんでデザートイーグルの弾丸一発で頭失くなんねん!』
拳銃としては威力のあるデザートイーグルであっても、熊の3倍くらいの大きさの魔獣の頭を吹っ飛ばす、なんて事は不可能だ。
『まさか、これが無双ってやつなんか?
うち、いったいどないなったんや!?』
あまりの現実離れ感に理解力が付いていかない。
ので、
『と、とにかくステータス確認してみよ。』
と思い、ステータスを表示させようとしたら、ぷるぷるとした震えを感じた。
そして、
「あ、あのぉ、いつまで、こうしてれば、いいんです、ほぉ?
この体勢、長くは、無理です、ほぉ。」
ルゥーアのつらそうな声が聞こえてきた。
『あああ、ごめんな。
楽にしてくれてええけど、触っといてな。』
まんまるの言葉に安堵したようにへなへなと座り込み、女の子座りなって太ももの上に置いた。
「これでいいです、ほぉ?」
尋ねてくるルゥーアに、
『ぜんぜんオッケーやで。
ちょっとそのままにしとって。』
軽い感じで返した。
「わかりました、ほぉ。」
答えたルゥーアの、まんまるを見つめるなんか妙にキラッキラな視線を受け流しながら、
『せやけど、どしたらええんやろ?
ステータスを、、。』
と意識したら視界内にあらゆる情報が表示された。
『うっわ、びびったぁ。。』
いきなりの表示にちょっと驚いたが、
『えと、レベル、状態、それとステータス、、って、えーーー、なんなんやこれは!?』
それを上回る驚きが追い打ちをかけた。
如何でしたか?
こうして出会い、相棒となったまんまるとルゥーア。
そしてまんまるが見たものは?
次回も明日の零時に更新予定です。
よろしくお願いします。




