表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/70

BULLET-4:パートナー

落下して何かにぶつかった真丸。

いったい何が起こっているのか?

そして出会ったのは!?

楽しんで頂けたら嬉しいです。

 □■□


 何かに当たって、どこかに落ちた。

 そんな感覚の後、急に視界が開けた。


『まぶし、、。』


 圧倒的な光が薄れ、見えるって感覚が蘇る。

 なんか熊っぽいでっかいのと、変な髪型の少女の姿が(よぎ)った。

 その時、


【コノモノト、パートナーケイヤク、シマスカ?】


 電子音声の様な声が聞こえてきた。


『この者、ってさっき見えた()の事やんな。

 え、え、どないしたらええん?』


 考えていると、


【パートナーケイヤクデ、キノウノイチブガ、カイホウサレマス】


 また電子音声(こえ)が聞こえてきた。


『え、機能?、開放?、ってなんなん?』


 考えようとしていたら、


「いやだほぉー!」


 そんな声が聞こえてきた。

 なんかでっかいのが近づいてくるのがちらっと見えた。

 のんびり考えてる時間はないようだ。

 真丸(ままる)は、


『する。』


 と声が出せないので意思で示した。


【パートナーケイヤク、カンリョウシマシタ】


 すぐに返事が返ってきた。

 その瞬間、いろいろな情報が湧いてくる。

 視界の中に、


 Lv1 デザートイーグル


 って文字と共にステータスやら能力やらが見える。


『属性:銃って、うち銃なん!?』


 驚きながらも、


『そっか銃に転生か、そりゃ体動かへんわ。

 ん?って事はこの()がうちの所持者(マスター)ってことになったんか。

 ってちょなにしてんねん!?』


 考えてたら、少女の後頭部が見えた。

 どうやら真丸(ままる)を投げようとしているみたいだ。

 大慌てで、


『投げんなー!』


 と叫んだら、少女の動きが止まった。

 不思議そうに周りをきょろきょろしている。


『ちゃうちゃう、あんたが持ってる(もん)や。』


 へっ!?って表情で真丸(ままる)に目が向いた。

 目が合った、ような気がしているのは真丸だけで、少女はかなり戸惑っているようだ。


『こまかい説明はあとや。

 あのでっかいのんいてこますで。』


 真丸の言葉に、


「いて、こます、ほぉ?」


 疑問で返してきた。

 どうやら、"いてこます"は伝わらなかったようだ。


『やっつける、って事や。

 グリップ持って、銃口をでかいのんに向けるんや。』


 と勢い込んで言ってはみたが、


「ぐりっぷ、じゅうこう、ってなんだほぉ?」


 と緊張感のない声が返ってくる。


『ああもう、どないしたらええねん。』


 どう考えても細かく説明している時間はない。

 自分の力だけで撃てそうにない。

 って思ってたら、


『イメージ共有:1?』


 能力欄にそんな文字を見つけた。


『これや!』


 急いで銃を撃つイメージを思い浮かべた。


 □■□


「うぇぇ、どうしたらいいんだほぉ。。」


 半泣きになりながら真丸(じゅう)をつっついていたルゥーアの頭の中に"銃を撃つ"イメージが流れ込んできた。


『その通りにやるんや!』


「わわわ、わかったんだほぉ。」


 ルゥーアは立ち上がり、グリップを握って銃口を向けた。


「うう、結構重い、ほぉ。」


 若干苦戦しながらも、スライドさせ初弾をチャンバーに送り込んだ。


『よっしゃ、撃てー!』


「はいっ、ほぉ!」


 ルゥーアが引き金を引き絞ると、


 ドゴーーーン!


 派手な銃声が(とどろ)いた。

如何でしたか?

銃に転生した事を知り、ルゥーアと契約した真丸。

その轟音は魔獣を倒すことが出来たのか?

次回は明日の零時更新予定です。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