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第10話 ほぼステータスの紹介で終わり

本編と違って成長ハイペース。

総攻撃を明日に迎えデュカリスは歌っていた。幼虫であった頃より遥かに音が響く体になったデュカリスの歌声は、

まだ人のように言葉を発することは能わないが、音を出す点においては十分に人の域に達していた。むしろ生前の才能と、

ヒトという枷から放たれたことでそれ以上のものになれる確信がデュカリスにはあった。

その歌声は既に人の身では出せない低音域や高音域までを、文字通り人外の精度で歌いだせるようになっていた。

また、夜中などは妹たちが眠っているので起こさないように演奏したり歌ったりしていたデュカリスは、

遂に音を反響する特殊な空気の膜の開発に成功した。音を発してもこの膜の中にいる限り中で反響して外には漏れない。

だが多少の損失こそあれどんどん音が重なっていき煩いのと音が重なることで演奏自体の邪魔になるので再び工夫していたところ、

遂に防音結界を開発した。これで夜間も思う存分歌ったり演奏したりできる。


ノートワスプ成虫(姫種) 名称:デュカリス

属性 空 虫 音弱点 水 火RANK B+ Lv70

HP2350 SP2300 ATK1900 DEF1500 INT6000│(種 限界値) MAG690 RES500 DEX1350 AGI670

種族特性 響力なる顎 響靭なる弓腕 響悪なる尾針 体温上昇 毒 毒耐性 飛翔 産卵 巨大化成長補正 音響素体

スキル 三部作の魂 不老 遺伝2 知性大 体内磁針 飛翔能力上昇 揚力上昇

軽量化 美声 絶対音感 リズム感 ソルフュージュ 聴力上昇 魅了

ベルカント 全身楽器化 ダイナミックレンジ 反響結界 防音結界(低)


デュカリスはふとスセリの様子を見に来た。蛹になって張り合いがない。

「………」

妹の前で無言で考える。果たしてあの鳥に次は勝てるであろうか?勝てなければどうなるのであろうか?

総攻撃に失敗し全滅した場合、妹たちを誰が守るのであろうか?しかし、余力を残してあの鳥に負けはしないのであろうか?

様々な思考がデュカリスの脳裏をよぎる。

「まぁ、考えても仕方がないことですわね。それよりも今は目の前のお食事が大事ですわ。……あっ、そこのワーカー、食後の蜂蜜もいただきますわ。」

彼女は明日の出撃に備え空腹を満たすことにした。

「では、お休みする前に一曲。」



今宵謳われた歌もランメルモールのルチアであった。

これがこの巣の中で謳われた最後の曲となった。

デュカリスもなんだかんだでスセリの事も好きです。


ダイナミックレンジ 高音から低音まで出るということです。

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