第四幕プロローグ アッチとコッチのプロローグ
それは、今よりもほんの少し先の未来。
とある区の、とある調薬室での出来事。
十数名の女性が白衣を着て作業台へ向かい、それぞれに薬を精製している。
室内は静かながらも張り詰めた雰囲気はなく、どことなく穏やかで、これがこの場所の日常なのだと分かる。
そこへ、一人の小柄な女性が大荷物を抱えて入室してくる。
その瞬間、室内の空気がぴりっと張り詰めた。
「薬草、こちらに置いておきます」
囁くような彼女の声に、返事をする者は誰もいなかった。
床に置かれた木箱は三つ。
積み上げられた木箱の高さは、彼女の身長とほぼ同じくらいの大きさにもなった。
到底一人では持てない巨大さ。
それを一人で持ち運んだ彼女の耳が「ぴるるっ」っと小さく揺れる。
「ちょっと! 誰、こんなところに木箱を置いたの? 邪魔なんだけど!」
険のある声に、彼女は「すみません、どかします!」と、慌てて木箱を部屋の隅にどける。
するとすぐさま「薬草、まだぁ? 作業止まっちゃうんですけどぉ」と苛立ったような声が届く。
慌てたように彼女は木箱から薬草を取り出し、カゴに取り分けて各作業員のテーブルへと配り歩く。
これが、彼女の日常。
薬師ギルドの下働き。いや、扱いは、それよりももう少し酷い。
「ねぇ誰か~、洗浄水持ってる~? 亜人が触ったせいで薬草の品質落ちちゃって~」
誰かのそんな言葉に、室内にどっと笑いが起こる。
彼女はそれをぐっと堪える。
これが日常。
反発すれば、この場所にいられなくなる。
言いたい言葉を飲み込み、彼女は深く頭を下げて部屋を出ようとした。
その時、部屋に入ってきた男性と彼女は鉢合わせる。
危うくぶつかりそうになり、その身体能力で咄嗟に後方へ飛び退く。
「おっと!」
驚いた彼が声を上げると、彼の入室に気が付いた室内の女性たちが黄色い声を上げる。
「ローマン様!」
「嬉しい、ローマン様がこちらにいらしてくださるなんて!」
この施設の責任者にして、貴族の男性。
二十代半ばの優男で、女性からはとても人気がある。
そんな彼が、咄嗟に飛び退いた彼女へと視線を向ける。
「大丈夫? ぶつからなかった?」
その瞬間、調薬室内から殺気が膨れ上がる。
「なにあいつ? 気を引こうとしてわざとぶつかろうとしたわけ?」
「あり得ない。ちょっと調子乗ってんじゃないの?」
呟くような、吐き捨てるような怨嗟の声が、彼女の耳にはよく届いた。
「まぁまぁ、彼女も悪気があったわけじゃないんだから。それより、どうかな? もしよかったらみんなを我が家のディナーに招待したいんだけど」
「まぁ!」
「行きます!」
「是非!」
先ほどまでの殺気は一瞬で霧散し、室内の女性たちは仕事を投げ打って我先にと彼、ローマンの近くへと歩み寄っていく。
「精一杯のオシャレをしてまいります」
「君たちは今のままで十分素敵だよ」
きゃあきゃあと騒ぎながらも、女性たちが部屋を出ていく。
「君も、よかったら一緒に来ないか?」
室内にただ一人残された彼女へ、ローマンは声を掛ける。
「……ぁ」
「いいんです、あの子は」
しかし、彼女が答えるより先に他の女性たちが口を開く。
「片付けがありますもの。ねぇ?」
「まさか、この状態で放置して帰るつもりじゃないわよね?」
「ギルドが用意してくださった薬草ですもの、葉の一枚すら無駄に出来ませんわ」
調薬の途中で放置されたテーブルが無数。
薬草も、今しがた小分けにして配ったせいで部屋中に点在している。
「……片付けがありますので。……折角お誘いくださったのに、申し訳ございません」
彼女は、深く頭を下げる。
「ん~……そっか、仕事じゃ仕方ないね」
ローマンは軽く言って「じゃあ、行こうか」と女性たちを引き連れて調薬室を離れる。
静かな調薬室に、彼女は一人佇む。
これが日常。
これが、これからもずっと続いていく。
それが自分の人生なのだと、彼女は諦めていた。
「……っ」
つらくないわけではなかった。
けれど、泣き言を言ったところでどうにもならない。
人生とは、そういうものなのだと、彼女は知っていた。
