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乙女は獅子に恋をする  作者: 龍田環
北方大陸編
10/111

10. 笑ってる顔がいい

 夕闇の迫るスミスターの街から、鐘の音が六回聞こえた。


「すごい、本当に予定通りに着いちゃった」


 ちょうど夜六の鐘の鳴る頃に、スミスターの街に着いたので、セラはすぐ横で馬を進めるリオンを見た。童顔で年齢不詳で、ちょっぴり怪しい人だけど、実はすごい人なのでは? と、尊敬の念を抱き始めた。街の入り口にある門の前では、商人風や旅人姿の一団が、街に入るための手続きに並んでいた。結構な人数が列をなしているので、南部地帯封鎖で身動きがとれず、色々な方法で王都を目指している人達が集まってきているのだろう。これでは折角日が暮れる前に着いたのに、街に入る頃には夜中になってしまう。


「ちょっと止まってください」


 オルガが抑えたアルトの声で、二人を呼び止めた。


「私達は街外れにある、王国軍用の通用口を使いましょう」


「使えるのか?」


 ユリシーズのびっくりした顔にちょっとだけ笑って、オルガは襟についている金釦のような形をした騎士勲章を指差した。


「精霊騎士団はガルデニア同盟軍だから、大丈夫。それに、鍵を持っていますから」


「鍵ってそれかぁ。錠前が変わってるなって思ったんだ」


「どうして知っているんですか? まさか」


「ハハハ」


 オルガとユリシーズの「こいつ錠前破りを?」という疑いの眼差しに、ヘラヘラと笑って誤魔化すリオンを見て、セラはやっぱり怪しいお兄さんは怪しいままでいいのだと認識を改めた。ぽくぽくと馬を進める黒髪の後ろ頭を見ているうちに、さっき抱いた尊敬の念は、しゅるしゅると消えていった。


 ぐるりと迂回して、人気のないひっそりとした場所に、王国軍用の通用口があった。おそらく街の人達を威圧しないように、反目する存在に気取られないように、このような辺鄙な場所に作ったのだろう。オルガは片手で騎士勲章を外して、錠前にある小さな窪みにはめ込み、くるくる回る金属板の数字をいくつ合わせた。パチリと何かが嵌るような音がして、オルガが取っ手を軽く押すと、音を立てずに内側に開いていった。ユリシーズとリオンを先に通して、最後にオルガがセラと一緒に扉を潜る。


「施錠機構自体は単純だけど、それがないと開かないんだな」


「だから、無くすと死罪になる」


 ノルンの手綱を引いたオルガが、スタスタと通り過ぎながら、さらっと怖いことを言った。


「ゲッ。本当か、セラ?」


 ユリシーズは渋面作ると、オルガの後ろをトコトコ歩いていたセラを捕まえて、真偽を尋ねた。


「死罪になった人はいないけど、騎士勲章を無くしました、って遺書書いて自分で死んじゃった人ならいるわよ」


「そりゃ死にたくもなるよな。騎士の誇りを無くすとか、ありえねーよ」


 うんうんと頷きながらセラと一緒に歩き出すと、今度は個人的にさっきよりも怖いことをセラが話しだした。


「だから王国軍の男性寮では『俺の騎士勲章はどこだ〜』って化けて出るって噂があるの」


「へぇ〜……」



 オルガと並んで歩き出したリオンは「もし俺が落ちてる騎士勲章で何かしようとしたらどうなるの?」と興味本位で尋ねた。


「王国軍治安部隊がどこからともなく現れて、問答無用で処刑されます。ちなみに、不法侵入は捕縛の上拷問です」


 前を向いたままのオルガが、何でもないことのようにスラスラと答えてくれた。


「わお」


「開かなくてよかったですね」


 ノルンを撫でながらおっとり笑うオルガに、本当のことは言えないなとリオンは思った。実は解錠に成功して一度追いかけられてます、だなんて。



 扉のすぐ近くに、一階建ての瀟洒な建物があった。王国軍の紋章が扉に記されているので、ここが詰め所なのだろう。オルガはノルンを入り口前の柵に繋いで、皆のほうを振り返った。


「滞在手続きをして、上に連絡を取らねばならないので、私は残ります」


「わかった。俺達で宿を探しとくよ。だけど外の様子を見た限りじゃ、どこもいっぱいかな」


 街外れのここにも喧騒が聞こえてくる。あたりは薄闇になりつつあるというのに、いまだ騒がしい様子が伝わってきた。


「王国軍御用達なら、泊まれると思う。セラが身分証明を持っているから一緒に行って」


「滞在許可証も一緒に持っていったほうがよくない? 街中に人が溢れてるみたいだし、必要になりそう」


「わかった。少し待ってて。すぐ貰って来る」


 マントを翻して建物に駆け込んでいくオルガを見送って、ユリシーズは解せん、といった顔で傍らにいるセラを見た。


「セラって騎士団領の侍女なんだよな?」


「そうよ」


「何で、王国軍御用達が使えるんだ?」


「私は精霊騎士団の侍女で、王立女官養成学校の学生なの。見習い女官は遠方にお使いに行くことが多いから、特例措置で宿泊できるのよ。変なところに泊まったら危ないでしょ」


