殿下が婚約破棄したいならば、金の拳(ゴールドナックル)で殴りつけて差し上げますが
柴野いずみ様の「ヘタレヒーロー企画」に参加しています。
……はい。いつもの私のノリ、つよつよヒロインです。でもちゃんとヒーローもヘタレになっている筈……。
「めめめ、メディナ! お前との婚約を破棄し、おっ俺はこのヘレニアを妻とする!」
それは、王家主催の夜会での出来事。
私はジェラルド殿下の婚約者として正式な招待を受けておきながら、その殿下に壇上からこのようなセリフを突き付けられたのでした。突然の出来事、そしてあまりにも酷い仕打ちに夜会の招待客はざわめき、私達をみつめています。
衆人環視の真っただ中、私は悲劇のヒロインよろしくその場に頽れるべきでしょうか。それとも真珠のような涙をぽろぽろとこぼすべきだったでしょうか。
……なぁんて、ね。こんな可愛げのないことを考える私は当然どちらもせず、表情一つ崩すことさえも致しませんでした。ま、実は婚約破棄の件は薄々気づいていたから、というのもあります。さて、このことを知っているのは私を含め何人かしら。
ジェラルド殿下にこれを提案……というか、婚約破棄をするように強要した将軍。その娘であり、今まさに殿下に腕を絡め、勝ち誇った表情をしているヘレニア様。あとは私が気に入らなくて裏で将軍に助力している王妃様もご存知よね。
でも。その筋書きを私が無理やり書き換えようと考えているのを彼らは知らない。私はドレスの隠しポケットにそっと手を入れ、中に潜ませていたものに指先で触れました。冷たく、固く、ずっしりとしたそれは、触れるだけで私に心の落ち着きを与えてくれる素晴らしい黄金の指輪。
私はにこりと余裕の笑みを見せてジェラルド殿下に語りかけます。
「殿下、なにゆえにそのような事をおっしゃるのですか?」
「お前は俺に相応しくないからだ!」
「まあ、それはそれは……。殿下のお言葉に逆らうつもりは毛頭ございませんが、どのあたりが相応しくないのか、後学のためにお伺いしても?」
「お、お前は顔が良くない!」
私の「あら」という言葉と同時に夜会の会場からざわりと声が上がります。これでも私、顔の美しさとお金儲けの手腕だけならこの国の女性の中でもトップクラスだという自負があったのですが。
「まあ、そうですの。殿下は私よりもヘレニア様のお顔が好みでいらしたんですね?」
「そっそれは違う……お前はこの国で……いや世界で一番の美人だ!」
「あら」
また周りからざわめきの声が聞こえました。最初は得意気だったヘレニア様の表情が、殿下のお言葉で不思議そうに、やがて怪訝なものに変わっていきます。
「お前の美貌は男なら誰でも惹き付けられるし、女なら多くがお前に嫉妬する。そんな美女を妃にすれば無用なトラブルの元だからだ!」
「あらまあ。褒められているのか貶されているのかわかりませんわ」
夜会のざわめきはおさまるどころか益々大きくなってきました。ヘレニア様は遠回しに「トラブルの起き得ない普通顔」と言われたことで、いたくプライドが傷つかれたご様子ですが大丈夫でしょうか。
「しかしながら殿下。お言葉ではございますが、それだけが理由なら私の顔をベール等で隠すという方法もございますわ。本当は他に理由がおありなのでしょう?」
「ぐっ……メディナの父親はやり手だが元をただせば平民の商人だ。確かに母親は貴族階級だが、代々将軍を務めてきたヘレニアの家とは家格が……チ、チガウカラ……」
あらあら殿下、最後が棒読みになっていらしてよ。もしかしてそれ、将軍の用意したセリフなのかしら?
