457話 集うシスター
「まぁ~あ! ご無沙汰しております、司祭様!」
「お目にかかれて光栄です!」
「みなさんも、お元気そうでなによりです」
「はい。元気だけが取り柄なんです」
「あら、あなた。元気があり余り過ぎて、少し丸くなられたんじゃありませんか?」
「だって、ウチの区にらぁーめんというのが出来まして、それが今まで食べたことがないくらいに美味しいんですもの。三日と空けずに食べたくなるほどに」
そんなに食ったら、そりゃ太るわ。
「すげぇ量だな」
「はい。これだけのシスターが一堂に会する機会はそうそうありませんので、とても貴重な光景ですね」
「いや、うんざりしてるって話なんだけど?」
「わたしは、とてもわくわくしていますよ」
ダメだ。
ジネットとは感性が合わない。
ガキどもの、ちょっと遅い朝食が終わったころ、シスターの群れが一斉に教会へと押し寄せてきた。
新手の魔物かと思ったぜ。
「みなさん、ようこそ四十二区へ。この度はみなさんの貴重な時間をいただき感謝します。今回の視察はきっと楽しい時間になるはずです。心からみなさんの来訪を歓迎いたします」
教会の庭に集まったシスター連中に、エステラが言葉を向ける。
領主の衣装の動きやすそうバージョンだな、あの服。
設えがよくて、ひと目で高いと分かる。気品と威厳を併せ持った衣装だ。
でも、襟や袖にピンクが混ざっていて、どこか少女っぽく柔らかい印象を与える。
「やっぱりピンクだったな」
「よくお似合いですね」
「ウクリネスが事あるごとに作って贈ってるらしいぞ」
賄賂だな。
だからあいつ、あっちこっちに店出してんのか。
お心遣いってヤツが随所で光っているのだろう。まったく爛れた政治をしやがって。
「エステラ、よく似合ってるぞ、その賄賂の服」
「失敬なことを言わないように。これは、ちゃんと発注して購入したものだよ」
「勝負色も入ってるしな」
「へ?」
「エステラさんは、晴れの舞台にはピンクを身に着けますねと、ヤシロさんが」
「え、そんなに着てるかな? ……変?」
「いいえ、とってもお似合いです。可愛いですよ」
「そっか。ならよかった」
「ヤシロさんも……ね?」
なんで言葉濁してこっち見るかな?
このあとで俺はなんて言えばいいの?
「綺麗だぜ、エステラ」とか言えってか?
あははーむりむりー。
「ま、領主としてどこに出しても恥ずかしくはない見た目になってんじゃねぇの」
「へへっ、ひねくれ損なって普通の称賛になっちゃってるよ」
ひねくれ損なうってなんだよ。
嬉しそうな顔しやがって。
で、そんなことを話している間に向こうでは別の話題が。
「それにしても、少し見ない間に、立派な教会になりましたね、シスター・ベルティーナ」
「そんなに……その、……お金が?」
「いえ、こちらは一時預かりをしている子供たちのご兄弟が寄付として改築を」
「えぇっ、改築の寄付ですか!?」
まぁ、驚くわな。
ウーマロのところに行ったハムっ子連中がこぞって修繕とか改修をしたせいで、今や教会はかなり立派な佇まいになっている。
というか、ハムっ子が手を出したせいで、ウーマロが「監督責任者としてチェックするッス」って毎回見に来て「ここが甘いッス!」とか、「こんなんじゃ却って邪魔になるッスよ!」とか、「このまま放置なんて出来ないッスから、オイラが直しておくッス! お前らはよく見て技術を盗むッスよ!」とか言って、じゃんじゃん直しちまうからなぁ。
見習い大工のなんちゃって改築ではなく、最強棟梁の本気度MAXリフォームだもん、これ。
「あの、こちらの大きな建物は……別棟、ですか?」
幾分、年若いシスターが庭にどどーんと建っている設備を見て驚いている。
まぁ、結構デカいからな。何事かと思うよな。
ガキが増えて部屋が足りなくて新築したのかと思うよな。
でもまぁ、そんな大したもんじゃないから、聞いたらがっかりするだろうけど。
中はただの湯浴み場。
いくつかに区切って、たらいが置いてあるだけだ。
「こちらは、湯浴み場なんです」
「「「「えっ!?」」」」
めっちゃ驚いた!?
「あ、でもきちんと一人用に区切られていますので、人目を気にせず、ゆっくりと体を清められますよ」
「「「「えぇっ!?」」」」
食いつきいいな、おい!?
シスターテレビショッピングでも出来そうなくらいに!
「今日は長旅で、この後も移動が多いですので、夜寝る前にゆっくりと体を清めて、ぐっすり休んでくださいね」
「「「「やだ、すてきっ!」」」」
わ~っと、シスターたちが湯浴み場の中へと突撃していく。
「あらあら」なんて、婆さん司祭が笑っている。
なんだかんだ、シスター連中もテンション上がってるようだ。
これだけ集まるっていうのは、やっぱり特別なんだろうな。
「まぁ、素敵だわ!」
「想像していたより、一室一室が広いのですね」
「シスター! こちらは何かしら?」
湯浴み場から、賑やかな声が漏れ聞こえてくる。
はしゃいどるなぁ。
「ベルティーナ。たぶん水道だ。使い方を教えてやってくれ」
「はい。では、みなさんも一度中へお越しください」
ベルティーナを先頭に、残っていたシスターも湯浴み場へと入っていく。
婆さん司祭は、なぜか俺の隣に。
なに?
俺にも入れって?
いいのか?
湯浴み場、女子だらけだけど?
着衣だからいいの?