「……泣くな、負けるな、なんてことないさ♪」
彼女がつらい時、苦しい時、亡父が歌ってくれた歌が脳裏に蘇る。
彼女は、そのメロディを口ずさみ、無理やり口角を持ち上げる。
そうすることで、優しかった父がそばで見守っていてくれるような気がするから。
昔、頭を撫でてくれた時のような温かさを思い出せるから。
誰もいなくなった調薬室で、彼女は一人、後片付けを始めた。
片付けを終え職場を出た時にはもう夜遅く、彼女はとぼとぼと一人、寮とは逆方向へと歩き出す。
心も体も疲れ果て、歩くことすら億劫に感じるような倦怠感の中にあっても、足を踏み出すほどに彼女の心は少しずつ明るくなっていく。
街の中心を貫く大通り。
その奥に、大きな劇場が悠然と建っている。
見上げるほどに巨大な尖塔は空を突き刺すように聳え、きらびやかな装飾が施された外壁が目を楽しませてくれる。
扉に刻まれた意匠は格式高さを物語り、見る者すべてを圧倒する。
伝統ある大劇場。
それは、この街の、そしてこの国の誇りであると、彼女は信じて疑わなかった。
貴族や富裕層に向けた大劇場に入ることは、一般市民にはなかなか難しいのだが、まだ父親が存命だった頃は年に一度、観劇に連れてきてもらっていた。
彼女は、大劇場の演目が大好きだった。
舞台上で繰り広げられる華やかな世界とそこに住まう登場人物たちの優雅で気品あふれる人生は、幼かった彼女の心を虜にし、以来彼女はずっと大劇場のお芝居に夢中だった。
父を亡くし、下働きの安い給料では数年に一度の観劇も厳しいところだが、生活を切り詰め、チケット代を捻出しようと日々努力している。
「……きれい」
外から劇場を見上げるだけでも、彼女は幸せだった。
劇場を見れば、きらびやかなあの世界が脳裏に蘇ってくる。
透き通るような姫君の歌声。
勇ましい騎士様の剣舞。
くるり、ひらりとドレスを翻し舞い踊る美しい乙女たち。
何度も『会話記録』を読み返し、セリフも歌詞も完全に頭に入っている。
劇場を見上げて高揚した気持ちを胸に、彼女は走り出す。
大通りを離れ、路地を渡り、人気のない河原へとやって来る。
暗い河原には月の光が反射して、幻想的な青い光がぼんやりと輝いて見えた。
その淡い光の中で、彼女はくるり、ひらりと舞い始める。
「~♪」
姫君の歌を、感情豊かに歌い上げる。
こうしている間だけは、彼女は主役になれる。
誰もいないステージで、主演の彼女は思うがままに歌い、舞い踊り続けた。
パチパチと、拍手の音が耳に届き彼女は身を固くする。
「素晴らしい歌声だ」
闇の中から現れたのは、身なりの整った――
「……騎士様?」
――と、彼女がそう錯覚するような男性。
まるで、歌劇の中の騎士様のような男性に、彼女の胸はかすかにときめく。
「美しい歌声に導かれて来てみれば、月の光と戯れる歌姫に出会えるとは」
恭しく礼をしてみせる男性は、まさに歌劇の中の騎士様そのもので、彼女は自分が歌劇の世界に迷い込んでしまったのではないかと錯覚する。
「いつも、こうして一人で歌を?」
「え……あ……はい。私、大劇場の歌劇が大好きで……あ、でも、私なんて全然下手っぴですから、歌姫様たちがお聞きになったらお叱りを受けるかも……お前なんかが真似をするとはおこがましいって……」
職場で向けられる冷たい視線を思い出し、彼女はギュッと身を縮める。
「そんなことはないさ。君の歌は素晴らしかった。出来ることなら、大劇場の舞台に一度立ってもらいたいと思うほどに――そうだな、一度立ってもらおうか」
「……へ?」
急に何を言い出すのだろうか。
彼女は目の前の男性を凝視する。驚きで口がぽかんと開いてしまったままの顔で。
「ははっ。こう見えても、私は大劇場の支配人をしていてね」
「えぇっ!?」
「もし君さえよければ、試験を受けてみないか?」
大劇場に立てるのは、何百人もの中から選ばれた一握りの役者と歌姫のみ。
容姿や演技力はもちろん、家柄まで審査される狭き門。
自分とは無縁の世界。
それが、向こうから手招きをしてくれた。
憧れの世界へ通じる扉が開いている――彼女の目にはそう映った。
舞台に立ちたい。
是が非でも!