「それは確かに仰る通りですわね。けれども。私と殿下の婚約は他ならぬ国王陛下が決められたこと。私の父の財力と、領地から産出する商品がこの国にとって見過ごせないほどに影響力が大きくなってきたからでしょう?」
へたに敵対するよりは王家に取り込んで利用した方がずっと良いですものね。勿論国王陛下は取り込んだ虫を放置するような獅子ではないけれど。
「その陛下の命を無視してまで婚約破棄をなさりたいという理由には、今の説明では少々足りない気が致しますわ……ああ!」
私は敢えて笑みを作りました。周りから思わず「ほう」と溜め息が漏れるような、とびきり魅惑的な笑みを。そしてその笑みを彼に見せつけながらこう言ってみたのです。
「わかりましたわ! 私のこういう生意気でペラペラお喋りなところがお嫌いなのでしょう? 男性は自分の母親のような女性に惹かれると言いますし、王妃殿下のように淑やかで口数の少ない方がよろしいのですね?」
「は……」
目を見開き、ごくりと唾を呑むのがわかるほど喉を上下させるジェラルド殿下。私はその姿を愛おしく見つめます。さあ、なんてお答えになるのかしら。
「……そ、そうだそうだ! 今の時代、女も黙らずはっきりと自分の考えを主張した方が良いという意見も徐々に出ている。メディナはその見本のように賢く素晴らしい女性だ……」
あらまあ。殿下ったらまた私を褒め始めましたわ。
「だっ、だが! 俺は自分の考えも持たずただ黙って男に従う女の方がいいのだ!」
「まあ。それならば私ではなくヘレニア様を選ぶのはピッタリですわね」
「くっ……」
私がスパッと返したので、何かを言いたかったご様子のヘレニア様が悔しそうに口を噤みます。でもそんなに怖いお顔をしてわなわなと震えては、淑やかさで選ばれたという説得力が減ってしまいますわ。ほら、周りの人々がまたざわめいてきましたもの。「えっ」「本当に……?」「これはおかしいぞ」というささやき声まで聞こえましてよ。
「それでは私は失礼致しますわ。婚約破棄のお話については、また日を改めて正式に」
「あ、ああ……」
私は丁寧にお辞儀をして夜会の場を去ろうと致します。ところが。
「ちょっと待った。メディナ嬢を帰すわけにはいかんな!」
将軍が直属の兵士を数人連れて現れます。きっとこれも彼の筋書きのうちと言うことですわね。でもよく見ると顔にピクピクと青筋が浮いて余裕がなさげなのは、将軍の娘が「自分の意見もろくに言えない普通顔の女」と皆の前で言われたことに対する怒りでしょうか。
「あらまあ、どうしてですの?」
「メディナ嬢と君の家には、この国を裏切った疑惑があるからだ」
「まあ、それは誤解ですわ……」
私は余裕で美しい笑みを見せますが、彼らには通用しません。通用しないのは別に良いけれど、何でも暴力でねじ伏せようとするのは野蛮で嫌だわ。
「こちらは知っているんだぞ。隣国の王子が密かに君の家を訪れたことをな!」
「将軍! 約束が違うぞ!! メディナには手を出さない筈だ!」
ジェラルド殿下の悲痛な声が入りますが、将軍は態度を改めないようです。あらあら「約束」ですって。それで婚約破棄に? でもまずは誤解を解いて差し上げないとね。
「将軍、確かに隣国の高貴な方が私どもの領地にお越しくださったことは事実です。ですが、それはあくまでも商売のためで、我が領地の商品の質を直接確かめられたいと仰せでした。ご覧になったところ品質をいたく気に入られて、今後の取引を考えられたいと。それはジェラルド殿下も、陛下もご承知のことです」
「では何故秘密裏にことを運ぶ? 隣国はこちらに攻め入るという噂もあったではないか! それに……」
将軍は勝ち誇った様子で高らかに宣言しました。
「メディナ嬢、お前は隣国の王子から口説かれ、金の指輪を贈られたそうだな!! この国を売り、隣国の王子の妻の座に収まるつもりだったのだろう!?」
