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記憶を失った英雄

思い出せない・・・・?


美和子「なにひとつ、ですか!?」


夏菜「名前すら聞き覚えがないんです。ごめんなさい」


そう言って、夏菜様はおどおどする


見慣れない環境で、なにひとつ思い出せないとなると


そうなるのも仕方ない


美和子「なら、ゆっくり一つずつ思い出させるしかないですね」


晴「といってもどうやって?」


校長先生の質問に私達ご一行はうーんと悩む


銘菓「じゃあ一緒に暮らしてみる?」


銘菓の夏菜様に対する質問に


私たちはぎょっとビックリする


まず、いつからいたのか

そしてなんで敬語してないのか

そしてそしてなんという質問してんのか


という意味があった


夏菜「一緒に・・・・暮らす?」


銘菓「そう!暮らしてる間、なにか思い出すかもしれないし♪」


雨音「ちょ、なんて質問してんのよ!失礼でしょ!?」


銘菓「今の状態の関係に上も下もないでしょ?」


その言葉に論破され、橘さんはぐぬぬ、と呻く


瑠美「じゃあ、銘菓ちゃんが面倒見てくれるの?」


いきなりすっとんきょうな質問をする瑠美ちゃん


そりゃ当たり前だろう、と思ってると


銘菓「えー?私?嫌だよ~美和子ちゃんおねがーい」


美和子、雨音「はぁ!?」


晴「・・・・なんか、面白いことになりそう♪」



と、いうわけで、私が夏菜様の面倒を見ることになった


おのれ銘菓ちゃん許すまじ


夏菜「ごめんなさい。私のせいで」


美和子「いえいえ!むしろ面倒見ることになって嬉しい限りです!」


表向きは明るくやらないとやっていけなさそうだ


私は即座に立って、夏菜様の前に立つ


美和子「私の名前は六道美和子!美和子でいいですよ!」


そう言うと、ピタッと夏菜様の表情が固まった


夏菜「・・・・六道?」


美和子「はい!聞き覚えあるんですか?」


夏菜「あ、あなた!桜花と軫の娘!?」


聞き覚えのない名前を言われ、私はキョトンとする


娘?ってことはおそらく両親の話をしてるのだろう


私の両親は、彰兄を生んだ後に


いきなり行方不明となった、と千晴姉さんから聞いている


無論そのとき私はまだ幼かったので


いっさい記憶は無かった


もはや名前すら聞かされてなかったのに


夏菜様はご存知なのかな?


夏菜「えっと・・・・恐ろしい存在としか記憶にない」


ありゃ、ダメだこりゃ笑


これはお兄様に聞いてみるかな



傑『なるほど、そんなことがあったんだ』


美和子「そーなの、なにか知ってる?」


傑『いや、知ってないと作者失格だからね笑』


お兄様の声を聞くのは久しぶりだ


え?あ、今電話中だよ♪


傑『ん~、今言えることは、とりあえずその二人は確かに両親だよ』


美和子「夏菜様との関係は?」


傑『えっと・・・・確か一緒に戦った仲間じゃなかったかな?』


美和子「え?誰と?」


傑『1000年前くらいに、宇宙人と。それで石化したんじゃない?』

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