「あ、あのっ、私なんかでよければ、是非!」
「ただ……」
男性の――支配人の顔が曇る。
「今上演中の舞台を手掛ける脚本家は口うるさい人でね。自分が気に入ったキャストでないと上演を認めてはくれないんだ」
だから、支配人が舞台に立たせたいと思っても、彼女には演じる役が存在しない。
「もしどこかに、有能な脚本家がいれば、君と一緒に我が大劇場へ迎え入れようじゃないか」
有能な脚本家を探す。
それが、自分に与えられた試験。
生半可なことではないだろう。
けれど、大劇場の舞台に上がること自体が生半可なことではないのだ。
「やります! やらせてください! 必ず、支配人様のお眼鏡にかなう脚本家を見つけてまいります!」
「あぁ、いや。探す必要はない」
支配人は笑みを深め、とっておきの情報を教えるように声を潜めた。
「実はね、三十五区に新しい劇場が誕生したんだが、そこの脚本家がなかなか興味深いんだ」
三十五区。
行ったことのない、遠い区だなと、彼女は思った。
記憶を掘り返しても、三十五区に関する情報は彼女の中には存在しなかった。
「外周区には変わり者が多いと聞く。すんなりと受け入れてはくれないかもしれないが……出来ることなら、大劇場へ迎え入れたい」
大劇場の支配人にそこまで言わしめる脚本家に、彼女は興味が湧いてきた。
会ってみたい。
話をして、その人の脚本を見せてほしい。
そして、二人で一緒に大劇場へ!
「任せてください! 私が必ずその脚本家さんを説得してみせます!」
彼女には勝算があった。
だって大劇場は、お芝居に携わっている人なら、誰もが憧れる場所だもの。
彼女はまぶたを閉じ、脳裏にくっきりと浮かび上がる大劇場へ思いを馳せる。
「期待していますよ」
目を開けると、こちらに向かって爽やかな笑みを向けてくれる騎士様がいた。
彼女の胸は高鳴り、今ならばどんな不可能も可能に出来てしまいそうな万能感に酔いしれる。
歌劇に登場する騎士様のような、こんな素敵な方が大劇場の支配人様で、そんな方が私を気にかけてくださった。
歌劇のようなこのドラマチックな出会いに、彼女は心から感謝した。
これが、この先彼女が経験する『奇跡』の始まりだったのです。
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時は戻って、四十二区。
いつもと同じ場所に建つ、いつもの陽だまり亭の、いつもの席で、いつものようにオオバヤシロは転がり込んでくる厄介事に顔をしかめていた。
「三十五区の領民を黙らせるために力を貸すのだ、カタクチイワシ」
「よぉし分かった。じゃあまず三十五区のボスを縛り上げて地下牢に放り込んでやろう」
「なっ!? き、貴様の私室に縛られた状態で入れるか、たわけ!」
「俺、地下牢に生息したことねぇんだが?」
「イメージだ!」
「ろくでもないイメージを押し付けて非難してきてんじゃねぇよ」
いつものように仲良さそうに、ルシア・スアレスと睨み合うオオバヤシロ。
それを、少し離れた場所から呆れ顔で眺めているのは微笑みの領主様ことエステラ・クレアモナ。
そして、その隣には太陽のような微笑みを湛えるジネット・ティナール。
さらに、仕事をしながらも今度は何が起こるのかとわくわくとした視線を向けている陽だまり亭のウェイトレスたち。
マグダ・レイヴァースとロレッタ・ヒューイット、そしてカンパニュラ・オルソー。
もう一人の看板娘であるテレサは現在、教会でお勉強中である。
言葉遣いを直すのだと、シスター・ベルティーナが張り切っていた。