夜会の会場からは大きなどよめきが起きました。私はジェラルド殿下をチラリと見ますが、悲しそうな顔をするばかりで動揺は無いようです。つまり、これも将軍から事前に聞かされていたということですね。でもそれを信じてしまわれるなんて……まったく。私、少しイラッとしましてよ。
「将軍、それこそ誤解ですわ! 商売だと言ったでしょう。私は金の指輪を隣国から正当な価格で買ったのです!」
「ははは、金の指輪などどこでも売っているではないか! 美貌と口の上手さがご自慢だったメディナ嬢も、窮地に陥れば稚拙な言い訳しかできないようだ。……やれ!」
将軍の後ろに控えていた兵士が前に出て、私を囲もうとします。流石に屈強な男数人相手では抵抗も難しいでしょう。私は将軍を見据えたまま、出口に向かい後退りをします。
巻き添えを恐れた招待客が「きゃあ」と声を出して自ら距離を取ってくれるので、スカートの裾捌きさえ気を付ければ距離は稼げる筈、と考えた途端、背中がドンと分厚いものにぶつかります。見上げるとそれは近衛兵の身体でした。
「よくやった、捕らえろ!」
「メディナを離せ! 俺の命令だ!」
将軍とジェラルド殿下が同時に叫びました。それを聞いた近衛兵はというと。どちらの命令も聞きませんでした。正確に言えば将軍の兵達から私を守るように間に立ってくれたのです。どうやら間に合ったようですね。
「な!? お前、兵士のくせに俺の命令が聞けないのか!?」
焦る将軍の後ろから低く落ち着いた声が響きます。
「それは余の直属だからな。お前の自由に使えるものではないぞ」
「へっ、陛下!?」
国王陛下がお出でになり、その場の全員が慌てて腰を落とします。私も礼を取りましたが、チラリと上目遣いで確認したところ父も陛下のかなり後ろではありますが控えているようでした。ああ、これで安心です。私はホッと胸を撫で下ろしました。
「待たせたな。妃との話し合いに時間がかかってしまったものでな」
「……は……」
今までの強気な声音が嘘のように、将軍の声が小さくなりました。やはり将軍の後ろには王妃殿下が絡んでいたということ。
「将軍。誤解はやはり正しておかねば。メディナ嬢は今まで余の命で密かに動いておったのだ。隣国との交渉口としてな」
「……え!?」
再び、会場はどよめきます。私はできるだけ上品に美しく見えるよう微笑みました。
「第一の理由は隣国との取引内容が彼女の家の産出物だった事だが、メディナ嬢は良い意味でも悪い意味でも目立つからな。隣国の王子が彼女に目をつけたという噂が立てば秘密の交渉を隠す煙幕にもなると考えたのだ」
陛下はそれだけ言うと私に視線を送ってくださいました。後を受けて発言をしても良いという事でしょう。
「もちろん、王子殿下は私を口説く事などございませんでしたわ。万に一つ、彼が女性に心を許すことでこちらに有利に交渉を進められれば、という目論見を見抜かれてしまったのかもしれませんね」
最後は冗談めかして言ったのですが、場内は冗談と取る方と本気と取る方と半々の反応です。陛下は苦笑していますがジェラルド殿下は眉を下げて情けない顔をしていらっしゃいます。あらまあ大変。私って殿下の信用を得られていないのかしら。
「い、いや、だが貴様が隣国から贈られた金の指輪を嬉々として受け取ったという情報が……!」
なおも食い下がる将軍に私は呆れ、そして決断しました。彼に鉄槌を……いえ、金の拳を下すと。
「ですから、私は正当な価格で購入したと言ったでしょう。お疑いならその指輪を直接味わってみませんこと? きっと価値がおわかりになりますわ」
「は? 味わ……?」
私がドレスのポケットからそれを取り出すと、会場は三度どよめきました。私はその大きな、四つの穴が空いた指輪に右手の四本の指を嵌めます。ずっしりと重いそれはキラキラと黄金色に輝いていました。
「なっ、それは」
