4.部員
「【SF部】…とは?」
私は更に困惑を極めた。SFというのは一応言葉とある程度の意味は知っている。それでも、今まで聞いた事がなかったこの【SF部】というのは、一体どう言う物なのか。
「…本当に何も知らされずに来させられたんだね」
「……すみません。私の不祥事に、」
「い、いえ、そんな」
90度いっているのではないかという程の、サラリーマンの手本のような完璧な謝罪だった。
「それじゃあ説明しよう!」
そう言われて、教室内のホワイトボードを勝手に拝借して説明し始めた。
簡単に要約すると、
【SF部】、正式名称【Science Fiction部】は、アニメやドラマなどで起きる事象を再現したり、研究したり…つまり、その分野をいろんな方向から考察する部活らしい。昨年になってできたばっかという事で、知っている人は少ないらしい。
部員はここにいる4人。1年生が一人、2年生が3人。
「という事で、自己紹介をしよー!」
ということで、それぞれの自己紹介が始まった。
金髪の先輩は、日向 葵先輩。
今年2年生になり、赤髪の先輩曰く、「いつもクラスのリーダー的立ち位置」だそう。
そして赤髪の先輩は、中居 コウ先輩。
日向先輩ととても仲が良く(本人は否定している)、見た目とは裏腹にとても人見知りで、初対面だととてもしどろもどろになると言う。
実際、私に自己紹介をするときには目立つ部分はなく、そこまででは?とも思ってしまったが、きっとコンプレックスなのだろう。
そして黒髪の先輩は、宇月 瑞波先輩。
身長は見た感じ150cmあるかないかの、とても小柄な”先輩”。恥ずかしがり屋だけど内面はとても優秀で、学問ではこの学校で並べる人はいないくらい、という。
最後に---椿さん。
「改めまして、水仙 椿です。入学してすぐくらいに入部しました。よろしくお願いします。」
「以上の4名で部活動を行っていまーす!」
そう葵先輩が締め括った。何とも個性的なメンバーだろうか、と私は思った。




