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手紙。  作者: ある。
2/2

一章 偶然は必然へと常に変化していく。



1年前の私は、それはもう酷いものだった。

ちょっとしたキッカケから人間不信に陥り、不登校のニート少女だった。

面白いくらいに一人は楽だった。

一人の部屋の中。スーッとすり抜けるクーラーの風が肌を撫でていた。

私にとって、無音の間というのはかなり落ち着く場所だ。

ただ私をうるさく責め立てる訳でもなく、私に何か話しかける訳でもない。

この私の平和の終わりが、刻一刻と近づいてきているなんて、知る余地も無かった。

平和の終わりのカウントダウンは、私には聞こえてくれなかった。

聞こえないカウントダウンが0になると携帯の着信音が鳴り響いた。

携帯のディスプレイのメールアドレスに、見覚えはなかった。

[ago35ga222aphla@********ne.jp]

受信ボックスを開いた。



[件名]

[本文]

起きてるか?起こしちまったら

悪い

安藤京太だ、頼む。

メールに返信してくれねえか?


「は・・・?安藤・・・くん・・・?」

携帯は、私の手の中からするりと落ちてぽふんと布団の上に落ちた。

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