「ナックルダスターと言うのですって。傭兵や拳闘士が使う武器のひとつだそうですが、市井の事には疎い将軍はご存じなくて?」
そう言いながら素早く将軍に近づきます。
「どうぞ存分に味わってくださいませッ!!」
私は渾身の力で金の拳を彼の脾腹にめり込ませました。
「ぐふっ……!」
虚をつかれたのもあったのでしょう。一撃で彼は床に膝をつきます。脂汗を垂らした青い顔の前に、私は拳を持って行き、金の指輪を見せつけます。
「あらまあ。女性の拳も躱せないなんて、将軍もお年を召したのではなくて? さっ、よーくご覧になって下さいまし。この指輪の美しい形。そして使用後に形も歪まず傷ひとつついておりません。完璧な鋳造技術だと思いませんか? これが隣国の技術力ですの」
「技術……?」
「我が領地からは何が産出されるかご存知でしょう?」
「……そうか、鉄か……」
「ええ。実は最近、鉄鉱山を掘り進めたところ別の物も出るようになりましたの。石炭です」
「石炭?……そんなもの、暖炉にしか使えないでは」
これだから情報に疎い野蛮な方は嫌ですわ。予想はしておりましたが、やはりご存じなかったとは。
「実は遠い国で蒸気機関と言うものが発明されたのだそうです。それを使えば、鉄の車を馬車の何倍ものスピードと物量で一気に運ぶことが可能になります。将軍、貴方の誇る馬と騎士では残念ながら太刀打ちできそうにもありません」
「なっ!!」
「ただし、蒸気機関車を作るには多くの良質な鉄を使い、精巧な部品を鋳造して組み合わせる必要があります。さらに動かすには燃料として石炭が必須なのだそうです。もうおわかりですね? 隣国には技術があっても鉄と石炭が足りません。我が国には部品を作る技術がないのです」
「そ、それでは隣国との共同事業を……? なぜ秘密裏に」
「何故って。話が固まる前に公表すれば、それを邪魔しようとする者もいるでしょう。例えば我が国と隣国の仲が深まるのを嫌がる他の国ですとか」
「……ああ!!」
将軍は膝だけでなく腕も額も床について、絶望を全身で表現しました。「他の国」から政略結婚でやって来た王妃殿下に己が利用されていたと漸く気がついたのです。
王妃殿下は表向きは夫に唯々諾々と従う貞淑な妻の顔を見せ、王子妃になる人物にも似たような女性を望んでいながら、実際はそれらはすべて演技。裏で糸を延ばし操るひとだったのでしょう。
彼女と正反対で表立ってハッキリものを言い、女性も意見を主張すべきと言う風潮の旗印にもなっている私。更に隣国との交渉までしているとなれば、彼女にとって私はさぞや目障りな存在だったに違いありません。
将軍との決着がついた私は、壇上の陛下に向かって頭を下げて発言します。
「恐れながら申し上げます。ジェラルド殿下にも是非この指輪をご覧に入れたいのですが」
「何故だ? 誤解は解けたろうに」
国王陛下の疑問には笑いをこらえる様子が混じっておりましたので、私は少々のブラックジョークを交えても問題ないと判断致しました。
「ええ。誤解は解けましたが……先ほど殿下は私がお好みでないので婚約破棄をされたいと仰ってましたの。しかし陛下が決められた婚約を正当な理由なく破棄をするのでは、ジェラルド殿下のご評判に傷がつくでしょう?」
「そうだな。それで?」
「ここはひとつ将軍と同じように指輪を味わって頂ければ、王族に無礼を働いた私の責で恙無く婚約を破棄できるかと」
つまり、本気で殿下が婚約破棄したいならば金の拳で殴りつけて差し上げようと思ったのですが。
けれども私の発言でワハハハハ! と国王陛下が顎を上げて笑い出しました。その横で、殿下がヘレニア様の腕を振りほどき、壇上から駆け下りてきます。
「メディナ!! 許してくれ!!」
そう言って涙目で私をしっかりと抱きしめた殿下。私は彼の体温を感じながら、自分でも気づかぬうちに張り詰めていた緊張がふっと解けるのを感じます。そこに陛下の声が頭上から降りかかりました。