案外ゆるいよな、精霊教会。
「ここを、こうひねると――お水が出ます」
「「「「すごぉーい!」」」」
「この技術は、トルベック工務店さんが有しておられますので、問い合わせてみてください」
「「「「でも、お高いんでしょう?」」」」
「いいえ。トルベック工務店さんはとても良心的なみなさんですので、お手頃価格で請け負ってくださると思いますよ」
「「「「やだ、ほしぃ~い!」」」」
お電話は、いますぐ!
♪0120−8102−8181~、フリ~ダイヤル、パイオツ、パイ~パイ~♪
テレビショッピングか。
「ご興味がある方は棟梁のウーマロさん……は、少し難しいかもしれませんので、あちらのヤシロさんに伺ってください」
いや、俺に聞かれても知らねぇよ。
大工のスケジュールを把握してんのはウーマロだからな。いつ出来るとか、誰を派遣するとか、そんなもんはウーマロに聞け。
大丈夫だ。
ある程度年齢が行けば、ウーマロもまともに話が出来る。
見たところ、ウーマロの緊張ゾーンを超えてるオバサン婆さんも多いし、なんとかなるって。
「夜にはボイラーで湯を沸かすから、そこから出てくるのはお湯になる。水瓶に入った水で温度を調節して湯を使ってくれ」
「「「「えっ、ここからお湯が!?」」」」
「どっかで練習してきたのか、お前ら……」
なんかもう、他区のシスターだからって敬おうって気がどっか飛んでっちゃったよ、俺は。
ベルティーナにタメ口きけるようになるまで、結構時間かかったのになぁ。
「では、久しぶりに背中の流しっこが出来ますね」
「やだ、もうやめてくださいな。人様にお見せできる体型じゃなくなりましたよ、私は」
「みんな一緒よ~、ねぇ?」
「「「そ~よねぇ~」」」
お前ら、そうやって「みんな一緒だから」って仲間増やしてるだろ?
まだ体型が崩れてないヤツまで引きずり込むなよ、その「みんなで太れば怖くない」の沼に。
「皆様、お気を付けくださいませ」
と、バーバラが涼しい顔でシスターたちの前に進み出て、ぽんっと、ティムの肩に手を置いた。
「今日は、往年のヤンチャ坊主がおりますので」
「まぁ~! あなたティムじゃない?」
「あらっ、やだ、懐かしいわぁ~!」
「あなた覚えてるかしら? あなたが六歳の時に私の湯浴みを覗いて」
「あら、あなたも? 私はね、今でも覚えていますよ。『左目が見えないのだから、右目には比類なき美しいものを映していたい』という、あなたの呆れた言い訳を」
「大昔の話はやめてください、シスターたち!? もう四十年も前ですよ!?」
「あら、四十年なんてあっという間よ?」
「そうねぇ、私も、昨日のことのように思い出せますよ」
あぁ、この辺同年代なんだ。
で、ティムより十個くらい上なのかな?
で、当時は綺麗だったお姉さんの湯浴みを覗いたやんちゃ坊主が、いまだにいじられていると……そりゃ、一人で教会に行くのを躊躇うわけだ。
自業自得だけどな。
「ピーピングティムの名は、当時の教会では有名でしたからね」
おほほほと、オバサンシスターたちが揃って笑う。
これは、重い罰を数十年分に薄めてじ~~~っくりとず~~~っと与え続けるって刑なのかな?
おっそろし……
「俺も、やり過ぎには気を付けよう」
「過去の過ちに学ぶことは素晴らしいことですが、……もう少しまともなことから学んでください」
「明日は我が身と思えば、君も少しは自重を覚えるんじゃないのかい?」
ジネットは困り顔で、エステラはドヤ顔でこちらを見てくる。
あぁ、こういう感じの関係性が一生涯ついて回るんだろうな、この街では。
ジジイになった後も、ジネットには呆れられ、エステラには余計な一言を言われてそうだよ、まったく。
湯浴み場の見学を終えて庭に出る。
ぞろぞろと出てくるシスター連中を目で追いながら人数を数える。
…………十八、十九、二十っと。
「全員揃ってるようだな」
「いえ、まだ来られていないシスターがいますよ」
と、ベルティーナ。
え、なんでだよ?
二十三区から四十二区までで二十区だろ?
ベルティーナと司祭を入れて二十人、ちょうどいるじゃねぇか。
「私とシスター・バーバラは同じ区のシスターですよ」
おぉっと、そうだった!
