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第53話 戦闘前の茶番
「…なんか変なのがきましたの。
この世界に来てから私の男運悪すぎると思うのですが、どうなんでしょうか?」
「変なのとは誠に心外でござる。女子のくせに生意気でござる~っ。」
しかもまた男尊女卑なオス。最低ですわ。そんなめぐり合うオスの程度の低さにベルは思わず、
「はぁ~、冗談は時代遅れの外見だけにして欲しいですわ。」
ため息が出てしまうのもしょうがないのであろう。
「なっ、何を仰る御嬢さん。我が種族ギガースプロウラは古来より由緒正しき―――」
「そういうセリフは海雀蜂族じゃないと許されませんわよ?」
「オスは見た目じゃないでござる。雄々しさでござる。拙者心はいけめんでござる。」
「その図太さは逆に羨ましいですわね。真似したいとは思いませんけれども。」
「褒められたでござるっ!?」
「見た目も、センスも、性格も、おつむも駄目、
女性に隣にいて恥ずかしい思いをさせる殿方はノーサンキューですの。」
「なっ何を、ちょっと美形だからって生意気でござる。そんなメス修正してやるでござるっ。」
「結局こうなるのですわね。」
なんだか、ぷよ○よの戦闘前の掛け合いみたいな会話に思わず疲れてしまうベル。
一方、サムラーイなムリャシュゲはヤル気マンマンだ。
「では、拙者が勝ったら嫁にくるでござる。其れでは正々堂々といざ尋常に勝負っ!!」