「ははは。それは勘弁してやれ。ジェラルドの評判は守られても、身体と心に酷い傷がつく」
★
殿下と私は特別に夜会を中座する許可を頂きました。あの場に私達と将軍が残れば、皆様夜会を楽しむどころではなくなってしまいますものね。
今は殿下の私室で長椅子に並んで……というか、半分抱き合うような形で腰かけているのですが、甘い雰囲気とは言い難い状況です。殿下が私の肩に頭を乗せてめそめそと泣き続けるので、肩がぐっしょりと濡れて冷たいですわ。このままでは風邪をひいてしまうかもしれません。
「殿下、顔を上げてくださいまし」
「ううっ、メディナ……すまない。俺を捨てないでくれ……」
「まあなんてこと。捨てるだなんて。あ、でも」
先ほど少しだけイラっとしたことを思い出してしまいましたわ。
「何故私が隣国の王子殿下に口説かれたと信じてしまわれましたの? あれは煙幕だとご存知だったでしょう?」
「だって君は世界一の美人だし、隣国との交渉口になれるほど頭もいいし、自分の考えもしっかり持ってて魅力的だから! どんな男でも夢中になると思ったんだよ……それに」
「それに?」
私が彼を真正面から見つめると、殿下の目からみるみる涙が溢れてきました。
「その噂を信じた将軍が『メディナ嬢は隣国と通じている。逮捕して拷問で口を割らせる』って言うから……」
「ああ……私を守るために?」
「隣国との共同事業の条約が纏まるまで時間を稼ごうと思って、メディナとの婚約を破棄してヘレニアを王子妃に据えるため、夜会で発表すると将軍に提案したんだ」
「まあ。それであんなことを」
「ごめん。こんな方法しか取れない情けない俺でごめん……」
「いいえ、今考えると最良の方法だったと思いますわ」
あの、婚約破棄の理由を訊ねた時。殿下はあくまでも自分が愚かな王子だからというスタンスを崩さず、私に非が無いように立ち回ろうとしてくださった。もしも条約の締結や陛下と王妃殿下の「話し合い」が間に合わず本当に婚約破棄になったとしても、私の評判に傷がつかないように。……まあ、一部やりすぎて私を褒める形になったのはご愛敬だけれど。
でもそのご愛敬が私は好きなの。優しくて優しくて、優しすぎる殿下。ハッキリとキツい物言いをする私とは正反対の殿下。私を守る為に自分の評判を落とそうとまでしてくださった、心の芯は実はとてもお強い殿下。
私も、この人の為なら……この人が将来王となるこの国の為なら、隣国の王子に身を差し出してもかまわないと本気で思っていたのよ。でもそうならなくて、今もジェラルド殿下のお傍に居られて本当に良かった。
「愛しています。殿下」
「俺も、愛している。メディナ……」
こんな時にも可愛げのない私は、横目でチラリと壁際を見ました。そこに控えていた侍従や護衛は皆、目を逸らしてこちらを見ないように気遣ってくれています。
私は安心して彼と唇を重ねました。
ナックルダスターは「メリケンサック」とも呼ばれます。または略して「ナックル」とも。
メディナは秘密の命を受けて動いている以上、少々の荒事もあるかと思い(王妃や将軍の妨害工作)、鋳造技術の確認を兼ねて特注のナックルダスターを隣国に注文しました。
そして、それを使うための格闘技も少々自宅で訓練していました。しかし本業の兵士達に囲まれてしまうのでは流石に太刀打ちできないと判断し、逃げようとしたわけです。
ナックルダスターが黄金色なのは、単にメディナの趣味です(* ´艸`)
10/13追記 針山糸様より、素敵なFAをいただきました!ありがとうございます!(*´▽`*)
ジェラルド殿下の泣き顔が可愛い!!
あとメディナの服の意匠が薔薇(トゲつき)なのがもう!解釈一致過ぎます!!
お読み頂き、ありがとうございました!
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