ソフィーとバーバラはどっちも二十四区のシスターなんだった。
ここだけ二人来てるの忘れてたぜ。
ってことは、あと来てないのは……
と、俺が教会の外へ視線を向けた時、図ったかのようなタイミングで馬車がやって来た。
ガタゴトと車輪の音を響かせて、教会の前に停車する馬車。
馬車が停まるや否やドアが勢いよく開いて、中から若いシスターが転がり落ちるように飛び出してきた。
「遅くなって申し訳ありません」
バッと頭を下げたシスターは、ソフィーよりも少し若そうに見えた。
十代なんだろうな。
どことなく、ネフェリーやパウラのような雰囲気がある。
「いかなる時も、そのように慌ててはなりませんよ、エリアス」
「司祭様……」
「焦りは失敗を招きます。気持ちが逸る時ほど落ち着いて、深呼吸して、冷静に対処するようになさいね」
「はい。……お見苦しい姿をお見せいたしました。皆様にも」
婆さん司祭に頭を下げたあと、エリアスという少女は他のシスターたちに向かって頭を下げた。
やっぱり若いな。
十五~十六歳くらいに見える。
「彼女を叱らないであげてくださいね」
朗らかな声で話しながら馬車から降りてきたのは、四十区領主スチュアート・デミリー。
今日も頭部を輝かしての登場だ。
「……ヤシロ」
何も言ってないだろうが。
……悪かったよ。
鋭いエステラに睨まれ、俺は心に浮かんだ言葉をそっと飲み込んだ。
「ウチの馬車のトラブルでね」
「いえ、アレはウチの子たちが……」
「まぁ、原因はいいじゃないか。とにかく、お待たせしてしまったのなら申し訳ない」
なんか、ガキどもがやらかして馬車に問題が出たようだな。
それを自分のミスだと言ってしまえるデミリーは、偽りなく紳士だ。
女性へのフォローが行き届いている。
今回、四十区の教会は、長く教会を守り続けてきた婆さんシスターと、引き継ぎを行っている最中の若いシスターの二人で参加することになっている。
そして、教会のガキどもも一緒だ。
「別に待ってはいませんよ。今はみなさんで楽しくおしゃべりをしていたところなんです」
と、ベルティーナがデミリーに微笑みかける。
そうだな。
別に何かやっていたわけでもない。
楽しいおしゃべりの範疇だろう、さっきまでのは。
もっとも、ティムにとっては一切楽しくもない地獄の時間だっただろうけども。
「それよりも、シスター・アクアと子供たちは中ですか?」
「えぇ。今、お呼びしましょう」
ベルティーナの問いかけにデミリーは馬車へ向かい、ドアの中へと声をかける。
しばらくして、馬車の中から小柄でよぼよぼな婆さんが顔を出した。
「さぁ、シスター・アクア。お手を」
「まぁ、ありがとう存じます、領主様」
デミリーにエスコートされて地面に降り立ったシスター・アクアは本当に小さく、カッサカサに乾燥していてよく燃えそうだった。
「俺、ライター持ってんだけど……」
「こら」
そっこーでエステラに首根っこを掴まれた。
じょーだんじゃん、じょーだん!
「さぁ、みなさん。降りてきて、ご挨拶をなさい」
婆さんシスター、アクアが呼びかけると、馬車からガキどもがぞろぞろと六人降りてきた。
七歳くらいの男のガキが目を真っ赤に腫らしてぐじゅぐじゅ泣いている。
……このガキが馬車に何かして壊しやがったのか。
「ほら、いつまでも泣いてないで。初めてお会いするみなさんに笑顔で挨拶するって約束したでしょ?」
「だって、ぼくのせいで……領主様の馬車が……」
「だからはしゃぐなって最初に言ったのよ、私は」
「ごぶぇんなさぁ~い……っ!」
「だからっ、泣かないでって……もう、どうしたらいいの?」
まだ幼さは残るものの、大人の片鱗を見せ始めている少女が泣き出したガキを前にため息を吐く。
この少女が最年長だろう。
「ちょっといいか?」
「え? ……あ、はい」
声をかけ、少女にどいてもらって、泣きべそをかくガキの前にしゃがむ。
目線を合わせて俯く顔を覗き込む。
「おい、ガキんちょ。お前、なに仕出かしたんだ?」
口元を歪め、からかうような口調で煽ってやる。
「……馬車、壊した」
「ん~? どっこも壊れてねぇじゃねぇか」
「違うのぉ! 転んでぶつかって、そしたら、しゃりん? とかいうのが、なんか、変な音がして……とにかく壊れたのぉ!」
車輪に激突して壊した……あぁ。
「スポークでも折ったのか?」
「そのとおりだよ」
さっと、デミリーが話に入ってくる。
「とはいえ、子供がぶつかって折れるなんて、明らかにこちらの整備不良だ。気にしなくていいと言っているんだけれど、なかなか、ね?」
と、デミリーが助けを求めるような目で俺を見てくる。
へいへい。
泣き止ませりゃいいんだろ。
「怪我はしてないか?」
「……うん」
「じゃ、お前の勝ちだな」
「……勝ち?」
「こんな頑丈な馬車に、体当たりで勝ったんだろ? お前、すげぇじゃん」
「違うの! 追いかけっこしてて、躓いて、転んで……頭ぶつけて……だからっ!」
「頭から突っ込んでいったのか?」
「……うん」
「たんこぶ出来てないか?」
「できた……けど、平気」
「そっか、強いな」
「……うん」
大失敗をやらかしたガキは、周りが何を言おうと、胸の奥の重苦しい後悔を吐き出せない。
三日四日とずっと引きずって、もんもんとした気持ちで自分を責め続けてしまう。
それじゃ困るんだよなぁ。
ガキがアホみたいにはしゃいでくれなきゃ、シスター連中に「ここは楽しいところ、守らなきゃ!」って思わせられねぇんだよ。
何より、俺たちは今日から明日にかけてこのガキどもを陽だまり亭で預かることになる。
その中に、こんな泣きべそのガキがいると辛気臭くていけねぇ。
「お前は確かに失敗をした。事前にはしゃぐなって言われてたんだよな?」
「……うん」
「じゃあ、そこは反省しろ。今後、シスターや、そこの年長の姉ちゃんの言うことはちゃんと聞け」
「…………うん」
「じゃあ、今この瞬間からいい子になると、ここにいるシスターに宣言しろ。約束を破ると…………怖いぞぉ~?」
と、婆さん司祭を指さしておく。
「まぁ……っ」と、目をまん丸くする婆さん司祭。
適任だろ?
