8.商店街
「つばり、私の基礎能力をポイント化してそれを別の技能に分配できるっていう異能だよ」
「そうなんですね…」モグモグ
「それにしても良い食べっぷりだねー!その小動物感がたまらなく好きになっちゃいそう!」
私たちはカラオケ空間を堪能して、そのまま校外の商店街まで来ていた。肉屋に魚屋に八百屋さんのような食品屋さんはもちろんのこと、ゲームセンターやカラオケなどの娯楽施設もあるという商店街にしてはとてもバリエーション豊かだった。
ちなみに私は初めてここに来た。いつもの通学路から外れている道だからだ。そして葵先輩が私に焼き鳥を奢った。拒否しようとしたが、ちょうど都合の良いことにお腹の虫が鳴いてしまったので拒否できない状態になった。
モグモグ…うまい
焼き鳥を間食として食べるこの感じ、まさにタブーだと思う。脳裏の”カロリー”という文字を抹消させながら無事3本食べた。背徳感がたまらない。「すみません。ちょっと自腹で買ってきます」と断って焼き鳥屋さんのおじさんの所で追加分を買った。出費なんか気にしない。今の幸福を勝ち取る。
「けどね〜、数十分しか持たないのに結構なクールタイムあるし、使っている時は必ず何かの技能ポイントを分けなきゃいけないし、何より…消費カロリーが高すぎて使う所が限られてくるんだよね〜」
「では、コウ先輩の異能はなんでしょうか」
「なんでs「ただ相手の思考を少し読めるぐらいだよ」…むぅ」
葵先輩のセリフの上に被せるようにコウ先輩は言った。
空間生成に、特定の技能を一時的に向上するものに、人の心を読むもの…いろいろな異能を聞いていると、なんだか羨ましくなってきた。
「なんか久々にこうやってワイワイしているのをみている気がして、とても和みますっ」
いつの間にか私と同じ焼き鳥を買ってきていた瑞波先輩がそう言っていた。ホクホクしていた。表情も焼き鳥も。
その時、白い羽が光り出した。白くて、しかしそれでも淡い色で…素敵だった。
それに気づいて「あっ」っと言うときには、もうすでにその光は消えていった。
異能。
世界のほとんどが知らない、不思議な能力。
それは、とても私の心の内の好奇心をそそられるものだった。
一区切りついたので、ここで一度打ち切りとさせていただきます。
理由としては、続きの物語の構成に少し苦戦しているからです。また勉学がすこし苦しい状況になりまして…疎かにしてはいけませんが故、何卒よろしくお願いします。
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