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異世界詐欺師のなんちゃって経営術  作者: 宮地拓海
第三幕

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269話 基礎から学ぶガスライティング術

「ガス……ライティング、って、なんッスか?」


 聞き慣れない言葉にウーマロは眉根を寄せる。

 それを説明するのはなかなか難しい。

 言葉で説明すると「そんな馬鹿な」という感想しか抱かれないから。

 それを説明するには、少々回りくどいことをする必要がある。


「人は弱い生き物だ。ゆえに群れを成して生活をしている。身を守るために本能がそうさせるんだ」


 その本能が厄介なんだ。


「人間ってのは、周りの人間が自分と違うことを言えば間違っているのは自分じゃないかと錯覚してしまう。たとえ、どんなに確固たる自信があろうと、周りからの異論や反論にその自信は揺らいでしまう。その揺れ幅や揺れるまでにかかる時間に差はあるが、徹頭徹尾揺れ動かない人間は限りなく少ない」


 人の話を聞かない頑固者とて、裏を返せば人の話を聞いてしまえばおのれの信念が揺らぐと自覚しているからこそ耳を塞いでいるのだ。

『社会』というところに属し、他人と共存していこうというまっとうな人間なら、異論と反論を完全にスルーすることは出来ない。

 聞き流した振りをしていても、心のどこかに棘のように突き刺さってしまう。

 それは、人間という生物が一人では生きていけない弱い生き物だからだ。種族としてそういう特性を持っているがゆえに群れを成す。そんな生物の本能が警鐘を鳴らすのだ。『群れの中で孤立するのは危険だ』と。だから、自分の心を疑ってしまう。自分自身を、信じられなくなってしまう。


「それって、水不足の時のデリアみたいなものかい?」


 エステラが言っているのは、四十二区で起こった水不足の際、各ギルドの代表に「水路に水を送るために川の水を堰き止めろ」と迫られ、「もしかしたら自分が間違っているんじゃないか」と、デリアが泣きそうになっていた時のことだろう。


「心理的には近しいものがあるが、アレとは明確に異なる」


 自分と異なる意見を持つ者が複数現れ、自分と敵対するポジションに立たれると、自分の信じた正義が揺らいでしまうことがある。

 デリアなんかはまさにそれで、「川を守る」という譲れない使命ですら、自分のエゴだと思い込みかけていた。

 だが、あれは双方の言葉が足らず、思いがすれ違い、意見が食い違っていたから起こった摩擦だ。

 群れの中での衝突ってのは、大小の差はあれど、いつだって、どこでだって発生するものだ。


 だが、ガスライティングは違う。

 デリアの件のように悪意なく意見がすれ違って起こる摩擦ではなく、ソイツは明確な悪意を持って仕掛けられる。


「ガスライティングってのは、その人物の尊厳や自信、自己、思想、責任、価値、そんなものを踏みにじり失墜させ奪い去る、残虐な虐待……いや、拷問だ」


 物騒な言葉に、エステラが生唾を飲み込む。

 本当に、卑劣で恐ろしいものなんだ、ガスライティングってのは。


「具体的には、どんなものなのかな?」


 立場上、しっかりと把握しておきたいのだろう。

 エステラが恐怖の滲む表情で俺に問う。


 具体例か。

 ガスライティングにもいくつか種類がある。

 共通しているのは、ターゲットに「間違っているのは自分の方だ」と思わせるってところなんだが……


「たとえば、彼女に暴力を振るう男が『俺が暴力を振るうのは、お前が俺を怒らせたからだ』と言う。それが続けば、彼女の方は『怒らせないようにしよう』という思考を持ってしまう」


