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BULLET-18:こんなんわからんわ

相変わらずのやらかし女神。

思考全部筒抜けてました。

どう乗り切るのか?

楽しんで頂けたら嬉しいです。

 □■□


『え、うそ、やばいよ。

 どう説明したら、ってめっちゃアウトだよ。』


 女神アセティールは必死に考えた。

 自分のした事を思い出しながら。

 そう、それが全て筒抜けになっている事を忘れて。

 どうにか言い訳を、と考えていたら、


『で、いつまで待たせるんや?』


 声を掛けられた。


『いや、それは、あの。。』


 ちょっと狼狽(うろた)えながらにごしていたら、


『さっきも()ったけど、あんたの思考筒抜けやで。』


 そう言われた。


『わ、わすれてた。』


 背中の汗がすごい事になっている。

 なんか流れ落ちた汗が水たまりになるくらいに。

 こうなれば、最後の手段。


『あの、よろしければ接続(リンク)を切って頂けませんでしょうか?』


 思いっ切りへりくだってお願いした。


『しゃーないな。』


 そう言って女神(ガデス)接続(リンク)を解除してくれた、はず。

 解除されたかどうかは女神側からはわからないので、


『べろべろべー。』


 とか言ってみた。

 反応はない。

 大丈夫っぽい、と確信した。


『えと、全部筒抜けみたいだから、まずは謝罪します。

 わたしの不手際であなたにご迷惑をお掛けしました。』


 まずは誠心誠意、(あやま)った。


 □■□


『しゃーないな。』


 そう言って女神(ガデス)接続(リンク)を解除、したふりをしたら、


『べろべろべー。』


 とか言ってきた。

 これ多分、確認なのだろう。

 って事はアホ女神は解除されたかどうかわからないのだろう。

 笑い転げそうになるのをこらえ、本当に解除したら、


『えと、全部筒抜けみたいだから、まずは謝罪します。

 わたしの不手際であなたにご迷惑をお掛けしました。』


 めっちゃ(あやま)られた。


『それはしゃあないとして、どうにかならんの?』


 (たず)ねてみた。


『まことに申し訳ありません。

 1度設定してしまうと、簡単には変更できないんです。』


 と返された。

 まぁ、そうだろう。


『ほんなら、この状態をなんとか出来(でけ)へん?

 姿(すがた)()えれるとか、せめてしゃべれるとか。』


 期待薄めで問いかけたら、


『え?姿なら変えられますよ。』


 さらっと返された。


『え?姿変えれんの?』


 戸惑い気味に聞き返すと、


『はい、能力(ステータス)の"形態(モード)変化(チェンジ)"を使用するに設定すれば。』


 そう指示された。


『そんなんがあったんや。

 えっと、、。』


 探してみたが、なかなか出てこなかった。

 探って探って最後のページで見つかった。


『こんなんわからんわ。

 じゃ、設定っと。』


 設定した。

 で、どうすれば良いのか?


『設定したけど、どしたらええん?』


『発動権は主人(マスター)にあるので、触れて"人型(ヒューマノイド)形態(モード)"って言ってもらって。』


 と言われたので、


『わかった。

 ルゥーア、ちょっと頼みたい事あんねんけど。』


 ルゥーアに声を掛けた。


『はい、ほぉ。

 どうすればいいです、ほぉ?』


『そのままで、"人型(ヒューマノイド)形態(モード)"って()ってくれへん?』


『えと、"人型(ヒューマノイド)形態(モード)"、ほぉ?』


 その言葉に反応して、体が変化を始めた。


『うひゃ、ほぉ!?』


 ルゥーアが驚いて手放したようだ。

 が、形態変化が進み、


「ななな、なんやねん、これー!?」


 変化した姿を目にした真丸(まんまる)がものすご驚きの声を上げた。

如何でしたか?

新たな機能が使えるようになったまんまる。

その姿はいったい!?

次回は明日の零時に更新予定です。

よろしくお願いします。

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