7月5日に起きたこと〜信じるか信じないかはおめぇ次第だ〜
白猫が右回転。黒猫が左回転し始めた。
「……おぉ」
すごいスピードだ。白猫は地面を掘り進み、黒猫は回転しながら空へぐんぐん浮上している。
私が「今日は予言の日なので隕石が落ちるか。地震が来るかも知れません。世界は終わりです」と言った瞬間にコレだ。
どうしたというのだろう?彼らの機嫌を損ねてしまったのか?
地球最後の日にやらかしてしまったな。
「あっ!おかえり!」
「にゃー」「にゃー」
良かった。地中と宇宙から帰ってきてくれた。
どうやら機嫌が悪いわけではないようだ。
「……なぜ私が震度15の地震で世界を滅ぼそうとしているのが……わかった?がくっ」
猫が掘った穴から、血だらけの大男がいい温度の温泉と一緒に吹き出してきた。
ひゅうううう!ぐちゃっ!
「あっ!セフィロス!」
セフィロスが空から落ちてきた!こいつ!隕石を落とそうとしていたな!シャアもいる!
『『おのれネコチャン!』』
3人全員気絶した。
「にゃー。おあ〜ん」「にゃーあー、お」
お二猫はお疲れのようだ。
あくびをしながらお帰りになられた。
「救われた」
信じるか信じないかは自由だが、7月5日以降我々が生きているのは猫のおかげ。
感謝しろ。
ネコと和解せよ。
私はコンビニに麦茶を買いに行く。