 正しく判断するなら、彼氏の方に『暴力をやめさせる』よう働きかけるべきなのだが、自分の方が間違っていると思い込まされた彼女は自分を変えようとしてしまう。

 相手の滅茶苦茶な理論を鵜呑みにしてしまうのだ。

 それが行き過ぎると、「本当は優しい人」だとか「あの人を理解してあげられるのは私だけ」って洗脳状態に陥ってしまう。

 これらも、自分に否定的な意見を聞かされ続けた結果、自分の意見よりも相手の意見の方が正しいのだと思い込んでしまうというガスライティングの一種だ。


「そんなこと、可能なのかい? だって、明らかにおかしいことを言っているんだよね? それで、自分が間違っているなんて、思うかな?」


 まぁ、普通はそう思うわな。

 ガスライティングやマインドコントロールの話を聞くと、「嘘だろ?」というようなことが多い。

 だが、それらは決して嘘でも大袈裟でもなく、実際に起こっていることなのだ。

 要するに、『人間』は世の一般人が思っている以上に騙されやすい生き物なのだ。


 試しに……


「ベッコ、ちょっと大変な実験だが、協力してくれるか?」

「拙者でよければなんなり申し付けてくだされ!」


 と、ここで言葉を止め、眉間にしわを寄せる。

 俺の表情の変化に、ベッコが微かに訝しむ様子を見せる。


「……いや、まぁ、イヤなら断ってくれていいんだけどさ」

「いやいや。何をするかは分からんでござるが、拙者に出来ることであれば、協力は惜しまぬでござるよ」


 ベッコの言葉のあと視線を逸らし、吐き捨てるようにボソッと呟く。


「そんな嫌そうな顔で言われてもな……」

「嫌そうな顔などしてござらぬよ。これが拙者の素の顔でござる」

「…………」


 沈黙。


「…………あの、ヤシロ氏?」

「ん……っと、じゃあ、報酬を出せばやってくれるか?」

「いやいやいや! 報酬など無用でござるよ! ぜひ協力させてもらうでござる!」

「はぁ……じゃあ、なんでそんな顔すんのかなぁ……」


 盛大にため息を吐き、髪をかきむしって、顔を背けて独り言ちたところで、ベッコが動いた。


「み、みなさん! 拙者、そんな嫌そうな顔をしてござるか!? 普通でござろう? それとも、本当に……!?」


 自分の顔を手で覆い、頬の筋肉を乱暴に引っ張り始めるベッコ。

 ぅわ、ヤバいヤバい!

 これ以上は危険だ。


「そこまでだ、ベッコ! 実験終わり!」

「まだ始まってござらぬ! 拙者、誠に協力したいと心から――!」

「分かってる! 今のがガスライティングなんだよ!」

「…………は?」


 まさかここまで分かりやすく心をすり減らすとは……ピュアか!?

 ……うん。しばらくは心のケアを行ってやらないとな。


「見てたか? ベッコは普通の顔をしていたな?」


 一部始終を見ていた者たちに問う。

 しかし、誰も返事を寄越さなかった。


「いや、確かに、普通というにはちょっと抵抗を感じるくらいに面白い顔をしているけれども、ベッコはこの面白い顔が普通だから」

「違うよ! そこに引っかかって答えられなかったわけじゃないんだよ、ボクたちは!?」


 ベッコの顔を「普通」と言うことで『精霊の審判』に引っかかるという危惧からの黙秘ではなかったようだ。


「途中から、ヤシロのしたいことに気が付いてベッコを観察していたんだけれど……効果がすご過ぎて、圧倒されてしまったんだよ」

「それには俺もちょっと驚いている」


 本当は、ちょっと自信をなくして「そんなことないでござるよね?」ってウーマロあたりに尋ねるくらいかなと思っていたのだが……ここまで取り乱すとはな。


「おそらく、俺とベッコが『仲良し』だから、余計に取り乱したんだろうな」

「ヤシロ。『仲良し』は、そんなひん曲がったしかめっ面で発する言葉じゃないよ」


 真実がどうあれ、ベッコは俺に友好的な感情を抱いているように見受けられる。

 その縁や交流が断たれるかもしれないと思った時の焦りは相当なものだ。


「たとえばエステラ。お前がジネットに『臭いです、近寄らないでください』って言われて『そんなことないよ! 臭いわけがない!』って反論できるか?」

「無理だね。ジネットちゃんに嫌われるくらいなら、すぐにでも館に戻って湯浴みをするよ」


 このように、壊したくない関係がそこにあれば、人は平気で自分を疑う。


「さっきの例だと、『嫌そうな顔をしろ』ってのは簡単だが、『嫌そうな顔をするな』ってのは難しいんだ」


『やらない』というのは、意識して実行しにくいものなのだ。カメラを向けられて「自然にしててください」と言われるのが一番困るように。


「ベッコは、絶対嫌そうな顔なんかしていないって自信があったが、何度も注意されてその自信が揺らいだ。『これから実験する』と言った直後だったのに」


 これがもっと巧妙になれば……大抵の人間は容易にハメられる。


「もし俺が、本気でベッコを潰そうとしている人間だったら、ベッコは一週間もしないうちに人前に姿を現さなくなる。さらに言えば……『拙者はどう行動すればいいのでござろうか』と、俺の言うことだけを信じて実行する操り人形にだって出来てしまう。それが、ガスライティングだ」


