BULLET-21:目指すは聖都
ルゥーアのお願いにまんまるともふぃは。。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
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「まんまるさん、もふぃさん、お願いします、ほぉ。
妹探しに協力してほしい、ほぉ。」
ルゥーアと呼ばれている少女に頭を下げられ、お願いされた。
それで、いろいろな事が噛み合った気がした。
ここに来た理由。
上位女神オツトゥーリからは何も言われていないが、そういう事なのだろう。
魔獣四天王の1体が現れた。
という事は魔獣大王は巫女を探しているはずだ。
この娘が探している妹とやらは、その巫女の1人なのだろう。
ならば、やる事はひとつ。
魔獣大王の野望を阻止する事、だ。
まさか自身の失敗が、こんな形で役立つとは思わなかった。
これは神様の策略だったのかもしれない、と思ってしまう。
魔獣大王を倒す事が出来るのは、
"伝説の最強武器"
だけなのだから。
そんな事を思いながら、人の姿になった"伝説の最強武器"に目を向けると、
「頼むことなんてあらへん。
うちはルゥーアと契約したんやし、手伝うで。」
にっと笑いながら返事をしていた。
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「まんまるさん、もふぃさん、お願いします、ほぉ。
妹探しに協力してほしい、ほぉ。」
真丸にはルゥーアの願いを断る、なんて選択肢はなかった。
そもそも真丸の主人はルゥーアなのだ。
この世界に転生したものの、自分ひとりでは何も出来ない。
ならば、目的がある方が良い。
「頼むことなんてあらへん。
うちはルゥーアと契約したんやし、手伝うで。」
真丸は、にっと笑いながら答え、
「で、もふぃはどうするんや?」
目が合ったもふぃに声を掛けた。
「わたしの役目はまんまるさんのサポートなので、もちろん付いていきますよ。」
もふぃが、やれやれって雰囲気を出しながら返してきた。
「だそうや。
それで、なんか手がかりみたいなんはあるんか?」
苦笑いつつ、真丸がルゥーアに問い掛けた。
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まんまるともふぃから了承の返事をもらい、ルゥーアは涙をこぼした。
こんな強力な仲間が加わってくれるなんて、思っていなかった。
泣き笑いながらお礼を言おうとしたら、
「だそうや。
それで、なんか手がかりみたいなんはあるんか?」
まんまるに問い掛けられた。
「あ、ありが、、って、はい、ほぉ。」
慌てて返したルゥーアが、
「最初にレェーイが修行していたところに行こうと思ってた、ほぉ。」
「それは、どこなん?」
「聖都・ミロックーバ、ほぉ。
場所は、、わからないんだ、ほぉ。。」
ルゥーアがだんだんと小声になりながら、恥ずかしそうに答えた。
前途多難だった。
如何でしたか?
目的地と目的が決まったものの、場所が不明。
前途多難の旅は始まるのか?
次回は明日の零時に更新予定です。
よろしくお願いします。




