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BULLET-21:目指すは聖都

ルゥーアのお願いにまんまるともふぃは。。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

 □■□


「まんまるさん、もふぃさん、お願いします、ほぉ。

 妹探しに協力してほしい、ほぉ。」


 ルゥーアと呼ばれている少女に頭を下げられ、お願いされた。

 それで、いろいろな事が()み合った気がした。


 ここに来た理由。

 上位女神オツトゥーリ(ねえさま)からは何も言われていないが、そういう事なのだろう。

 魔獣四天王の1体(ひとり)が現れた。

 という事は魔獣大王は巫女を探しているはずだ。

 この娘が探している妹とやらは、その巫女の1人なのだろう。


 ならば、やる事はひとつ。


 魔獣大王の野望を阻止する事、だ。

 まさか自身の失敗が、こんな形で役立つとは思わなかった。

 これは神様(とうさま)の策略だったのかもしれない、と思ってしまう。


 魔獣大王を倒す事が出来るのは、


 "伝説の最強武器"


 だけなのだから。

 そんな事を思いながら、人の姿になった"伝説の最強武器"に目を向けると、


「頼むことなんてあらへん。

 うちはルゥーアと契約したんやし、手伝うで。」


 にっと笑いながら返事をしていた。


 □■□


「まんまるさん、もふぃさん、お願いします、ほぉ。

 妹探しに協力してほしい、ほぉ。」


 真丸(まんまる)にはルゥーアの願いを断る、なんて選択肢はなかった。

 そもそも真丸(じぶん)主人(マスター)はルゥーアなのだ。

 この世界に転生したものの、自分ひとりでは何も出来ない。

 ならば、目的がある方が()い。


「頼むことなんてあらへん。

 うちはルゥーアと契約したんやし、手伝うで。」


 真丸(まんまる)は、にっと笑いながら答え、


「で、もふぃ(あんた)はどうするんや?」


 目が合ったもふぃに声を掛けた。


「わたしの役目はまんまるさんのサポートなので、もちろん付いていきますよ。」


 もふぃが、やれやれって雰囲気を出しながら返してきた。


「だそうや。

 それで、なんか手がかりみたいなんはあるんか?」


 苦笑いつつ、真丸(まんまる)がルゥーアに問い掛けた。


 □■□


 まんまるともふぃから了承の返事をもらい、ルゥーアは涙をこぼした。

 こんな強力な仲間が加わってくれるなんて、思っていなかった。

 泣き笑いながらお礼を言おうとしたら、


「だそうや。

 それで、なんか手がかりみたいなんはあるんか?」


 まんまるに問い掛けられた。


「あ、ありが、、って、はい、ほぉ。」


 慌てて返したルゥーアが、


「最初にレェーイが修行していたところに行こうと思ってた、ほぉ。」


 「それは、どこなん?」


「聖都・ミロックーバ、ほぉ。

 場所は、、わからないんだ、ほぉ。。」


 ルゥーアがだんだんと小声になりながら、恥ずかしそうに答えた。

 前途多難だった。

如何でしたか?

目的地と目的が決まったものの、場所が不明。

前途多難の旅は始まるのか?

次回は明日の零時に更新予定です。

よろしくお願いします。

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