「で、三十五区がどうしたって? 噴水の完成祝賀会はもうちょっと先になるんだろ?」
「うむ。それとは別件だ」
当初、除幕式から十日後を目途に行う予定でいた三十五区の噴水完成祝賀会は、諸般の事情を鑑みてもう少し先に開催することにすると、三十五区領主から直々に手紙にて報告を受けていた。
諸般の事情というのが、ベビー服コンテストの開催が決まり、三十五区としてもそちらに尽力すべきであると判断した結果であったりするのだが、詳細は三十五区領主の胸の内に秘められている。
それ以外にも、なんとか外周区と『BU』の領主は全員招きたいという思惑もあるので、「諸般の事情により」という理由で延期されていた。
「それ以外で領民が騒いでるとなると、面倒事の予感しかしないんだが……まぁ、聞くだけ聞いてやるよ」
嫌な顔をしつつも、結局友人の悩みを放っておけないオオバヤシロに、その場にいる者たちの口元が緩む。
その反応を目敏く察知するも、触れると損をすると分かっているのでスルーする。
その場の者たちの口元が一様に緩む中、オオバヤシロの口角だけが引きつっている。
「うむ。人形劇はいつ見られるのかと、問い合わせが殺到しておってな」
「劇場が出来てからだって告知しとけよ」
「した。した上で、もっと早く見たいという声があまりにも多くてな」
「……圧力かけて黙らせろよ」
「出来るか、そのようなこと!」
「出来るさ、なぁ、エステラ?」
「ボクには無理だね。領民の声を圧力で封殺するなんて」
「じゃあ、おっぱいシアターの建設を――!」
「却下!」
「……な? これがお手本だ」
「私も、貴様になら同じ態度が取れるのだがな」
ルシア・スアレスに睨まれ、「心外だ」という表情をありありと見せるオオバヤシロは、「懺悔してください」といつもの声が聞こえてきて、肩を竦める。
「じゃあもう、青空劇場でもやってろよ。蹴込だけ作ってさ」
「忘れておるとは思うのだが、人形劇を主催するのはイーガレス家という名の貴族でな。仮にも貴族を、屋根もない場所でこき使うような真似は出来ぬのだ」
「……あいつらなら、自分から進んで外に出てくるだろうが」
「それに、道具や舞台装置の管理もある。毎度片付けて持ち帰るようでは負担が大き過ぎるのだ」
「そうか……道具は大事だからな」
「貴族も大事にしてあげてよ、もうちょっとでいいからさ……」
エステラ・クレアモナの苦言はスルーして、オオバヤシロは腕を組んで考え込む。
「金も時間も大工も足りねぇな」
「プレハブ、というものがあったであろう?」
「あぁ、ウーマロ帝国のな」
「いつの間にそんな大きな組織になったんだい? ボクは初耳だけどね」
「アレを使えば、カワヤ工務店の者たちでそれなりのものが作れるのではないか?」
「そりゃ確かに作れるだろうが……割り込んでんじゃねぇよ。テーマパークとか、港とかノスタルジック街道とか、いろいろ先約があるんだからよ」
「洗濯屋の寮や人魚ミュージアムのような突発的な仕事を割り込ませているのは貴様であろう」
「いや、俺じゃなくてエステラだ」
「謙遜はよしなよ、影の参謀さん」
エステラ・クレアモナは、責任という言葉を込めた右手をオオバヤシロの肩にぽんと載せる。
「そんな気安く責任をおっ被せるな」と文句を言われても「えへへ」と笑って誤魔化す。
可愛くなければぶっ飛ばされているかもしれないが、微笑みの領主様の微笑みにはオオバヤシロも逆らえないようで、「ふんっ」と鼻を鳴らすにとどまった。
「メンココロシアム程度の風格があれば十分なのだ」
「じゃあ、メンココロシアムを移設すりゃあいい」
「イーガレスが泣く」
「泣かせとけよ」