「なるほどね。よくわかったよ」


 セラのざっくりとした説明で、何となく事情を理解したユリシーズは、リオンが妙に驚いている姿を見て眉根を寄せた。また猪口才なことを考えているような気がしたが、つついて藪から蛇を出すような真似をするのもバカらしかったので黙っていることにした。


「セラちゃんて、学生だったの?」


「うん。普段は騎士団領で侍女のお仕事をして、今回みたいに女官見習いとしてお使いにいったりするの」


「……」


 ユリシーズとリオンはそれを聞いて黙り込んだ。


「何、どうしたの、二人して変な顔して」


「もしかして、そのお使いってのは、試験の一環だったりするのか?」


「経過より結果重視だから、大丈夫だと思う。思いたい」


 気まずそうに尋ねるユリシーズに、今にも泣き出しそうな顔でセラは答えた。もちろん、試験の一環だ。期限内に目的地についたはいいものの攫われて、結局交易所には行かずに、旅先で知り合った人の縁故で直に配達したようなものだ。正規交易取引ではないおかげで、早く着いたのは確かだが、それを認めてもらえるかどうか。


「セラちゃん、色々大丈夫? ホントに女官になれるの?」


 ぐっさりとリオンの言葉が胸に刺さった。いつもみんなから言われることを、この人達にまで言われるとは思わなかった。よほど女官試験合格が難しく見えるのだろうか。考えないようにしていたけど、あらためて現実を突きつけられると凹む。


「それは聞かないで、リオンさん……」


 数分後。オルガが戻ってくると、どんよりとした空気が流れていた。どんよりの発生源はセラで、何やら懸命に宥めるユリシーズとリオンの姿があった。


「お待たせ。……何かありましたか?」


「何かごめんね……俺が、余計なこと言ったみたいで」


「結果重視なんだろ、予定よりも早く客の手に渡せたんだから大丈夫だって」


「アキムさんが持っていってくれただけでしょ……領収書はユリシーズがもらってくれたし……私、全部人任せ」



「何を言ったのか知りませんけど、セラはめったに凹んだりしないんですよ。ちゃんと面倒みてくださいね。私はまだ、仕事がありますので」


 リオンに宿までの簡単な地図と滞在許可書を渡して、冷ややかな瞳で二人を一瞥するとオルガはスタスタと詰め所へ戻っていった。


「善処します!」


 その背に直立不動で敬礼しながら答えるリオンを尻目に、ユリシーズは困り果てていた。泣かれるのは大の苦手だから、まだつっかかってくれたほうが千倍マシだ。


「とにかく行こう。な、良い子だから」


 セラの両腰をひょいと抱えて馬に乗せると、リオンを急かして宿探しに街へと戻った。街中はランタンに明かりが灯り、煌々とあたりが照らされているおかげで、昼間のように明るかった。夜市が立っていて、どの店も賑やかに人が集まり、まだまだ夜はこれからといった雰囲気で人でごったがえしていた。進むのも一苦労だったが、王国軍が駐屯時に利用するという宿屋の周りは静かだった。


「ここだな」


「セラちゃん、着いたよ?」


「うん……ちょっと待っててね」


 ユリシーズに降ろしてもらうと、元気のない様子で宿屋の中へと入っていく。


「リオンのせいだぞ……あんなに落ち込んじゃって。かわいそうじゃないか」


「くそ……地雷を踏んだか」


「とにかく、女官試験のことは禁句な。本人が言わない限り、絶対に口に出すなよ」


「りょーかい」


 セラが戻ってきた気配がしたので、ユリシーズは話をやめてそちらを振り返った。まだ元気のない様子だったが、泣きそうな顔ではなくなっていたので、少しだけ安堵の色を浮かべた。