叱ってやれ、悪ガキは。
「……なる」
「もっとでっかい声で」
「いい子になる!」
「『なります』な?」
「いい子になります!」
「よし! じゃあ、これで反省は終わりだ」
大人が強引にでも気持ちを切り替えてやる方法は単純。
あれもこれもと、全部を悪い方に考えてしまっている単純なガキの思考を整理してやるだけでいい。
「お前が反省しなきゃいけないのは、シスターと姉ちゃんの言いつけを守らなかったことだけだ。馬車が壊れたのは事故。お前は気にしなくていい」
「……でもっ」
「むしろ、お手柄だぞ」
「……へ?」
デミリー、悪いな。
ちょっと悪く言うぞ?
――と、視線を向けたら、「どうぞどうぞ」と寛大な頷きをくれた。
「あのな、ガキんちょ。馬車の車輪なんてのは、お前みたいなちんまいクソガキが突撃したくらいで壊れるような柔なもんじゃないんだよ」
まぁ、マグダやミリィみたいに、小さくてもパワーがあるヤツは多いから、一概には言えないが、ガキをなだめるための方便だ。後ろに控えるシスター連中も叱りゃしないだろう。
「つまりな、お前がぶつかってスポークが折れたってことは、その車輪は壊れる寸前だったんだよ」
「でも、すごく立派な馬車だし、壊れそうになかったし!」
「目で見て簡単に分かるようなもんじゃないんだよ、経年劣化ってのは」
「けーねんれっか?」
「時間が経つと壊れやすくなるってこった。実際壊してみなきゃ壊れかけだったと分からなかった、なんてことはいくらでもある。今回は、たまたまそれだっただけだ」
まぁ、点検はしているだろうから、そうそうそんなことはないが……、マジで見落としがあったのかもしれないし、このガキのパワーが凄まじ過ぎただけなのかもしれないし、どっちかは分からんが、そういうことにしておいてくれ。
「つまり、お前が偶然ぶつかってスポークが壊れてなければ、みんなが乗った馬車が走行中に脱輪して大事故になっていたかもしれないんだぞ」
「えっ!?」
「みんなが乗った馬車が脱輪して横転なんかしてたら……シスターや教会のみんなが大怪我してたかもしれない」
「……ぇ……っ」
そんな可能性を知り、青ざめるガキんちょ。
「だが、今回はお前が事前に壊れかけていたスポークを偶然発見してくれたおかげで、こうして全員が無事に四十二区にやって来られた。お前は、道中の安全を守ったんだぞ」
バシッとガキの背を叩く。
で、これだけだと、自分が持ち上げられ過ぎて据わりが悪いだろうから――
「もっとも、壊れた車輪を手早く交換――したんだよな? デミリー?」
「あぁ。そのせいで遅れてしまったけどね」
「んじゃ、車輪を手早く交換した御者の功績も大きい」
と、「点検が甘いなんて言って悪いな」と視線を向けると「とんでもない」と御者はにっこりと笑ってくれた。
いい御者使ってんな、デミリー。
「今朝の道のり、安全を守ったのはお前と御者だ。胸を張れ、胸を」
と、御者の方へガキを突き飛ばし、二人を並ばせる。
と、四十区の婆さんシスターが、「そうですね。感謝いたしましょう」と二人に向かって祈りを捧げた。
「……ほんと? 怒ってない?」
恐る恐る婆さんシスターに尋ねるガキ。
涙のあとは、もう見えない。
もうひと押しだな。
「じゃあ、四十二区領主エステラの恩人でもある、四十区領主の安全を、偶然とは言え、事前に守った勇敢なこのガキんちょに拍手!」
こうして「偶然」を連呼しておけば、物分かりの悪いガキでも、あれは事故だったと認識するだろう。
俺が声を張り上げると、エステラとジネットが手を叩き、それにつられるように拍手が巻き起こった。
その拍手の中でこっそりと最年長の少女の耳元で囁く。
「馬車の中で慰めてやってたんだよな? よくやった。さすがだな、お姉ちゃん」
ぽんっと頭に手をのせ、ぽふぽふと撫でておく。
「……えへへ」
俺がこうやってぱぱーっと事態を収束させると、そこまで頑張ってたヤツの努力が報われないからな。
ちゃんと無駄じゃなかったんだぞって教えておいてやる。
ずっと気を張っていただろうからな。
まぁ、報われるべき人間は、ちゃんと報われるべきってことで。
だからこれは、甘やかしてるわけじゃないから。勘違いしないように。
「はじめまして!」
「よろしくね!」
「うん!」
「あのね、遊具があるんだよ! 一緒に遊ぼう!」
「ゆうぐ?」
「おもしろいやつ! ほら、こっち!」
「あ、待って!」
ガキどもがガキどもに群がりわーわーと騒がしくガキどもの群れを形成してガキどもらしく遊び始めた。
「やっかましいたらないな、ガキどもは」
「うふふ。そうですね」
だから、なんで口で肯定しながら心で否定してくるの、ジネット?
もしかして、俺のこと嫌い?
「ありがとうございます」
と、四十区の若いシスターが俺の前で頭を下げる。
名前は……えっと………………
「ぽかり、だっけ?」
「え? あの、えっと……エリアスです」
あぁ、そうそう、そっちの方。
いや、だって、婆さんがアクアで、若いほうがエリアスって……なぁ?
そりゃぽかりを思い出すっつーの。
「馬車の中で、どんなに言葉をかけても気持ちが沈んだままで……皆様とお会いする大切な日だというのに、私は何も出来ずに……」
「はい、ストップ」
折角ガキが笑い出したってのに、シスターが沈んでてどーする。
「もう済んだ話だ」
「はい。……感謝いたします」
改めて頭を下げ、俺に向かって祈りを捧げてくる。
大袈裟な。
「あなたが、オオバヤシロさん、ですよね?」
窺うように、俺に尋ねてくるエリアス。
「俺を知ってるのか?」
「はい。領主様から、よくお話を伺っております。バザーの立案者で、ラーメン街道の生みの親であると」
なに話してんの、デミリー?
