(祝!)STAP細胞発見!!!!!!!記念短編
(祝!!!!)STAP細胞発見!!!!イエーーーーーイ!!
IPS細胞といい、日本始まったね!!また発見した小保方晴子姫がこれまたかわいい!!
そんなこんなで勢いだけで書きました。著者がめっちゃ頭わるいので、説明とか馬鹿ですが、短いので笑いながら読んで読んでやって下さい。
STAP細胞発見記念短編2014.01.30
2014年一月。世界を震わす画期的な発見が日本のしかも女性の科学者によって発見された。
STAP細胞である。
STAP細胞とは、細胞を酸性の溶液につけ、ストレスを与えることによって細胞が初期化してしまうというものだ。
つまり人間に例えるならば、ある人にショックを与えると、その人は記憶をなくしてしまい、かつ胎児にまで戻ってしまう。つまり何にでもなれるという事。
これによって、人類は新たなるステージに進んだ。
まず医学の分野では、内臓系の病気がなくなった。
病気になった内臓とは別にSTAP細胞によって新たなる内臓を培養し、総とっかえするという方法が一般的になったためだ。
他には、事故や何らかの原因で、麻痺してしまった神経が治るようになった。交通事故で半身不随ということがなくなった。
そして、あのIPS細胞でも不可能とされていた胎盤や羊水なども培養まで可能になった。
それによって不妊に悩む多くの人々に大きな希望がもたらされた。
STAP細胞の活躍はなにも医療の分野だけには留まらない。
美容業界では、STAP細胞を組み込んだ化粧クリームが販売された。それを使用すると、皮膚は著しく若返り、少なくとも外見的老化は今まで以上に少なくなった。そして、先の技術と併合して、女性が五十六十で結婚、妊娠というのも珍しくなくなった。
人々はさらに自由になった。
医学、美容ときたら、次はファッションの分野にまでSTAP細胞は影響を与えていた。
猿の尻尾の細胞を人間につけ、尻尾をはやすことができるようになった。
猿だけではなく、狐のしっぽ、ウサギの尻尾などをファッション感覚でつける若者が増えてきた。しっぽを付けた方が姿勢が良くなるというもっともらしい事をいう大学教授や、美容家、評論家などがこぞってTVで取り上げたことにより一躍大ブームが巻き起こった。
これに端をはっして、いわるゆ「アニマル化」というスタイルが派生し、猫耳、犬耳、うさ耳を実際に生やすということで、遠くの音や聞こえない音まで聞こえるという能力を得られたり、(口に出さなくても感情が伝わってしまうというデメリットもあったが)、がうけて、日本をきっかけにこれまた世界的なブームになった。
動物の細胞と遺伝子が人間にも徐々に組み込まれていった。
アメリカでは、チーターの脚を人間に組み込み、いかに早く走れるかや、鳥の目を左右両方の耳の上にとりつけ、180度の視界を得た人間までつくられていた。
倫理上の問題は解決できていなかったが、人間の探求心は留まるところがなく、ついには、下半身が魚になった人魚や、鳩の羽を背中からはやした、天使まで出てきた。
気が付くと、先進国はみな半獣のような人間が闊歩しているという、まさにSF映画さながらの、別の星に来てしまったような姿になっているだろう。
そして、人間に動物の細胞や、遺伝子が組み込めるのならば、動物に人間の遺伝子も組み込めるに違いないと思った科学者たちは、マウスの実験で、人間の脳細胞を組み込んだマウスの開発に着手していた。
そんなある日、そのマウスの実験をしている研究者が殺される事件がおきた。
そして、実験していたマウスと、実験試料がごっそりと盗まれてしまった。研究所はあらゆる手段で犯人を捜したがついに見つかることはなかった。そしてまた再び研究を始めた。
それから20日がたった。
日本中の下水道からネズミが一気に大量発生したのだ。
ネズミは頭がよく、まず、通信系統を遮断し、生活配線を遮断し、交通機関を遮断した。ありとあらゆる都市機能が遮断され、人々はパニックに陥った。しかもそれがおきていたのは日本だけではなかった。アメリカやヨーロッパでもほぼ同時多発的にネズミが大量発生していたのだ。
そう、この大量のネズミには人間の脳細胞が組み込まれていた。
そして、あらゆる病原菌をまき散らしながらネズミは世界中を蹂躙していった。
「こうして長らくこの地球の支配者だった「人間」は滅んだのです」
母ネズミはパタリと絵本を閉じた。
「なんか折角、僕たちに知恵を与えてくれたのに滅ぼしてしまうなんて、ちょっとやりすぎなんじゃない?」
子ネズミの言葉に母ネズミは優しく頭をなでた。
「でもね、人間はそれまで散々ひどいことをやってきたの。私達は実験動物で、あらゆる非人道的なことをされ続けてきた。地球にもひどい影響を与えていたのよ。自業自得なの。神様の意思なのよ」
「じゃあ、僕たちは神様に怒られないようにしないとね」