弐 1日目午後
これはですね、締切破り魔ではないんですよ…。
私の中での3日以内だったんです…。
すみません上記のことは嘘です。勉強してたのです。
何はともあれ、...これからはできる限りサボらないようにします…。
『んじゃ〜午後の投票やるよ〜』
あの後、ほとんどみんな口をきかず、真もああ言いながらずっとバルコニーの隅で外の景色を睨んでいた。
『ミルティラインハルト、佐野司、松本愛、いってら〜』
...軽いな、あの馬鹿。
「どうか…死にませんように...」
誰かの声が聞こえる。
「ミルティ、最悪私に入れてくれればいいよ」
「馬鹿...今日はエイプリルフールじゃないよ。冗談も程々に」
ミルティの目がガチだった。これ以上は何も言えない。
『それじゃー少し待ちましょー』
「諒花...なんか嫌な感じがする」
「...ってちょっと、縁起でもないこと...言わないでよ、綾乃がその...いなくなったら…私はどうすればいいの?だから...。まだダメだから…」
なーんかこーゆーのは当たるんだよな…。
「ただいま」
3人が帰ってきた。
『3・2・1 start!』
「がああッうっぐうッ...っくあああ!!!」
は?司、あいつ投票者のくせに...。
ふとミルティを見ると、目が死んでいた。...そゆことね。
これは所謂餓死ってやつだろうか。
そして…。
「「きゃああああッ!!!!!!!」」
ばしゃん。かたん。ぼこぼこ。どーん。ぎーー。がしゃ、ぐしゃ、かたん。
以上、終了。文字にするとこんなにも軽い。
「あッ綾乃ーーーーぉおおああああッ!!!!!!!」
「嘘...木葉っ木葉あああッ!!!」
そのふたりね。多分あれだ、溺死だ。
...あっけない。
人って…脆い。すぐに壊れる。身体も…心も。
『えーと、伊澤木葉14時21分05秒、育田綾乃14時21分07秒、佐野司14時22分12秒。水死体はこちらで処理します。色々使うもんで。解剖とか』
プチンッーーーー私、キレた。
「何が解剖だ、使う、だ。ふざけんじゃねぇ」
『はぁ…ったく、そんなに嫌なら死ねばいいじゃん。最初に言ったよね。出たいなら死ねぇ!ってさー。人の話はちゃんと聞かないと将来困るよ』
「どの面下げてそんなこと言えんだよ、アホか…」
私がぼそっと呟いた時。
「うううう…私...もう無理...」
諒花が足を引きずりながら窓へ向かった。
えーっと…自殺...?いやちょっと待て、自殺ッ?!早まるな!!それは...。
「だめだ」
ーーー咲矢だ。今にも死にそうな諒花の手を掴んで見据える眼差しは強いものだった。風が2人の髪をなびかせる。
「うううう…ぐっ...うう…」
「いくな」
「咲、矢、...くっ...」
ーーー今の台詞けっこうかっこよかったな。
少し諒花が羨まs...いやなんでもない、気のせいだ。
ーーーというか口が裂けてもみんなには言えない。
『えーっと?なんかしんみりしちゃってるけど?死体を片付けるの忘れないでね?忘れちゃだめだよ?』
「私が司を。司が綾乃、愛が木葉」
「ーーーそっか」
私も視線を落としてふっ...と笑う。
そして司運びを手伝いにいった。
「ん...重」
ーーー。
ーー。
ー。
「そいえばさおれらまだ飯食ってなくねー?なんか食おーよ」
「おうおう!」
私も流れで食堂に向かった。
「ってか電子レンジ!これはヤバイだろww」
123.......9。9個ある。
ーーー...ありえねー…。
「へー!色々あるじゃん!」
「これうまそー。貰うぜ!」
「んじゃ〜俺これ」
どうも男子諸君はお腹がすいてるようだ。...まあ人のこと言えない…けど?(笑)
「うちらも食べよっか。体力もたないよ」
結未がニコッと微笑んで言った。
さすがは我らの姉貴。
みんな(女子)も少し落ち着いてきた。
私はキノコの入ってないものを選び、解凍しにいく。キノコは嫌いだ。私はキノコが大っっっ嫌いだ。(キノコ好きの人すみません。)
なんだかんだいって私もお腹がすいていたみたいだ。
「ほぇーん…へーほーほうへぃんっへはんはぃふはぇんはは(ふーん...冷凍食品って案外美味いんだな)」
「覇月ー...はふはふ...ひょっひょひぇへぃんはよー、はう、口に入ったまま…はへはふぁいほーは…、んぐぐ、いーよ(ちょっと下品だよー)(喋らない方が)」
「ふぁんははひゅーふぁー。(あんたが言うなー)んぐっこれんまーい!よかったら...ふぁふ、はへへひへ(食べてみて)」
麻里と謎のやり取りをする。意味は…なんとなーく分かる(笑)。
そういえば…1日でもう6人も死んだんだ。
何を...否何故私はにこやかにできているのだろうか。
今は忘れたフリをしてるみんなの顔にもどこか影があっあって...いかにみんなが"どう思っているか"を痛感した。
1日目午後 死者計6名
次は…うーん何日後でしょう。
あ、嘘です笑。
5日後までに頑張ります。