俺の知らないところで俺を持ち上げないでくれる?
妙な新興宗教が広まったらお前に責任取らせるからな?
「それとあの…………新しいパンも、あなたなのですよね?」
「それは聞かない約束だ」
「そうでした。申し訳ありません」
「つってもまぁ、今日はピザを食うから、とりあえず見て見ぬふりしといてくれ」
「はい。……ふふ。噂よりも、よっぽど話しやすい方なのですね」
「え、なに? デミリーが俺のこと怖いとか悪口言ってたのか?」
「言ってるわけないよ!」
と、デミリーが割り込んでくる。
ずっと俺の後ろで待機してたもんな。
シスターとの話が終わったら話しかけよ~ってオーラ、びっしびっし感じてたから。
「君ほど様々な偉業を乱立しているとね、我々凡人は、少々気後れしてしまうものなんだよ」
「毛遅れ? 遅れるほどないじゃねぇか」
「気後れね!? あと、『遅れるほどない』はひどい! ちょっと泣きそう!」
「あぁ、はいはい。芽吹け~芽吹け~」
「……ちょっとご利益ありそうで嬉しいから困るね、君のそーゆー冗談」
ねぇよ、ご利益なんか。
もし俺がご利益を使えるならもっと他のことに使うっつーの。
たとえば――
「育て~育て~」
「……本当ですね、オジ様。怒りたいのに、ちょっとだけ嬉しくてもやもやします」
と、胸元に育て光線を受けたエステラが、どうしたもんかみたいな顔で拳を握ったり開いたりしている。
だから、ご利益なんかないっつーのに。
「ヤシロさん。懺悔してください」
わぁ、しまった。
今日は一回の懺悔が二十回になる恐ろしい日なんだった!
気を付けようと思っていたのに……
「ついうっかり、おっぱいがぽろりと……!」
「君の発言に、きっと嘘はないんだろうけどね、純真無垢な初対面のシスターの前で、そういった発言は控えるように」
あ、ごめん。
なんかエリアスが顔を真っ赤にして俯いている。
わぁ、なんか初々しい反応~。
「ヤバい、イジメたくなるな」
「ダメですよ。折角優しい方ですのに、怖がられてしまいますよ?」
「優しい方ってのは、エリアスが?」
「もちろんシスターエリアスもそうですが、今わたしが言ったのは、ヤシロさんが、です」
俺のどこが優しいってんだ。
「子供たち、みんな笑顔で楽しそうです」
さっきまで泣きべそかいてたガキんちょも、一緒になって遊具ではしゃいでいる。
「あの泣き虫は七歳くらいか? ぼちぼち泣き虫を卒業しなきゃダメだろ」
「さっきの子はパスカ。……あれでも、十歳なんです」
あ、そういや、十歳から十四歳なんだっけ、教会に残ったの。
「十歳にしては、ちっちゃくねぇか?」
「それ、本人に言うとヘソを曲げますので、言わないであげてくださいね」
シスターエアリスから、やんわりと釘を刺される。
というか、お願いだな、これは。
まだちょっと遠慮があるようだ。
「あ、あのっ!」
エリアスと話していると、四十区教会最年長の女子が声をかけてきた。
「さっきは、ありがとう。あっ、ございました」
敬語を忘れ、慌てて付け足す。
うん、きっとこの少女は元気が先に立ち、お淑やかとは違うベクトルの性格をしているのだろう。
「別になんもしてねぇよ、俺は」
「でも、……落ち込んでたから」
と、自分の頭に手をのせる。
さっき俺が撫でてやった辺りを。
「嬉しかった。です」
まぁ、最年長は、なかなか甘やかしてもらえないからな。
「今日は年上がいっぱいいるから、羽目を外して遊んじまえ」
ロレッタでさえ、甘えに飢えている時がある。
まだまだガキのうちは遊んでいればいい。
「えへへ……」
遊んでこいと言ったのに、少女は俺の前にとどまったまま、体を揺すってはにかんでいる。
「お兄さん、優しい」
とんだ見当違いを。
「いいか、悪人ってのは善人のフリがうまいもんなんだ。見せかけの親切に騙されると、大金を騙し取られることになるぞ」
「へ? なんですか、それ?」
「あぁ、いいよ、気にしなくて。これは彼流の照れ隠しだから」
違ぇーよ、エステラ。
なに適当ぶっこいてんの?
「適当ぶっこくな」
「どこの言葉さ、それ……」
『強制翻訳魔法』でも翻訳しきれなかったようだ。
ふふん、まだまだだな、精霊神。
「ヤシロさんは、折角の機会なので、今日はいっぱい甘えてしまっていいのではないかと、そうおっしゃっているんです」
ジネットまで適当なことを言う。
「適当ぶっこくな」
「すみません、ぶっこいちゃいました」
使いこなそうとしなくていいから。
えへへ~じゃないから。
「あ、でも気を付けてくださいね。ヤシロさんは甘やかしの達人ですので、甘やかされ過ぎないようにしてください。お家に帰りたくなくなってしまうと困りますので」
「ジネットお前、こんだけシスターがいる中でよくそんな大嘘が吐けるな。精霊神のこと嫌いになったのか? 反抗期か?」
誰が甘やかしの達人だ。
「俺はガキが嫌いだから、あんまり近くに寄らないように。泣かせちまうぞ」
「おにぃーーーーちゃーーーーーん!」
「どぅっ!」
ほら、これ!
俺がガキを嫌いな理由!