 一同の顔色が一気に悪くなる。

 洗脳やマインドコントロールの足掛かりになるのが、このガスライティングだ。

 相手の自信や信念を崩壊させ、「自分が間違っている」と信じ込ませる。

 そうなった人間は、自分の間違いに気付かせてくれた『自分よりもすごい人』の言うことを鵜呑みにしてしまう。


「これが、ガスライティングの『基礎』だ」


 エステラが思わず立ち上がり、半歩後ずさった。

 水音が騒がしく響き、風呂の湯が揺れる。


「これが……基礎? じゃあ、まだ上があるのかい?」

「あぁ。ウーマロがやられたのは、こいつの応用だからな」


 お前ら、よく聞いておけ。

 そして、知識として知っておくのだ。

 世の中には、こんなにも恐ろしい精神攻撃の方法があるってことを。

 そして、それはこんなにも簡単で……



 すげぇ身近でも、起こり得るってことをな。




「ガスライティングにより引っかかりやすい人間は、イメルダとジネットのどちらだと思う?」


 そんな問いを投げかける。

 一同がイメルダとジネットの顔を見る。

 名指しされた二人も互いの顔を見合わせる。


「えっと……わたし、でしょうか? イメルダさんはしっかりされていますし、わたしは、その、……ほんのちょこっとだけ、のんびりしていますから」


 わぁ、ジネット。自分のことすげぇ過大評価してんな。

 どこが「ほんのちょこっと」だ。


 そんなジネットの自己分析には、他の面々も同意のようだ。

 誰も反論を口にせず、近くの者と視線を合わせて頷き合っている。


 ジネットの方が、イメルダよりも騙されやすい。

 そう思うのは当然だが……今回はハズレだ。


「俺の経験上、ガスライティングに引っかかりやすいのは、イメルダの方だ」

「ワタクシですの?」


 不服そうにイメルダは唇を尖らせる。


「自分に自信があり、また周りからの評価が高く、ある程度ちやほやされた経験がある者の方が『自信』を壊しやすいんだ」


 有名人や企業の偉いさんが胡散臭い占い師や宗教家に騙されてしまうのは、そういう側面があるからだ。


「そういう人間は、自分の行動に自信を持ち、決断を下すのに迷うことが少ない。だからこそ――」

「自信を崩された時には脆い……って、ことだね?」

「そういうことだ」


 いつになく真剣に聞いているエステラ。

 誰よりも、ガスライティングの危険を感じているのかもしれない。


「たぶんイメルダは、『前の方がよかった』と言われ続ければ精神を摩耗させる」


 イメルダの作る物は芸術性に富み、品質はもちろんその見た目も美しい。

 それはもちろん、木こりとしての仕事ぶりや、自身の姿かたち、そして過去作ってきた物も含まれる。

 周りにちやほやされた経験がある者は、その時の成功例があるがために、「あの時の作品はいい物だった」と、自己評価も、周りからの評価も高かったと確信している。


 どんな人間も、過去を超え続けるのは難しい。

 いつかは超えられるかもしれんが、毎回というわけにはいかない。それは誰もが自覚していることだ。


 だからこそ、「前の方がよかった」と言われれば、過去の成功例と比較して「確かに、前のに比べれば劣るか」という小さな自己批判が心に芽生える。

 それが続けば、小さな自己批判はどんどん積み重なり大きくなって、「もう過去の作品は超えられない」「自分の才能は枯渇した」「自分はもう終わった人間だ」と思い込んでしまう。


 歌手や作家や漫画家が、ヒット作の後に失速してしまうのは、そんな『過去の成功例との比較』に苦しんでしまうからだ。

「過去は過去! 今作ってる物が最高!」と言い切れる人間でないと、その苦悩からは逃れられない。


「仕事でもオシャレでもなんでもいい。たとえば、去年のヘアスタイルの方が素敵だったと言われたらどうだ? 『昨年のドレスは素晴らしかった。もう一度でいいからあのような素晴らしい着こなしを見せていただきたい』と、遠回しに『最近の服ダッサいな』と言われたら? 『テメェのセンスが悪いんだよ』と突っぱねられるか? 相手が誰であっても」

「それは……人に、よりますわね」


 詐欺師ってのは、もれなく肩書を偽装しているもんだ。

 貴族ぶった詐欺師にそんなこと言われたら、傷付かないまでもイラっとして、ちょっと気になってしまうのではないだろうか。

 その『ちょっと』が、『小さな自己批判』を生むのだ。

 一度芽生えた自己批判は、その後加速度的に大きくなっていく。自分でも気付かないうちにな。


「逆に、ジネットみたいに誰かに指摘された時に『そうですね、精進します』とあっさり言えてしまうヤツの方が引っかかりにくいんだ」

「なるほどね……じゃあ、ジネットちゃんは安心だね」

「ところがだ、エステラ」


 そんなジネットでも、ガスライティングで追い込むことは可能なのだ。


「ジネット。お前は包丁の並び順を固定しているな」

「はい。毎日決まった順に並べ、決まった場所にしまっています」

「その順番が変わっていたら、どう思う?」

「えっと……どなたかが使用されたのかな、と」


 ジネットが包丁を並べる順番は、もうすでに体に染みついている。

 うっかり並べ間違えるなんてことが起こり得ないほどに。むしろ、無意識の時ほどいつも通りに並べてしまうほどに、ジネットの中で包丁の並び順というのは固定されているのだ。


 その順番が変わっていれば、他人を疑うのは当然。


「だが、俺もマグダも触っていないと言えば、どうだ?」

「でしたら、わたしが置き間違えたのだと思います」


 ジネットならそうだろう。


「その日はきっと、いつもよりもほんのちょっと気を付けて、決まった順番に包丁を並べるだろうな。だが、翌日。また並び順が変わっているんだ」

「それは……」


 ジネットが眉根を寄せる。

 たとえばの話で事実ではない。だが、それでも十分に薄気味悪い話だ。


「今度こそ俺やマグダが触ったんじゃないかと思って尋ねる。だが、俺たちは知らないと言う。そんなことが三日、四日と続けば、さすがのお前もおかしいと思い始める。ついには、部外者が厨房に入り込んで並び順を変えているんじゃないかと疑い始める。だが、そんなことあり得るわけがない」

