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ただの自己紹介

作者: オワリ

 皆さんは自分のことは好きですか?

 私は自分のことが好きか嫌いで言えば好きだと思います。なぜなら自分が一番大事だからです。

 嫌なことからは極力避け、不都合なことがあれば言い訳をしたり見ないようにします。これはとっても大事なことです。自分を守るための手段ですからね。


 「逃げるは恥だが役に立つ」聞いたことはありますか?

 昔にドラマのタイトルにもなっていました。その言葉を聞いたのは私はドラマがきっかけでした。とても良い言葉です。逃げることが恥だとは私は思いませんがとても役に立ちます。人生は長いですから、逃げれる時は逃げてもいいと思います。無理に逃げずに挑めばトラウマになるかもしれないです。生きるのが辛くなる人もいるかもしれません。

 だから私は嫌なことからは逃げるように生きています。逃げた方が長生きで来そうな気がします。

 その時の状況や環境、その人の考え方によって逃げられない人もいるかもしれませんが、逃げれるなら逃げた方がいいと思います。そう無責任なことを私は言っておきます。

 

 突然そんな思想を押し付けられてもと思われるかもしれませんね。私が他人に対して思うことの一つを知ってもらいたかったのです。

 そして私がそう思うようになったきっかけがあったのだと思います。ですが、それがどれなのかは私には分かりません。


 話が逸れてしまいました。そんな気がします。私はあまり文章で何かを伝える能力が高くないと思っています。それでも今こうして書いているのは、低くないと思っているからでしょう。これを読んでいる方からはどう思われているのでしょうか。


 「自信が無いやつは普通書かないだろ」


 「下手だと言われた時の保険でもかけてるのか」


 なんて思われているかもしれませんね。まあ、私ならそう思います。それともラインを下げておいて「そんなことないよ」とでも言って貰いたいのかもしれません。本当に自分が大事なのです。

 

 好きでなかったら、わざわざこんなことは書きません。本当に困りますね。

 こんなことを書こうと思った訳では無いですが、どうしても言い訳したくなりました。よくあることです。


 私は色んなことから逃げてきました。そんな私には打ち込める趣味や特技と言ったものがありません。本当に無いのです。

 大学の頃にバイクと出会いました。自分はバイクを趣味にしたいと思いました。そこでバイクの知識を入れました。飽きないように、語れるように。

 実際その行動は間違っていませんでした。バイクで色んな所へいきまました。バイク仲間と色んな話もしました。楽しかったです。

 ですが社会人になった頃、個人的な理由で東京へ移動することが決まりバイクはどうしても持っていけないとなった時、私はあっさり手放す判断をしました。全く躊躇っていないと言ったら嘘にはなりますが、それでもあっさりとです。実際私自信が驚きました。こんなにも呆気ないのかと。4年間もバイクを趣味としてきたはずなのにと。

 社会人になり乗る機会も減っていたこともあるのでしょうが、これでもう何もない人になってしまいました。

 昔から色んなことに手を出してきましたが、何一つ続かなかった私が唯一、自ら趣味と言えたバイクが無くなったのです。

 絵を書いてみたりピアノを弾いてみたりカメラを趣味にしてみたり、ダンスを少しやってた頃もあります。


 何も残りませんでした。


 そんな私にも友人はいます。皆んなすごい人たちです。歌が上手い人や絵で稼げる人、頭が良くて有名な大学に行った人、日本人なら誰もが知っているようなIT企業に就職している人なんかもいます。


 そんな人たちを見ていると自分が何も無いように感じます。そんな時、ある友人から「自分にはこれしかないが、あなたはなんでも出来るじゃない」と……


 確かに初めてすることでも多少は呑み込みが良け、ちょっとしたことならできるまでは早かったと思います。ただそれだけです。何の役にもたちません。その友人はその後も色んなことを私に伝え励ましてくれます。嬉しかったです。


 ただ、本当に欲しいのは一つでいいから私にはこれがあると思えるものが欲しかったのです。


 まあ、当然のことだと思います。逃げてきたんですからね、続けないための言い訳もしてきました。

 今になって後悔が後を絶たないです。あの時もっと続けていれば……もっと勉強をしていれば……社会人になって自分が無力なのをただひしひしと感じる日々です。もう過去には戻れません。


 大事に大事にしてきた結果がこの有様です。何も無いのが私です。

 これからでも遅くは無いのでしょう。探せば見つけられるかもしれません。まだ20代です。やれることはまだまだあるはずです。それでも体は実行に移してくれません。

 頑張りたくないのです。いつだって言い訳をします。自分が大事だからです。

 好きなことを探す努力をしろ。できません。だって仕事で手一杯だから……

 もっと勉強をしろ。できません。自分には向いていないのだから、やっても意味がありません……

 今私が欲していることに対しての行動をいつも拒否しています。だからずっと言い訳をしています。

 私は自分が大切だからと。


 今こうして文章を書いているのはやるべき事から逃げているからです。昔、小説も書いていました。続きませんでした。当たり前です。続ける努力をしなかったのですから。努力できないのも自分のせいにして、努力できないのだから努力しないと。

 何も無い自分が嫌だと言って、友人に話て励ましてもらって優越感に浸るだけ、何をするにしても保険をかけて傷つかないようにして自分を守って結局逃げるだけ。自分はできていないくせに人には語る無責任な自分。


 自分には何も無いと言って身を守る自分


 そんな自分が私は嫌いです。


 ほんとうはもっと伝えたい自分の醜さがあります。ですが、その全てを伝え切れる程の文章力がありません。

 もっともっと伝えたいことがあります。それが伝えられません。その能力が私にはないのですから。

 どれだけ伝わっているかは私には分かりません。また、この謎の文章から何を感じるかも分かりません。


 何も分かりません。なぜこれを書こうと思ったのかももう分からなくなってしまいました。

 ただ吐き出したくなったのかも知れませんね。

スッキリしたと言えば嘘になりますが、この辺で終わらせたいと思います。

 オチもない愚痴になってしまいましたが、ここまで読んでくださった方はありがとうございます。


 ただ最後に、


 生きるのは辛いと思うことが最近はよくあります。それでも死のうと思うことはありません。だって、人に迷惑はかけれないですからね。


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― 新着の感想 ―
これは、筆者の独白なのか、あるいは創作の一つなのか。 どちらにしても、解像度の非常に高い内容で、完全に伝わっているかどうか分かりませんが(という予防線を張りつつ)私にもよく共感できる内容でした。 自…
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