↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/120

第38話 新たなる力

サンドクリーパーは地面の振動を大きな情報源の一つとしている。

そのため通常は空からの敵に弱いのだ。足元ばっかりをみていたら上からものが振ってきても気づかないのと同じだ。

だが、ベルは違う。その驚異的な聴力のセンサーは空にいるものでさえも補足するのだ。


ベルがこの数日間不満が大きくなってきたことがある。

それはズバリ飛べないことだ。かつては途方もない年月を飛べるものとして生きてきたのだ。

だからこそそれができなくなったことにもどかしさを感じないわけがない。


だからベルは土に潜ることにした。もっと言えばアリジゴクのまねごとをすることにしたのだ。

何故かはわからない。逆転の発想というものなのだろうか。空に飛べないから土に潜ってみる。

………う~んわけがわからない。アレだろうか、

アリジゴクのまねをすれば必然的に空を見上げることになるので気分だけでも、と……。

でも、ベルは目が見えないのだ。何がしたいのか全く分からない。


ベルが原理のわからない行動を取っていると蟻地獄にアカダンゴムシがかかった。

咄嗟に砂の足場を引き寄せ崩そうとするが、上手くいかない。気合を入れてやってみるが微妙だ。

更に思い切って落ちろ落ちろ落ちろと意識していると、アカダンゴムシが穴の中心に落ちてきた。

地すべりではなく、下降気流(ダウンバースト)によって。


自販機でサイダーを買おうとしたらお汁粉が出たような感じだ。

変なことをしたら変な結果が出たと言うだけの話だ。


なんかよくわからない感じだが、この日ベルは『風』の力を得ることになった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。