「…………」


 俺の言葉を聞いて、その状況を想像しているのだろう。

 ジネットが難しい顔をして口元を手で覆い隠す。


「そんなことを繰り返すうちに、俺がこう言うんだ。『ジネット。お前、最近おかしいぞ?』と。そうすれば、お前はこう思う。『……わたしが変なのかもしれない』」


 浴室は、水を打ったように静まり返る。


「ついには、並び順を確認するのが怖くなり、順番を無視してメチャクチャに置き始める。そんな様を見たエステラが尋ねる。『ジネットちゃん、どうしたの? 以前のジネットちゃんなら、こんなことしなかったよ』と。そうしたらこう思うよな? 『わたし、おかしくなってしまったんじゃないでしょうか?』。そしてマグダが言う、『……店長、少し休んだ方がいい』。そしてロレッタが『陽だまり亭は、あたしたちが守るですから』と。息苦しくなってお前は助けを求めるように俺を見る。そしたら俺はお前にこう言うんだ。『大丈夫。お前がいなくても、三人でなんとか回していける』と」


 もし、本当にそんなことを言われれば、ジネットは……


「そうしたらお前はこう思うよな。『あ、わたし、陽だまり亭に必要ないんだ』って」

「…………っ」


 ジネットの瞳が揺らめいたので、ほっぺたをつねっておく。

 信じるな。たとえ話だ。


「心配するな。陽だまり亭にはお前が必要だし、お前が困っている時は俺たちが全力で協力する。今のは、俺たち全員がお前を陽だまり亭から追い出そうと画策していたらという絶対にあり得ないたとえ話だ。断言する、俺たちは全員、お前のいない陽だまり亭なんか見たくもないし認めない。俺たちが好きなのは、ジネットがいる陽だまり亭だ」


 両頬をつねって、目の前で、まっすぐに瞳を見つめて断言してやる。

 ガスライティングで揺れ動かされた心には、はっきりと明確な『味方』の存在を知らしめてやることが重要だからだ。


「そうだよ、ジネットちゃん」

「……マグダは、陽だまり亭以上に店長が好き」

「あたしも、店長さん大好きです! 陽だまり亭には店長さんがいてくれなきゃ嫌です!」

「……みなさん」


 わっとジネットの周りに集まり、ジネットに抱きつく三人。

 俺が勝手に名前を使ってしまったエステラにマグダにロレッタだ。


 肌の温もりを感じ、ジネットの顔に柔らかい笑みが戻る。


「怖がらせて悪かったな」

「いえ……でも、はい。怖い、お話でした」


 罪滅ぼしにジネットの頭をわしゃわしゃと撫でておく。


「あの、ヤシロさん」

「ん?」


 ジネットが、窺うように俺を見上げてくる。


「あの……ありがとうございます。陽だまり亭を好きだと言ってくださって。その……わたしの、いる……」


 ジネットの視線が逃げ、顔が俯き、視線だけが返ってくる。

 湯にでもあたったのか真っ赤な顔をして、俺を見上げてくるジネット。


 相当不安にしてしまったのだろう。

 ここは、大サービスをしておくか。


「当たり前だろ」

「……えへへ」


 ジネットの頭を撫でていた俺の手を両手で掴み、そっと包み込んで、ジネットは潤んだ瞳を笑みの形に変える。



「今の言葉、一生忘れません」



 ……風呂場で、水着とはいえ混浴してる時に、そんな顔でそんなことを言うな。

 思わず抱きしめかけちゃうだろうが。

 …………鼻血を噴いても「のぼせた」って言い張れば誤魔化せるかな?


「ヤシロ氏!」

「ぅおう!?」


 潤む瞳で微笑むジネットの前に割り込んでくる泣きそうなベッコの顔。

 お前、絶景の直後になんちゅうブラクラ画像を放り込んでくるんだ!? あまりの落差に眼球抉れるかと思ったわ!