「右手の奥に厩舎があるから、馬はそちらにどうぞ、ですって」


「俺が連れてくよ。ユーリは先に部屋へ」


「わかった」


 必要なものだけが入った袋だけ鞍から外すと、馬をリオンに任せて宿の入り口で待つセラの所に歩き出した。


「腹減った。この宿って、食事は出るのか?」


「頼めば出てくると思うけど。事前連絡なしで来たから、あんまり期待しないほうが良いかも」


「そっか。じゃオルガが戻ってきたら、外に食べに行くか」


「そうね」


「昨日さ、報告書に食べ物のこと書いてるんじゃないかって言ってたろ」


「うん」


「実は書いてる」


 セラの翡翠の瞳が大きく見開かれて、すぐ隣を歩くユリシーズを見上げた。


「本当だったの?」


「何にも書くことがないときにな。今日はこれとこれとこれを食いました、終わり、って」


「お、可笑しい! 子どもの日記みたい」


 こぼれるような笑顔で、本当に可笑しそうに声をたてて笑うセラに、ユリシーズもホッとしたように瞳を細める。


「やっと笑った」


「えっ?」


「やっぱりセラは、笑ってる顔がいいな」


 聞きようによっては口説き文句のようにも聞こえるそれに、セラは一気に顔面を赤くした。さらりとこういうことを言えるユリシーズが何を考えているのか、セラには想像もつかなかった。


「あ、ありがとう」


 ほのぼのとした雰囲気の二人が宿屋に入ってから、穏やかな顔のリオンがひょこ、と木の陰から顔を出した。まわりが如何こうしなくても、これは確実にうまくいく。もうこれ以上干渉せず、大人しく見守ることに決めて、リオンはのんびりした歩調で宿へと向かった。


 一人部屋は緊急用に開けてあるとのことなので、四人は二階の角部屋にセラとオルガが、その隣にユリシーズとリオンが泊まることになった。オルガが詰め所から戻ってきてから、ガヤガヤと大勢の人々で賑わう夜市へと出かけた。柄の悪そうな男達がたむろする酒場辺りはあまり雰囲気が良くないので、表通りに面した明るい感じの大きな食堂に入って、各々で食べたいものを好きなように頼むことにした。


「とりあえず飲み物を頼もうか」


「俺はこれがいい」


「私もそれがいい」


「私はフラグムのジュース」


「おやじさん、俺エールを大で! あとマールム二つと、フラグム一つね!」


 リオンのよく通る大声に、あいよ!とおやじさんの威勢のいい返事がして、すぐに丸々と太った女将が、汗をかいたグラス三つとでかいジョッキを持ってやってきた。ドンドン!とグラス類を置いて、気風の良い声で「なんにする? 今日は鴨のいいのが入ってるよ!」と本日のおすすめを言いながら、品書きを置いた。


「それじゃ、その鴨のいいやつを三人分。あと揚げた芋とチーズの盛り合わせと」


「これ、私これ食べたい!」セラの指差すものを女将が見て、しょうがない子だねぇというように笑った。


「ドード鳥の照り焼き風かい? 鳥ばっかりになるよ?」


「いいんだ。食べたがってるから、それも頼む」


「あとおすすめのサラダと、パンがあれば、それもお願いします」


 オルガが最後にそうしめると、女将は笑顔で「あいよ!」と応じて、大きなお尻を振りながら厨房へと戻っていった。食堂は大勢の人で賑わっていて、セラは楽しそうに店内をぐるりと見回した。こういう食堂兼酒場といったお店には、あまり来たことがないので、どれもこれも物珍しかった。


「無事ついてよかったな」


 お疲れさま、と互いのグラスを軽く合わせて、セラはキンと冷えたグラスに口をつけた。マールム独特の強い酸味と、ほんのりと甘い蜂蜜の味が身体に沁みるように美味しかった。


「あー、仕事のあとはやっぱこれだよ! 女将さーん、おかわり!」


 一気飲みしたジョッキをドン! とテーブルに置いて、二杯目のエール(大)を注文するリオンに、ユリシーズは頬杖をついたまま呆れたような目線を投げた。


「何でそんなエールばっかり飲んでるのに、腹が出ないんだよ」


「鍛えぬいた腹筋のおかげ」


「腹筋があるとおなかがでないの? オルガ、おじ様に教えてあげないと」


「そんなわけないでしょ、セラ。若いから出ないだけだよ」


「だよな。今はまだ若いから出ないだけで、三十過ぎたら一気にくるぜ」


「出ない。俺は絶対に出ない。変なこと言わないでくれる?」


「とりあえず、あんまり飲みすぎるなよ。夜中に何度も手洗いに行かれると、俺が寝れない」


「今度は年寄り扱いかよ……」


 セラとオルガは二人のやりとりに、朗らかな声で笑った。女将さんが「おまちどうさま!」と持ってきた料理を適当に取り分けると、セラは女将のおすすめ「鴨の串焼き」をフォークで綺麗に串から外して食べてみた。少し野性味のある鴨に、甘い橙の実のタレがかかっていて、とても美味しかった。