「では、貴様の担当ということで」
「待て、物凄く面倒くさそうな担当をこっちに振るな。分かった、ウーマロに話しといてやるから、カワヤ工務店の連中がいつでも動けるようにしとけよ」
「任せておくがいい。連中は、微笑みの領主様メンコでどうとでも好きなように動かせる」
「ボクの与り知らないところで勝手なグッズを作るなら、ルシアさんグッズをヤシロに量産させますよ」
「抱き枕、水着用トルソー、暗闇で光るむふふなルシぴっぴ……」
「おい、不穏なことを口走り始めたこの男を止めよ! どれもこれも却下だ、たわけ者!」
きゃいきゃいとはしゃぐ三人を見て、ジネット・ティナールは「ウーマロさんの元気が出るようなご褒美を用意しないといけませんね」と心の中で思い、そんな店長の顔を見てマグダ・レイヴァースとロレッタ・ヒューイットは「あ、止める気はなさそうだ」と察する。
ウーマロ・トルベックはやれば出来るし、実際やってのける男。
それが自身の首を絞めていることを、彼自身も知らない。
そして、カンパニュラ・オルソーは心の中でこっそりと「やっぱりヤーくんは、どんなお願い事も叶えてあげるんですね」と微笑ましく思っていた。
こうして、他の場所ではあり得ないのだが四十二区ではそこそこ日常的な改革がまた始まるのだった。
あとがき
祝!
『異世界詐欺師のなんちゃって経営術』
10周年ー!\(≧▽≦)/
異世界詐欺師を開始して、本日で、
10年!
10年ですよ10年!
休み休みではありますが、
10年経った今もなお、
こうして同じお話が書けて、
そしてこうして読みに来てくださる方がいる……
なんて素晴らしいことなのでしょう!
なんてありがたいことなのでしょう!
皆様、本当にありがとうございます!
\(≧▽≦)/
……読みに来てくださる方……いるかなぁ……
(;・ω・)どきどき……
10年……
私がブランデーだったならば、いい味が出てきていることでしょう
私がサバ寿司だったならば異臭が漂ってきていることでしょう
なぜサバ寿司にたとえた!?Σ(゜Д゜;)
平成から令和へと時代が移り変わり
コンプライアンスに配慮するのがもはや当然となってきた昨今
10年変わらず
パイオツ\(≧▽≦)/カイデー!
怒られるまで、変わらず続けますよー♪
(゜∀゜)o彡°
10年目も、
そして10年後も、
相変わりませず、お引き立てのほど、
よろしくお願いいたします☆
m9つ(☆>ω・)ばきゅん☆
というわけで――
皆様、ご無沙汰しております!
お久しぶりです!
宮地です(  ̄▽ ̄)ノ☆
異世界詐欺師、第四幕……
はーじまーるよー\(≧▽≦)/
というわけで、もうすっかりお馴染みの
4月7日再開です!(゜∀゜)o彡°
異世界詐欺師が始まった記念すべき日でありながら、
ヤシロさんの誕生日です!
ヤシロさん、
お誕生日、おっぱぁぁーい\(*´▽`*)/
……はっ!?
すみません、つい!?
『ヤシロさん』っていう文字の後に『お』ってきたら
これはもう『おっぱい』しかないかと!
パブロフの犬ならぬ、バスクリンの風呂です!
(*´▽`*)はぁ……体に染み渡る
というわけで、もう一回仕切り直しまして――
ヤシロさん、
おっぱい生日、おっぱぁぁーい\(*´▽`*)/
『お誕生日』にも『お』が!?Σ(゜Д゜;)
『おっぱい生日』って!?
『おっぱいじょうび』と読まれた方と『おっぱいなまび』と読まれた方、半々と見た!
でもどうせなら『生おっぱい日』がいいですよね☆
さぁ~て、随分長らくお待たせしてしまいました!
待っていてくださった皆様、ありがとうございます!