「拙者も、まだ心が苦しいというか、寂しいというか、とにかくもやもやしているでござる! 何卒、拙者にも優しいお言葉をお願いしたいでござる!」


 まぁ、こいつの心も抉っちゃったしなぁ……しゃーない。


「ベッコ、安心しろ」

「ヤシロ氏……っ!」

「お前の顔は、ちゃ~んと面白いぞ☆」

「そうではござらぬ! 欲していたのはそういうのではなくっ! ヤシロ氏、拙者のこと好きでござるか!? 嫌いではござらぬか!? ねぇ、ヤシロ氏っ!」

「バカっ! 泣きながら寄ってくるな! 唇触れそうになったろ!? 怖いから落ち着け!」

「好きだと言ってくだされ、ヤシロ氏ぃぃいい!」


 号泣する半裸のベッコにしがみつかれ、腹部に頬をすりすりされて……俺は耐え切れずに「LIKEだよ!」と叫んでいた。

 ……こんな拷問、聞いたこともねぇよ。強烈過ぎるだろ、マジで。


 ともあれ、たとえに利用した二人がガスライティングの後遺症から抜け出したようで…………よかった、のか? なんか俺だけ損してないか? ……くそ。




 さて、ジネットの包丁のたとえは、悪徳宗教にてよく使われる。

 微かな違和感を与え続け、疑心暗鬼に追い込んで平常心を奪い去るのだ。


「それを複数でやられると、人は立ち直れないくらいに自己を崩壊させる」


 正常な判断が出来なくなってしまうのだ。


 とある会社で恐れられていたパワハラ上司が、結託した部下たちによって退職に追い込まれたという事例もある。

 部下たちがやったことはとても単純で簡単。

 毎朝、上司の椅子の高さを微妙に変える。それだけだ。

 あとは知らぬ存ぜぬ目も合わせぬ口も利かぬを徹底する。


 椅子の高さが変わるってのは、体に馴染んでいる物ほど酷い違和感を与えてくる。非常に気持ちが悪いのだ。

 それが毎日続けば、やられた方はたまったもんじゃない。

 犯人を捜そうとするが、部下たちは結託して互いが互いのアリバイ工作に加担する。

 何をしても、どう足掻いても証拠を掴めない上司はやがて、「俺がおかしいのか?」と自分を疑うようになり、通院し、精神を病み、やがて会社を去った。


「かくして、みんなに嫌われていた鬼のような上司はいなくなったのでした。めでたしめでたし」

「めでたい……のかい、その話は?」

「立ち位置によるだろうが……まぁ、手段としてはえげつない部類に入るだろうな」


 相手を追い出すだけでなく、再起不能にする手法だ。

 おいそれと称賛は出来ない。


「で、ウーマロたちがやられたのが、その複数でのガスライティングだ」

「で、でもッスね、ヤシロさん。ノートン工務店が裏工作をした証拠は何も……」

「出てこなくて当然だ」

「当然……ッスか?」


 証拠が出ないのは、そいつらが何も裏工作をしていないからだ。

 裏工作をしてない連中を調べたところで、裏工作の証拠が出ないのは当然だ。


「またたとえ話で悪いが、ジネットがカンタルチカを潰そうと画策したとする」

「あり得ないね」


 エステラがすぐさま否定の言葉を述べる。


「あぁ、あり得ない話だから真に受けずに聞いてくれ。カンタルチカを潰そうと画策したジネットは、カンタルチカの悪評を吹聴して回る。『あそこは美味しくない』『店員の態度が悪い』『衛生管理も杜撰だ』と。そうしたら、パウラは噂の出所を追求するため行動を起こす。まず目を付けられるのは競合他社の陽だまり亭だ」


 そして、パウラが調査をすれば、ジネットがあらぬ噂を流していたことはすぐに突き止められるだろう。


「そうして、ジネットの悪事は白日の下にさらされ、カンタルチカに平和が戻ったのでした」

「やはり、他人を陥れるような行いには罰が下りますね。そうあるべきだと思います。陽だまり亭は、誰かの足を引っ張るのではなく、わたしたちらしく努力をしてお客さんに満足いただけるお店にしていきたいと思います」


 悪が滅びたことを純粋に喜ぶジネット。

 自分の名が使われたといえど、正しくない行動は罰せられるべきだという意見になるらしい。

 俺なら、ちょっとムキになって擁護しちゃうかもしれんが……まぁ、それは今はどうでもいい。


「だが、もし黒幕がジネットではなく、陽だまり亭が大好きなエステラだったらどうだ?」


 ジネットには何の相談もなく、自分の好きな陽だまり亭のライバルを潰そうと独自で行動を起こしていたとしたら。


「パウラが陽だまり亭を調査しても、裏工作の証拠なんか出てくるわけがない。ジネットは裏工作なんかしていないし、エステラに裏工作を依頼してもいない。エステラの行動に関して、ジネットはまったくの無関係だからだ」

