リーリャ
ジャンル:ファンタジー
主人公最強系、剣と魔法の世界
――セイク王国、王都から東にある村、ペレ。
そこに住まう夫婦には美しい娘がいる。
彼女の名前はマリア、ライトブラウンの髪色、優しげな顔立ち、見るものを癒す笑顔を持つ娘で、村の男衆からは大人気だった。
そんな彼女は15歳になり、王城へと侍女として働くことになり、夫婦は笑顔で彼女を送り出した。
しかし、ある日突然彼女は憔悴しきった顔で夫婦の下へと帰ってくることとなった。
次の日、小さな村であるために噂がすぐさま広がったペレでは、何故彼女が異様な雰囲気で戻ってきたのかと噂で持ちきりになる。
しかし、その噂もさらに大きな噂で塗りつぶされることになる。
――マリアが子を身ごもっている。
そのことが分かったからだ。
そこから夫婦と娘との話し合いがなされたが、娘は最後まで父の名前を言うことは無く、そして子を産むと断言する、仕方が無い、夫婦は熱意に押される形で了承した。
父はどこの馬の骨ともわからない、しかし子供には罪はない。
村人たちは他の妊婦と変わらぬ扱いをして、サポートをし、無事出産、可愛らしい女の子が産まれ、リーリャと名づけられることとなる。
そんな紆余曲折にして、ドラマチックな誕生をしたリーリャ。
そんな彼女は少し……いや、かなり目立つ子供だった。
その理由は三つ。
一つ目は容姿、彼女は母であるマリアをも凌ぐほどに可愛らしく美しい容姿を持つ。
銀色の髪は村娘とは思えないほどに美しく、アメジストのような瞳はキラキラと光り、丸く大きい。
性欲のせの字も訪れていない村の子供が彼女と顔を合わせるだけで思わず顔を赤くして目を逸らしてしまうほどだった。
二つ目は言動、彼女は『レベル』という言葉を時たま口にしていた。
農家の子供であるユートに『レベル上がったね、ユートくん!』と嬉しそうに声をかけていた。
ユートはありがとうなと礼は言ったが、意味不明だった。
ペト村の集会では度々『レベルって何だ?』と会議がなされている。
三つ目は行動、彼女は毎日のように朝食の後は森へと遊びに行き、昼食以外では夕方まで帰ってこない。
何をやっているのか、危ないことをやっていないかと村人が隠れて後を追ったわけだが、リーリャはただ太い棒切れを振り回していただけだった。
理由を問うと「経験値が上がるの!」という意味不明な言葉を話しており、集会ではさらに議題が増えたと頭を抱えた。
そんな変わり者の彼女は突如として奇妙な目標を立てた
『最強のメイドになって、最高の主の力になること』
マリアへと何故彼女がこんな目標を立てたのかと問いかけると寝物語として『アーローンの英雄』、この国の建国の王の物語を聞かせたと答えが返ってくる。
あぁ子供らしいものだと、変わった言動ばかりしていたリーリャを心配に思っていた村人たちはほっと安心した。
きっとどこかでお嫁さんとかに夢が変わるだろう、あわよくばリーリャちゃんは息子の嫁になってくれるだろうと、村人たちは軽い気持ちで考えていたのだが、彼女は止まることなく13歳という歳で村を飛び出していき、三年後―――。
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「はぁ、寒いわねぇ……」
寝巻きを着たマリアが早朝の朝もやがまだ残る時間に、ポストの前で遠くを眺める。
ペト村は送られてくる手紙は一時的に保管し、朝の早い段階で一斉に配ってしまうので、この時間にいるとリーリャからの手紙を直接受け取れるのだ。
手紙は少なくとも一週間に一度は送ってくれるがかなり不定期だ、だから彼女の日課はポストの前でリーリャの手紙を待つことだ。
「遅いわね……」
遠くを眺めて白い息を吐くと、彼女の言葉が聴き届いたかのように遠くから走ってくる男性が居た。
三十路手前の好青年そうな男性は、額に汗をかきながらマリアへと手紙を差し出した。
「おはようございますマリアさん!」
「おはようアベルくん、リーリャからの手紙かしら?」
「いえ、ギルドからですね」
封蝋された高価そうな封筒を受け取る。
リーリャからではないのかと少しがっかりとしながらも受け取り証明を書いて送り出す。
手紙を持って家へと入り、封蝋をベリベリと引き剥がした後に中にある紙を取り出す
これまた高そうな紙だなぁと表面をみて、マリアは固まった。
『
Sランク冒険者 リーリャ 様
このたびギルド幹部と審議を重ねた結果
貴方 の 二つ名 は
『 姫騎士 』
と なりました。
』
その日、村は驚愕に染まった。
五歳のリーリャのレベルです。
とりあえずある程度経験値をためた後の数値です。
名前:リーリャ
年齢:5
性別:女
レベル:3(一般平均10前後)
経験値 29880/30120
筋力:12
魔力:15
速度:15
賢さ:23
運:7
スキル
料理4
給仕5
掃除3
剣術4
スキルはレベル100でMAX
運は他のスキルと比べても平均値は1/10くらいに低い設定をしています。
16歳の数値と、目標であるアーローンの英雄である
初代セイク王アーグリードのレベルは後々出したいです。