人が話してる時に、そんなもんお構いなしに突っ込んでくるこの感じ!
腰にしがみついてきたガキを見れば、さっきの泣きべそ男子パスカだった。
「おう、泣き止んだのか、七歳児」
「十歳だよ!」
「ちっちゃ!?」
「ちゃっちゃくねーやい!」
吠えて、一丁前に俺を殴ってきやがる。
はっはっはっ、腰が全然入ってねぇぞ!
「小生意気なガキは、こうだ!」
「ぅぎゃぁあ!?」
ガキの腹を掴んで肩に担ぎ上げる。
おーおー、ちびっこはやっぱ軽いわ。
「おーら、ガキども退け退け! このちびっこを高速回転遊具に乗せて泣かせてやろーぜー!」
「ちびっこじゃねーやい! 泣かねーやい!」
「言ったな!? よし、手ぇ貸せ、ガキども!」
「「「うはははーい!」」」
こうして俺は、馬車から降りて以降、どことなく緊張した顔をしていた四十区のガキどもを巻き込んで遊具で遊んだ。
全力で遊んだ。
大人でも、全力を出せば大抵のものはそこそこ楽しめるものだ。
遊具……侮れないぜ。
ちょっとおもしろかったじゃねぇか。
んで、俺が小生意気なガキに大人のすごさ、偉大さ、強さを思い知らせてやっている間、ジネットたちの間では、こんな会話がなされていたらし。
「あの……、あのお兄さん、ヤシロさん? は、絶対子供好きですよね?」
「そうだね。ボクは彼以上の子供好きを見たことがないよ」
「ヤシロさんの『好き』が溢れて、子供たちもみんなヤシロさんが好きになるんですよ」
とかなんとか、勝手なことほざいていたと、あとでジネットに教えてもらった。
まったく……
適当ぶっこいてんじゃねぇーよ。
「ごめんください」
「失礼いたします」
教会の庭に、聞き慣れた声が二人分響いた。
張り上げたわけでもないのに、はっきりと耳に届く静かな声。
「よぉ、イネス。デボラも」
教会に『BU』きっての名給仕長コンビが現れた。
「マーゥル、もう来てんのか?」
「はい。主様は現在、陽だまり亭にてお茶をいただいております」
しっかりとくつろぎやがって。
「デボラがいるってことは、まさかイベールも来てるのか?」
二十三区領主、イベール・ハーゲン。
「通称、イベハゲ」
「その略し方は、イベール様に失礼ですよ、コメツキ様」
そのコメツキ様は俺に失礼だっつーの。
「本日、イベール様は区内にて執務に当たられております。四十二区へ来たのは私一人です」
「いいのか、領主を放っておいて」
「イベール様から、そのようにとのご命令を受けております。二十もの区のシスターが揃うのであれば手が足りなくなる可能性があるからと」
「恩を売っておけと?」
「はい。ピザ……でしたか。しっかりと味わって詳細を伝えるようにと」
「今度作りに行ってやるよ★」
「――というようなことを言い出しそうだから、きっちり断ってくるようにとも仰せつかっております」
あの領主、何気に俺のこと嫌いじゃね?
すっげぇ避けられてんだけど。
折角領主の館で違法ギリギリアウトなものを作って「やだっ、あの領主……ひそひそひそ!」ってやろうと思ったのに。
……あ、だからか。
ちっ、シャレの分からん領主め。
「俺、イベールに何かしたか?」
「あなたが、何もしていない領主なんておられるのですか?」
いるっつーの。
会ったことすらない領主がわんさか。
つーか、誰彼構わずちょっかいかける人みたいなレッテル貼るのやめてくれる?
「じゃあ、デボラもクルージングに同行するんだな」
「微笑みの領主様の許可が出れば、ですが」
「もちろん歓迎するよ。今回はギルベルタもいないし、君たちがいてくれると助かるよ。イネスもデボラも、本当に優秀な給仕長だからね」
「「私、ここの子になります!」」
「いや、そこは帰って!?」
エステラ。
こいつらを無闇に褒めるなよ。懐かれ過ぎて離れなくなるから。
なんでイベールも褒め不足なんだろうなぁ。
昭和の男か、あいつ?
「言わなくても分かるだろ」って?
言わなきゃ分かんねぇよ。
「イベールって、古い考え方の男なのか? あんまデボラを褒めてなさそうだけど」
「それは、私がまだまだ至らないからではないかと」
「デボラくらい仕事が出来る給仕長が、至らないわけないだろうが」
「好きです、コメツキ様!」
飢えてるねぇ、褒めに!?
「あははっ。ミスター・ハーゲンはあまり女性を褒めたり、距離を近付けたりはしない男なんだよ」
デミリーが何か知っている風な口調で言う。
そういや、年齢近いかも?
なんか知ってるのか?