「……つまり、ノートン工務店の事例は、そういう理由だったってわけッスか?」


 ウーマロが眉間に深いしわを刻む。

 まぁそういうことだ。


「トルベック工務店に攻撃を仕掛けてきたのは第三者だ。故に、証拠は残っていない」


 さらに言うなら、その黒幕たる第三者の目的は『ノートン工務店をトップに押し上げること』ではなく『トルベック工務店を引きずり下ろすこと』だ。

 これが、『ノートン工務店をトップに』という理由なら証拠は残りやすいのだ。

 前年と比べると明らかに不自然な上昇率を叩き出していたり、グラフにしてみると異常な変動をしていたり。

 だが、今回のようなトルベック工務店への妨害工作なら証拠は残りにくい。


 人の目に付くのは、『誰かが利益を得たこと』と、『自身の損害』ばかりなのだ。


 だからウーマロの目には、『トルベック工務店が損害を被った』という事実と、相対的に『ノートン工務店が利益を上げた』という事実のみが目に付いた。

 それが目に付いてしまったせいで、『直接的な利益を得ていない黒幕たる第三者』に気が付けなかった。


「でも、本当にそんな第三者がいるのかい? 自分に利益がないのに、ただトルベック工務店を邪魔したいという理由で、そんなに大掛かりなことを仕出かすような人物がさ」

「いる。その根拠もいくつかある」


 まず、ウーマロたちがノートン工務店へ接触した直後からノートン工務店の売り上げが落ちたこと。

 これは、黒幕たる第三者が少々やり過ぎちまったことを自覚し、自重した結果だ。

 ウーマロたちの調査が悪評となり依頼が減ったのではないという証拠に、ノートン工務店以外の工務店が同じような受注の仕方をしている。

 急に受注を増やしたノートン工務店とまったく同じ現象が、ノートン工務店に疑いの目が向いた瞬間にノートン工務店以外の工務店で起こり始めるなんてあり得ない。それも、一社ではなく二社、三社同時にだ。


 本来トルベック工務店に依頼するはずだった仕事が、なぜか急に他の工務店へ依頼された。そんな偶然が同時多発的に何度も続くか?

 これは、同じ人間が『別のヤツを利用して』同じ手口を繰り返している証拠だ。


 音楽や芸術関連ではたまに起こることだ。

 もっとも目障りな者を潰すために、取るに足らない『別のヤツ』を持ち上げて目障りな者を埋もれさせる。

 注目される機会を奪い、『凡庸』というイメージを植えつける。

 あとは、旬が過ぎるのを待てば勝手に消えていってくれる。

 その後、持ち上げた取るに足らない『別のヤツ』は、放置すればいい。取るに足らないヤツは、取るに足らない結果しか残せずいなくなる。


 自分の手駒を悪評にさらさずにライバルを潰す戦法は、どんなジャンルであれ行われている。


「それから、トルベック工務店の悪評の広がる速度が速過ぎることも根拠の一つだ」


 連中は手ぐすねを引いて待っていたのだ。トルベック工務店が我慢の限界を迎えるのを。


 トルベック工務店とノートン工務店が衝突したのは、ウーマロの話から区民運動会の後だと分かる。

 ハロウィンか、遅くともミスコンの頃だろう。

 で、統括裁判所に訴えられたのが猛暑期の最終日。


 そこでウーマロは示談を選択した。

 言うなれば、ここで初めてトルベック工務店は正式に自分たちの非を認めたのだ。


 噂が爆発的に広がるなら、これ以降でなければおかしい。

 以前よりトルベック工務店を快く思っていない連中がいたのだとすれば、ノートン工務店の拠点を家探しして何も見つけられなかった時点で悪評を立て始めるかもしれない。

 だが遠い区の、直接的な関わりの薄い連中が一方の言い分を鵜呑みにして悪評の流布に加担するとは考えにくい。

 もし、間違った方に肩入れしてしまえば、真実が明るみになった時に手痛いしっぺ返しを食らうことになる。


 少なからず、そんな連中は今後拡大していくであろう下水関連には携わらせない。信用が置けないからな。

 これから、中央区へ向かって広がるであろう一大事業から爪弾きにされるリスクを背負ってまで、自分たちと関係の薄い工務店の悪口を『進んで流布する』ことはしないだろう。

 せいぜい聞き流すか、腹の底に秘めておくに留めるはずだ。


 まして、時期は豪雪期だぞ?

 わざわざ外に出て足の引っ張り合いの先鋒を担いたがるヤツはいないだろう。


「にもかかわらず、豪雪期が明けてすぐルシアが俺に情報を寄越してきた。三十五区の大工たちが『トルベック工務店と組んで大丈夫なのか』と不安がっている、とな」


 どこのどいつが三十五区までその情報を持っていったんだよ。

 腰まで埋まる積雪の中。

「トルベック工務店はこんなイヤな連中なんだって~。サイテーだよね~。一緒に仕事するのやめた方がいいよ~」なんて。


「四十二区の港の建設に三十五区の大工を使うと言ったのはルシアだ。トルベック工務店との協力に難色を示すなんてのは、自区の領主の決定にケチをつけるようなものだろう」


 そんな大それたことを、噂話程度の情報を根拠に行うか?

 三十五区の大工は自分たちの不信感を領主にまで上げたんだぞ?