「別に、あんたのことなんて全然まってなかったんだからね!」という皆様
萌え~(*´▽`*)
前回のベビコンから、えっと……八か月ぶりですか?
えっ、そんなに!?
半年以上空いてしまいましたか……
八か月も空いていたら、よちよち歩きの幼女が大人の魅力あふれる美魔女になっちゃってるかもしれませんね
Σ(・ω・ノ)ノ! すげーな幼女!?
あまりに再開されないので
「あいつ、ついに……」とか
「いつかやると思っていたけど」とか
「この前、網走の方で見かけたよ」とか
囁かれ始めておりましたけれども、
(」 ̄□ ̄)」網走は今、収容してませんからねー!
(」 ̄□ ̄)」私がいたのは府中刑務所ですからー!
……(´-ω-`)
(」 ̄□ ̄)」いや、府中刑務所にも入ってないわー!
(」 ̄□ ̄)」ないのわー!
大丈夫です、ずっとシャバです
ずっシャバです。
四幕のために本を読み、勉強し、読み返し、書き溜めしていたら4月になってしまいました。
新学期、新年度の通勤通学のお供に、
是非とも、異世界詐欺師をよろしくお願いいたします☆
お家でこっそり読むのも推奨です☆
さて、今回はプロローグなんてものを書いてみました。
現時点よりもちょっと未来のお話しと、
現在の陽だまり亭の様子を、三人称視点で♪
ヤシロたちのやり取りを客観的に見たらこんな感じになるんだな~って
書いていてちょっと楽しかったです。
ヤシロがエステラにもルシアにも甘いって、客観的に見ると、そうなりますよね~
そんな感じで始まった第四幕なのですが、
上でも申し上げたように、多少書き溜めしております。
最初にプロットを書いて、それに沿って書き始めておるわけですけども……
全然プロットどおりに進まないのですが?(・_・;
5話目くらいで書こうと思っていたことが、10話になっても、15話になっても
全然たどり着かないのですが!?(゜Д゜;)
この世界、一日が、長ぇ……(^^:
え~、どうやら、第四幕……
長くなりそうです(^_^;
飽きないようにいろいろ小手先の技術を駆使しますので
なにとぞ長ぁ~い目で見つつ
の~んびりとお付き合いください
『の~んびり』がヤだなという方は『ヌ~ブラ』とお付き合いいただくのでも構いませんよ☆
プロローグ前半でも言っているとおり、
今回は奇跡のお話ですので、きっと最後にはハッピーな気分になれる……はず!
今の構想を、私がラスト付近まで忘れずにいられれば!
(・_・;どきどき
『網タイツ』とか『ブルマ』とか『スクール水着』とか出て来た時は注意してください!
意識がそっちに吸い寄せられている危険があります!
あと、食事の話が続く時は、きっと疲れている時です(^^;
ジネットさんに癒されたいな~という気持ちの表れなのでしょう
このプロローグを書いたのって、去年の夏なので
もう随分前なんですよねぇ……このあとがき書いてるのがつい先日なので
年が明けて春ころですよ。
どんな気持ちで書いていたのか、うっすら忘れかけていますので
もしかしたら、後半スク水祭りになるかもしれませんが、
そうなったらそうなったで、一緒に楽しみましょう\(≧▽≦)/ノーマさーん!
……ノーマのスク水(;゜Д゜)……ごくり
そんなわけで、どう転ぶか分かりませんが
長い長い四幕、ほどほどに息抜きをしつつ
ゆっくりたっぷりとお付き合いいただけますよう
よろしくおっぱい(゜∀゜)o彡°
……あぁっ、またしても『お』って文字を見たら自然と『おっぱい』にっ!(つД`)
『お願いします』が『おっぱい』にっ!(つД`)
折角、今の流れで綺麗に終われそうでしたのに!(つД`)
バカ!
宮地のバカ!
おっぱいバカ!
バカおっぱい!
バカおっぱい……(*´ω`*)それはもはや誉め言葉では?
では、改めまして、
懲りずに飽きずに、お付き合いのほど
よろしくお願いいたします(゜∀゜)o彡°
第四幕も頑張ります!
宮地拓海