「彼は、奥方にぞっこんでね。たとえ給仕長と言えど、個人を特別に褒めそやすようなことはしないんだよ。せいぜいが、給仕全体を褒めるか、日頃の感謝をたまに言葉にするくらいかな。まぁ、オオバ君に出会って考え方を少し変えたと言っていたけれどね」
「え、なに、あいつ結婚してんの?」
「領主という立場上、結婚は早い方がいいんだよ。跡継ぎのこともあるけれど、フリーでいると配偶者の枠を狙って周りの貴族が落ち着かないから」
とはいえ……エステラはまぁ、まだいいとして、ルシア、トレーシー、リカルド、ゲラーシー、ドニス、そしてデミリー。
「全員未婚じゃねぇか」
「まあ、それぞれに、それぞれの理由や事情があるからねぇ」
「乳や髪がないからモテないんだな……」
「「それは関係ないよ!?」」
エステラとデミリーが声を揃えて抗議してくる。
ないかどうか、分かんないじゃねぇか。
「他に結婚してる領主はいるのか?」
「ミスター・ウィスラーは結婚してお子さんもいるじゃないか」
「ん……ちょっと聞き覚えないけど、エステラの知り合い?」
「三十七区の領主だよ!」
「あぁ、カロリーネのとこの」
「なんで一貴族は覚えて領主を覚えないのさ、君は!?」
「影薄いんだよ」
「もう、それで覚えればいいから!」
あぁ、そうだったそうだった。
影薄いなぁ~こと、カーゴ・ウィスラーだ。
「娘がいるとは言っていたけど、嫁までいるとはな……」
「いや、いるでしょう、娘がいるんだから」
「娘さんはたしか、サチさんとアンジーさんだったかな。下の子は、まだ名前を伺ってないけどね」
デミリーはガキの名前まで覚えてるのか。
「……一回ね、『ウチの娘をヨメにどうですか』って打診があってね……断ったけど、驚き過ぎて記憶に残っちゃったんだよね」
デミリーから見れば娘みたいな年齢だもんな。
まぁ、驚くか。
つーか、サチ・ウィスラーとアンジー・ウィスラーって……
「幸薄いなぁと味薄いなぁで覚えればいいのか?」
「わざわざそんな覚え方しなくても…………あぁ、もう。ボクもその覚え方が脳に焼きついちゃったじゃないか」
謂れのない非難を向けられる。
覚えにくいから、少しでも覚えやすくしようとしているだけなのに。
「で、嫁さんは?」
「奥方とか、夫人っていう言い方をしてよね」
「あぁ……三十七区の領主夫人はね……さぁて、なんという名前だったかなぁ」
「カミラ様ですね」
デミリーが言葉を濁した回答を、デボラがはっきりきっぱりと口にする。
カミラ……ウィスラー……
「『髪が薄いなぁー』!?」
「会う度に絶対誰かにそれ言われるから、三十七区での集まりには極力参加しないようにしているんだよ、私は!」
なんだ、デミリー。
そんなこと気にしてたのか?
「つまんないことを気にするなよ」
髪が薄いだなんて、しゃらくさい。
「薄いも何もないんだから、お前は」
「大きなお世話だけどね! もう、すっごい大きい!」
デミリーがぽこぽこと俺を叩いてくる。
痛い、痛い、で、ちょいちょい眩しい!
「……ヤシロ」
だから、エステラ、そんな怖い顔で見んなって。
……分かったよ。四十区のガキどもの面倒ちゃんと見るから。
帰るまでに若いシスターとのわだかまりがなくなるよう、ちょこちょこ気を遣ってやるから!
「領主様や、他の区の給仕長さんたちとあんなに仲良く……お兄さんって、何者なんですか?」
「ヤシロさんは、誰とでも仲良くなる達人なんですよ」
ちらっと聞こえたけどさ、ジネット。
俺、そんな無節操に「取れる資格は全部取ってやる!」って資格ハンターみたいなノリでいろんな道極めてないからな?
達人とか、なったことないから。
これだけ大勢のシスターの前で嘘こいてんじゃねぇよ。
まったく、俺が仲良しの達人とか……失礼ぶっこいちゃうわ。
その後、デリアとパウラとネフェリーが教会に来て、ガキどもの面倒を見てくれた。
その間に、俺はエステラと一緒に今日一日のスケジュールを司祭連中に話して聞かせた。
結講な移動距離になるってのに、どのシスターも楽しそうに笑っていやがった。
元気だねぇ、婆さんどもも含めてさ。
あとがき
どうも、本調子じゃない、宮地です☆
あ、やべー
まじ体だりーわ。
本調子じゃねーし、全然実力出せねーかも
つれーわー
いや、寒過ぎませんか、朝晩!?
目が覚めて、布団から出られない時間が20分くらいあるんですが、毎朝!?
で、起きてるのにごろごろしてると、なんかダルくなりませんか?
起きた時に
「ぅぁああああーっ!」
ってなりませんか?
毎朝毎朝「今日は会社休もう」って思いますもの
毎朝!
私ね?
別にね?
職場にね?
遣り甲斐求めてないんでね?
もうほんと、お給料だけ振り込んでくれればそれでいいんですよ?
出社とか、逆にご迷惑おかけしそうだし控えさせていただいて……いえいえ、そうおっしゃらずに、私などいない方がすっきりしますし、私のデスクも物置として使っていただいて結構ですので、邪魔しないように家に籠ってますので、
お給料だけ満額振り込んでいただければ、それで!
しく\( ̄▽ ̄)/よろ
……ってことになりませんかねぇ?
なんか、こう、宮地ブランド的な?
いてくれるだけでいいから、的な?
ダメですか?
ダメかぁ……
まぁ、そんなわけで、
最近は集中力が散漫で、Someoneで、サイゼリアンです。
ミラノ風ドリア、うまー!
(*´▽`*)
集中力がサイゼリアンです☆
ジロリアンには、まだなったことがないです
(´・ω・`)
いえ、それでですね、
注意力が散漫なせいか……本編にオバチャンが大量投入されまして……
(;゜Д゜) 平均年齢、爆増!?
なにも、こんなに投入しなくてもってくらい出てきまして
もういちいち描写できないくらいに!