「連中が得た情報は、信頼に足る場所からもたらされたと考えるのが普通だ」


 では、遠く離れた区の、特に接点もなかった大工の悪評なんてゴシップ臭い情報を無条件で信用できてしまう発信元とはどこか――


「それは、もう一つ別の者からもたらされた証言から容易に推測が出来る」


 こうなることを予測してか、豪雪期だってのにわざわざ陽だまり亭まで出向いて情報をくれたのだ。マーゥルが。


「マーゥルの家の氷室の修繕をトルベック工務店に依頼したところ、組合からノートン工務店を勧められたんだそうだ」

「組合から……ッスか」


 そう。

 ほぼすべての区の土木ギルドが加盟している土木ギルド組合。

 その中の、貴族に直接話を持ち掛けられるレベルの偉いさんがその話を流布しているのだ。

 豪雪期の只中に、最も遠い三十五区にまで広がるような活発さでな。


「なんで、組合がオイラたちを……ちゃんと、会費も払ってるッスし、情報提供もかなりしてるッスのに」

「お前らに対して恨みがあるか、もしくは……うま味があるんじゃないか?」


 恨みとうま味で、人は愚かな選択をしてしまいがちだ。

 恨みによって常軌を逸した復讐に走るバカも、うま味に釣られて誰かの言いなりになるバカも数え切れないくらいに存在する。


「どこかのバカ貴族にでも、目を付けられるようなことをしたんじゃないのか?」

「貴族に目を……って、まさか?」


 ウーマロの目が見開かれる。

 こいつは最近、とある領主からの勧誘を蹴ったことがある。


 その領主は、随分とねちっこい性格だとルシアやマーゥルが証言しているような腐れ野郎だ。


「……三十区の、領主様……ッスか?」

「さぁな。疑わしいだけで確証はない」


 ここまで話したことはすべて状況証拠だ。

 決定的な証拠がない。物証がない。証言者もいない。

 法に則りゃ、確実に逃げ切られるだろうな。


「だが、確実なのは――組合の偉いさんか、その偉いさんを操れるもっと偉いさんが裏から手を回してトルベック工務店を潰そうとしている」


 極めて怪しい人物がいるが、確証はないので言及は避けておく。


「以上のことから、俺が一つだけ断言できることは――」


 まだなんにも解決しちゃいないが、これだけは言える。


「――トルベック工務店の技術と信用は、どこの工務店にも引けを取らない、負けるはずがない、圧勝だってことだ」

「…………」


 ぽかんと口を開けて、ウーマロが俺を見ている。

 大きく開かれた口にマシュマロをぎゅうぎゅうに詰め込めばきっと面白いのだろうが、今は口にマシュマロではなく、空っぽになっている頭にこんな言葉を叩き込むに留めておく。



「お前らは今まで通り、自分たちに誇りを持って仕事をしていればいい」



 受注が減ろうが、依頼を掻っ攫われようが、それは狡賢いヤツが裏から手を回したせいだ。

 トルベック工務店に問題があるわけじゃない。


 なら、何も思い悩む必要はない。


 そんなことを伝えると、ウーマロは顔をくしゃくしゃにして、全力で洟を啜った。


「はいッス! オイラたちは、明日からも全力で仕事に励むッス!」


 ウーマロに元気が戻った。

 きっと俺のおかげだ。そうに違いない。

 ってわけで、今度は何を作ってもらおうかなぁ~……なんてな。







あとがき




ノートパソコンに頬ずりをしまくった結果、画面が綺麗になって頬っぺたが黒ずんだ宮地です。

残念ながら「にゅるんっ!」って画面の中に入っていくようなことはありませんでした。

レトロゲームならバグで壁をすり抜けたりできるんですが……



いまだ水着で混浴中のヤシロたち。

ふやければいいのです!


なんですか、かげろうお銀ですか!?


……え?

ぴんと来ない?

水戸黄門ですよ!?


では、もっと若者にも伝わるように……

ワカメちゃんですか!?


あ、お風呂はしずかちゃんでしたか。

ワカメちゃんはパンチラの方でしたっけね。

失敬失敬。


私が子供の頃はどちらも同じ声だったんですよ。



子供の頃は気にもせず見てましたけどねぇ。

いつから声優さんという職業を知ったんでしょう?

確か小学生くらいだったような……


夏休みに、朝に再放送していたアニメ一休さんと

夕方再放送していたキャッツ・アイ。

キャッツアイの色っぽい長女が一休さんと同じ声だと知った時の驚きたるや……

えっ、キテレツも!?


えっ、えっ!?

キャッツアイの次女はアンパンマンなの!?


えぇーっ、キャッツアイの三女はトトロのメイちゃん!?

……うん、それはなんとなく分かる。



みたいな衝撃を経て、人は大人になるんですよね。




この話、どこかでしましたかねぇ?