「この鴨の焼いたの、とっても脂が乗ってて美味しい」


「オルガちゃんも、葉っぱばっかり食べてないで、肉も食べなよ」


「葉っぱって言わないでください」


「リオンさん、パンいらないの?」


「酒飲んでるとき主食は食べない主義なの。セラちゃん食べていいよ」


 いらない、というようにふるふると首を横に振るセラを見て、ユリシーズは遠慮なくリオンの皿からパンを取った。


「いただきます」


「ユーリ、君もう自分の分食べたでしょ」


 三杯目のエールをぐいぐい呷りながら、ガッとユリシーズの手首を掴む。掴まれた手をそのままに、ユリシーズは何食わぬ顔で、逆の手で皿に残っている黒麦のパンをひょい、と取った。


「足りない」


「足りないなら追加したらいいでしょ」


「追加だと多い」


「私、おなか一杯だから追加しても入らないわ」


「私も結構です」


 意外なところからの援護攻撃を受けて、仕方なさそうに笑うとリオンはユリシーズの手を放した。


 騒がしく楽しい晩餐を終えて、食後の香茶が運ばれてきたところで、明日の予定の確認となった。オルガの口から「南部地帯完全封鎖の解除」の知らせを聞き、ユリシーズとリオンは、一瞬だけ難しい顔になった。


「解除されたんなら、南大門を通って帰れるんじゃないの?」


「表向き解除になっただけで、王国軍が完全封鎖してる状況は続いているよ」


 がっかりするセラの頭を撫でながら、オルガは二人の潜めた声に聞き耳を立てた。セラに隠し事をしているようで気詰まりだったが、こればかりは自分の任務だから仕方がない。彼らを監視して王都まで連れて行くことで、何が起こるのかはわからないが、何だかそれにセラが関わってくる気がしてならない。こんな任務放り出して、さっさと騎士団領にセラを連れて帰りたかった。


「反王国派の封じ込めが完了したんだな」


「さすがに早いね」


 何も聞こえていなかったかのように、オルガはすまなそうな表情で二人を見て、軽く頭を下げた。


「……申し訳ないけど、もう一日この街に泊まることになると思う。状況が変わってしまったので、副長からの連絡を待たなければ」


「一日くらいなら大して影響ないよ」


「セラちゃんの体力も考えて余裕もたせてるからね。明日は一日ゆっくり休もうか。さすがに俺も疲れてるし」


「ありがとう、ユリシーズ、リオンさん。オルガもゆっくり休もうね」


「うん……」


 後で精算するから、と言い置いてリオンが勘定に立った。大ジョッキでエールを五杯も飲んだようには見えない足取りで、セラは首を傾げた。


「リオンさん、けっこう飲んでたよね。全然酔っ払ってないみたい」


「火酒飲んでも顔に出ないからな。相当強いぞ」


「どういう肝臓をしているんだ……っていうか肝臓あるの?」


 オルガは上司達の顔が浮かんだ。あの人たちも葡萄酒をまるでジュースのようにがぶがぶ飲む。ここにも肝臓がない人がいた。


「リオンさん、変」


 セラのぽつりと呟いた言葉に、ユリシーズはとうとう噴き出した。






 来たときよりもだいぶ人がすいて歩きやすくなった大通りを抜け、宿屋街のある辺りまで戻ってくると夜も更けて、人通りはかなり疎らになっていた。受付にいた人の良さそうな番頭から鍵を受け取ると、セラとリオンが連れ立って上がっていった。セラが部屋に入ったのを見計らって、オルガは前を歩いているユリシーズを呼び止めた。


「……ユリシーズに頼みがある。明日は一日セラと一緒にいてもらえないだろうか? 私は一日詰め所にいないといけないから」


「俺は構わないけど、いいのか?」


「セラが一緒なら、下手なことはできないでしょう?」


「確かにな。危険な目には絶対に合わせないと誓うよ」


 からかうような表情をスッと消したユリシーズを、オルガは挑むような瞳で見据えた。


「あの子は何も知らない。だから知るまでは、何も聞かないであげて」


「わかってる。俺からは何も言わないし、聞かないよ」


 安心しろ、と不敵に笑って、亜麻色の髪の青年は扉の向こうに消えていった。


 オルガは心に浮かぶ理由のわからない不安がどうしても拭えなくて、廊下の窓から見えるほんのりと明るい夜市の風景に目を向けた。

 さっきはあんなに落ち込んでいたのに、ユリシーズが何を言ってくれたのかわからないが、セラはすっかり元の明るさを取り戻していた。泣いているセラを慰めたり、励ましてあげるのは自分の役目だと思っていたけれど、もうその役目の終わりが近いのかもしれない。


 それだけなら、こんなに不安な気持ちにはならない。だからといって、その原因を突き詰めると「セラがいなくなる」ような気がしてしまう。嫌な予感ほど当たるもの。オルガは重々しいため息をついて部屋へと戻っていった。

マールム → レモン

フラグム → いちご


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