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BULLET-42:受けたるわ

そのブレスを浴びると脳内がお花畑ハッピーに!?

そんなドラゴンの討伐依頼ですがどうなりますやら。。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

 □■□


 もふぃが、


「そうね、これはほとんど知られていない情報よ。

 "ハッピードラゴン"はそれほど強くはないのだけれど、ブレスに特殊な効果があるのよ。

 それは、、。」


 重要そうな事を言っていたが、途中で止めた。

 訳知(わけし)り顔でドヤっているもふぃを見て、真丸(まんまる)がイラっとしていた。


「そ、それは?」


 ヌットミエが言葉を重ね、問い掛けている。


「ほ、ほぉ。」


 ルゥーアは、なにも理解出来ていないようだ。

 真丸(まんまる)はイライラを爆発させ、


「さっさと言わんかい!」


 もふぃに思いっきり突っ込みを入れた。

 ヤバいと感じ、


「ブレスを()びると"頭の中がお花畑(ハッピー)"になってしまうのよ!」


 もふぃが大慌てで声高らかに言い放った。


「"頭の中がお花畑(ハッピー)"ってか。

 おもろい攻撃すんねんな。」


「そうやって、ぼうっとさせておいてから、攻撃魔法で仕留めるのよね。」


「そりゃ、かなりやっかい、や、な?」


 真丸(まんまる)が、何かを考えているような表情で言葉が止めた。


「まんまる、どうしたのよ?」


 もふぃに声を掛けられても、


「あ、うん、そうかもしれん。

 せやったら、、。」


 ブツブツ(つぶや)いている。


「ねぇ、なんとか言いなさいよ。」


 少し荒げた声を掛けると、


「なるほど、ルゥーアやったらいけるかもしれん。」


 真丸(まんまる)がニヤリとして、そんな事を言った。


「どういう事なのよ?」


「どういう事なのですか?」


「えと、わちし関係あるんです、ほぉ?」


 ズレた事を言っているアホの娘は放っておいて、いやすごく関係があったか。

 と思い至り、ルゥーアに目を向けて、


「ルゥーアの脳内は年中"お花畑"なんやから、ブレス()びても大丈夫やろ。」


 何げに(ひど)いことを言った。


 □■□


 突然、まんまるに名前を出され、


「えと、わちし関係あるんです、ほぉ?」


 不思議そうな表情でズレた事を言った。

 あまり理解出来ていないルゥーアに、まんまるが目を向けてきた。

 そして、ニッと微笑んで、


「ルゥーアの脳内は年中"お花畑"なんやから、ブレス()びても大丈夫やろ。」


 何げに(ひど)いことを言ってきた。


『え、いまなんて言ったんです、ほぉ?

 なんか、あちしの頭の中が、、。』


 少し考えて、やっと理解し、


「って、ちょっとまんまるさん、それは(ひど)いんです、ほぉ!」


 苦情を言った。


「まぁ、それは冗談としてや、うちらで何とか出来るんか?」


 ルゥーアの苦情は聞き流され、まんまるがもふぃに問い掛けている。


「策はあるわよ。」


「って事やし、その依頼受けたるわ。」


 多分、1番の当事者になるであろうルゥーアの意見は聞かれる事なく、やる事になってしまった。

如何でしたか?

策があるというもふぃに乗っかったまんまる。

まぁ、1番苦労するのはルゥーアなんだけど。。

次回は明日の零時に更新予定です。

よろしくお願いします。

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