お友達の妹ちゃんがですね、

小学校に上がる前くらいだったと思うのでたぶん四~五歳のころ、


妹ちゃん「マンガ(アニメのことを昔はマンガと呼んでたんですよ)の声はね、マンガの人じゃないんだよ!」


翻訳しますと、

アニメのキャラは実在せず、声優さんが声を当てているんだよと、教えてくれたんです。

まぁ、知ってましたけども。


妹ちゃんがそれに気付いたのは、

アーノルド・シュワルツェネッガーさんが来日した時のインタビュー映像を見たからだそうで、

シュワちゃんの声を聴いて、


妹ちゃん「シティーハンターの人だー!」


って。

海坊主というキャラが、シュワちゃんと同じ声なんですね。



そして、妹ちゃんが嬉しそうに教えてくれたんです。



妹ちゃん「うみぼーずの声はねー、シュワちゃんがやってるんだよー!」

宮地「わざわざ日本に来て!?」

妹ちゃん「うん! 日本語上手だし!」



私より早く声優さんという存在に気付いた妹ちゃんですが、

海外の役者さんに声を当てる吹き替えにはまだ気付けなかったようです。


というか、合い過ぎてるんですよね、シュワちゃんの顔と、あの声が。



宮地「ちなみに、妹ちゃんの好きな龍神丸も同じ声だよ」

妹ちゃん「ちがうよ! りゅーじんまるは生きてるもん!」

宮地「へぇ……そーなんだ」



やっぱり、体格が似てないと認識できないんですかねぇ……



声と言えば、私、

兄の友人に電話で

兄友人「宮地(弟)の声って、カッパの声に似てるよね」


と言われたことが……

しゃべったことあるんだ……カッパと。

おそらく、電話で。

すげぇ。


カッパな声、どこかのアニメで必要でしたら、是非オファーください。

特に、コナン君の映画……


劇場版コナン君

『カッパ池の胸騒ぎ(おっぱいカーニバル)


とかやる際には、是非!

まぁ、ないでしょうけれども!



もしくは、


劇場版コナン君

『独特の関西弁(イントネーション)



これなら、私、関西弁出来ますし!

ネイティブですし! お寿司! お尻!


……あ、お尻は関係なかったですね。

でもまぁ、あってもいいかなぁ~って。



――と、ここまで、

ワカメちゃんからお尻へと華麗にパスを繋いでまいりましたが、

実は次回もまだ水着で混浴なんですよね。


頑なか!?(; ・`д・´)



というわけで、ちょっと趣の違う水着回はまだ続くのでした。




で、ですね。

ガスライティングの話をしようと思っていたのですが、

前振りでもういつもの文字数の半分くらい使ってしまいましたね……



意識してか、無意識でかは知りませんが、

ガスライティングっぽいことをしかけて優位に立とうとする人は結構います。

詐欺集団が悪意を持って仕掛けてくることもございます。


作中では分かりやすく表現しましたが、

本当に巧妙な手口の詐欺なんかもありますので、

皆様、くれぐれもお気を付けください。


「つらいのはみんなも一緒だよ」(=だから君もやれ)

「俺も努力してるんだから君も応えてよ」(=反論するな、言われた通りやれ)

「このままじゃ、君はダメになるよ」(=俺に都合のいい人間になれ)


このようなことを言ってくる人には要注意です。

中でも、第三者に相談させないようにしてくる人間の言うことは、どんな些細なことでも聞かなくていいです。

自身に都合の悪い意見を封殺しようとしている時点で、そいつはあなたにとって害悪です。


何かおかしいなと思った時は、家族や友人、信頼できる第三者に相談しましょう。

相談できる人がいなければ警察でもいいです。



迷ったら相談!



ガスライティングを打ち破るのは、心を安心させてあげることですから。



どうしても不安だという方は、私にご相談くだされば、

幸運になれる乳パッドを30万円でお譲りいたしま……あ、いりませんか? そうですか。



本当につい先日なんですが、

仕事帰りに最寄り駅に降り立ったら、どこかの団体が


「ガスライティングにご注意ください! 振り込め詐欺や悪徳商法でよく使われる手口です!」


みたいな、啓蒙っていうんですか?

そんなことをしていまして。


あぁ、もうすぐガスライティングの話アップするんだよなぁ、

なんかタイムリーだな~


っていうか――



宮地「ネタバレやめてくれません!? もうあと二~三日後にアップなんですけど!?」

団体「なんですかあなたは!?」



私が調べた時はさほど有名ではなさそうだったのに、

ネタを寝かせている間にどんどんメジャーになっちゃって!

そーゆー本とかまで出ちゃって!


私、一年以上前から「三幕最初の事件はガスライティング」って決めてましたから!



というわけで、

時代のちょっと先を行く宮地さんなのでした。



次回もよろしくお願いいたします。

宮地拓海

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ウーマロ…辛かったな…偉いな… ウーマロを大事にしないヤツらなんて許さなくていいから、ケツ毛まで毟ってやろうな…
[一言] 今更ここを読んでる読者ですが。 この詐欺師はいつでもどの瞬間からでも最短で特定個人を壊す手段が思い浮かんじゃうんだろうなって思ったところで、ロレッタあたりは「君だけが特別だよ」と囁き続けれ…
[良い点] 幸運になれる乳パットですか…… エステラさんの使用済み腋パットならば是非譲って頂きたいのですが…… エステラ「誰が譲るもんか!!」 ナイフ、サクー!! じゃあ仕方ないのでエステ…
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