なんかもう、アイドルグループ作れそうなくらいに
OBB48
……おばば……いや、さすがにそれは失礼ですね
では、別のメジャーどころを参考にさせていただいて……
黄泉平坂46
……あぁ、ダメだ、黄泉の国から亡者があふれ出てきちゃいそう……
これも集中力の欠如によるものですね。
で、現在461話~463話くらいを書いているんですが
……まぁ、この辺もそうですけど
オバチャンとかお婆ちゃんが出てくると
ヤシロがちょっといい人モードに切り替わるんですよ
たぶん、女将さんを思い出すんでしょうね
包容力のある女性を見ると
なので、ちょっといい人っぽいことを言うシーンが増えて……
いや、私が疲れてるから本文にそーゆー癒しを求めてしまっている気がします!?
Σ(゜Д゜;)
ヤシロがいい人になっている時は、私がちょこっと疲れている時だと思ってください☆
で、ヤシロのキャラを戻そうとしてベッコがイジられる、と……
ちょっとやり過ぎちゃうんですよねぇ、無理にイジろうとすると。
よい子のみんな、
ベッコさんはプロのイジられキャラだから、お友達に同じことをしちゃダメだぞ!
拓海お兄ちゃんとの約束、だぞ!
……拓海おじちゃんでもいいから、約束、ね?
…………拓海おじいちゃんは、まだもうちょっと勘弁して
で、ですね、
注意力が散漫で、最近誤字が多いんですよ!
あ、ついでなのでもう一度言っておきますね
誤字指摘に関して、
完全スルーなのは私の精神面を守るための処置ですのでご了承ください。
誤字指摘に反応すると、
「あ、誤字指摘すると反応もらえるんだ」っていう、「感想書くのはちょっとなぁ……でも誤字指摘くらいなら簡単だぜ☆」っていう方がいっぱい書き込むようになってしまうので
誤字指摘の方は申し訳ないですが反応しませんよ~
というスタンスなんです
……へこむんですよ、
自分のミスを不特定多数寄ってたかってたかって指摘されると
全国民から「貴様はダメ人間だ、このクズが!」って言われてるような気がして
「こんなことすら出来ないのか、このポップコーンの中に紛れてる食べられない硬い弾けてないコーンめが!」とか
「貴様など、お刺身を出されても大根のツマだけを醤油もつけずに延々食い続けているがいい!」とか
「白い服を着る度にカレーうどんの汁かミートソースを飛ばして汚すがいい!」とか
「一生合唱の下のパートだけ歌ってろ!」とか
そんなことを言われている気がして……
言い過ぎじゃないですか!?Σ(゜Д゜;)
っていうか、合唱の下のパートはいいでしょうよ!?Σ(゜Д゜;)
そのうち、もっと器の大きな人間になれた暁には、ちゃんと対応しますので
今はごめんなさい☆
で、なるべく誤字を減らそうとこちらでもチェックするんですが
自分でも「なんで!?」って間違いをしてるんですよ
さすがにそれは皆様のお目には触れませんが
「だから」が「たから」になってたりね
Σ(゜Д゜;) え、手書きなの!?
ってビックリする時があります。
濁点が抜けるって……タイピングで!?
脳がバグってるんでしょうね
TとDを押し間違えてるんですよ
スマホに慣れてる方の場合は濁点抜け、あるかもしれませんね
フリック入力ですと、濁点は後乗せサクサクですから
……あとのせサクサク、今の人に伝わるのか……?
SとZもよく打ち間違えます
センザイがゼンザイになったりね……
あと、脳から発せられた信号が、左右の手に届くのにタイムラグがあるようで
左手が右手に遅れることがあるんですよ。
なので、
ありがとうござい舞うs
って、しょっちゅうあるんですよ!
Σ(゜Д゜;) 舞うsって!?
Σ(゜Д゜;) 舞ってんじゃねぇーよ『s』!?
というわけで、
宮地さんクイーズ!
次の誤字を見て、宮地さんは何と書きたかったのかをお答えください。
Q1 『島退場』
ヒント:彼女と僕の口外法度135話(現時点で未公開)より
以下のような文章に紛れ込んだ誤字です
報酬を受け取って島退場は黙っておくとしよう。
正解は――『しまった以上』
「っ」が抜けてしまった結果、変な変換になったんですね
(^^;
一文字抜けるとえらいことになります
続きまして――
Q2 『刃部』
ヒント:彼女と僕の口外法度138話(現時点で未公開)より
以下のような文章に紛れ込んだ誤字です
高名瀬さんは自分から「えぇ~、教える刃部してたのに~!」とか言わないからなぁ。
正解は――『準備』
「JUNBI」が「JINBU」になったんですね
「I」と「U」の場所、逆!?
Σ(゜Д゜;)そんな間違い、する!?
自分でも、びっくりでした(^^;
誤字の修正、時間かかるわー!?
(# ゜Д゜)
まず、その時の自分の気持ちになって
「……こいつは、何が言いたかったんだ?」と悩み、
前後の文章と、自分の書き癖から推理していくんです
で、「あぁ、そういうことか!」って分かった時の快感
(*´▽`*)
……いや、快感よりも脱力がひどいですね
「なんじゃそりゃ……」って
そんな高度な頭脳戦を繰り広げ、乗り越え、潜り抜け
こうして皆様の目に触れる状態になっているわけです、本作は!
なので、ちょっとした誤字くらいは大目に見てね☆
……余裕が出来たら、順次直していきます
いえ、淳二でなく
純次でもなく。
稲川さんも高田さんも、直すところなんてありませんし。
追々直していきますので、まぁ、期待せずにお待ちください
というわけで、注意力が散漫になっている時はミスが増えるので皆様もお気を付けください、ね☆
……はっ!? 別作品の未公開部分をうっかり公開してしまった!?
Σ(゜Д゜;)
……ま、いっか☆
(*´▽`*)
次回もよろしくお願いいたします。
宮地拓海




