表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/28

立花・助人(中堅神官①)

現代社会を匂わせて、冒険の常識を覆す安全?と健康?な剣と魔法の世界のハイファンタジー!


ダンジョン案内人兼通訳の過去が明かされる...

中堅神官編...第一話連載開始!


今日も一日!グリュックアウフ!

この職業(ジョブ)になって、6年...

すなわち神官として7()()()に突入した俺は、今だからハッキリ言える。

【違う】

俺は夢を見た神官というジョブはこんなんじゃない!

こんなはずじゃなかった。


なんでこんなことになったんだ...

何が人の役に立てるんだ。

人を助けるところか...自分さえも救いようのない人間になりそうだ。

このままじゃ...俺はこんなところでただ腐ったまま、生涯を終わるだけじゃないか?

何の意味があるのか?

こんなクソみたいな人生は...


朝がやってきて、無意味な一日を過ごして、そして終わる。

その繰り返し...繰り返し...

そして、()()()()...

ただの無意味で不毛な人生を送るだけ...

こうなると分かれば、一層()()()は自分の命に代わって、【大義】を果たして死んだ方がマシだ。


こんなはずじゃなかった。

なんでこうなった。

なんで俺の人生がこんなに()()()()になった。

そう...

そうだ...

()()()だ。

アイツのせいで俺の人生が滅茶苦茶になった。

アイツがいなかれば...俺は今でも様々なダンジョンで活躍して、皆を助ける役目が果たせる...はずだった。

()()()()()のせいで俺は...一回【心が挫けた】。


そして今は、こんな...辺境のダンジョンで何の役目なのか訳分からない肩書きを与えられながら、何をしてもしなくても...ただそこにいるだけで成立するような存在。

いてもいなくても変わらない存在。しかし、問題が起きたら、先に責任が取られるという理不尽付きね。

今の俺にはぴったり過ぎて、笑いたくなる。

この【ダンジョン安全衛生管理責任者】という肩書きで...俺は出来損ない人間として日々を送っている。


どこかの誰かがこのような言葉を言っていたような気がする。


「この世界に存在する誰しも必ず意味があり、役目がある。無意味でこの世に生まれた命なんて...ない。」


じゃ...今の俺の人生にはこの世界に何の意味があって、どんなことが役に立てるのか...

教えてくれ...

神よ...

いや、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


俺には何のために生まれて、何のために生きているのか教えてくれ!


...


「スケトさん...」

...俺は...


「スケトさん...」

何をやっているんだ...


「スケトさん!」

とぱっと誰かの声で気づいた。

気が付くと、テーブルの向こう側に心配そうな顔をしているヴィオがいた。

「どうか...しましたか?まだ具合が悪いじゃ...」とまた心配そうな質問をされた。

そこで俺は笑顔で誤魔化した。

「いいえ。大丈夫です。少し過去の記憶に浸って、ちょっと浸りすぎただけで...」となんとか作り出した作り笑いがまた少しずつ暗い表情に変わった。


そう...あれは俺がこの仕事を始める前の話...もう2年前ぐらいか...

まさかこうして、今は別の仕事でこんなところでまだ生きているとはそのときには想像さえもできなかった。


俺はまだ...生きている。


この謎バステも消える様子もないまま...


今日もまた()()()()()()()()()...


とまた暗い気持ちになりそうだった俺はその気持ちを払拭しようとしたようにヴィオに話しかけた。

「ごめんなさいね。料理が冷めないうちに食べましょうか?」と普通に一緒に食事をしている相手にこれ以上待たせるのも申し訳ないと思い、食事に移そうとした。

とヴィオを見たそのとき、彼女は何かを言うか言わないか迷っているように返事せずに考え込んでいた。

そして、ようやく出てきた言葉は予想外なお願いだった。


「スケトさん...スケトさんが働いている案内所で私も働かせてください!」

最後までお読みいただきありがとうございました。金剛永寿と申します。


こちらは二作目の作品になります。

初めて書いた作品、Memento of ランカ ~羅刹羅闍との日本ぶらり旅~という作品は現在連載中です。もしよろしければ、そちらにもご一読いただければ幸いです。↓

https://ncode.syosetu.com/n7903hf/


この作品はあくまで険と魔法の世界を舞台にしたハイファンタジーの設定ですが、どこかで現代社会を感じさせるような要素をいくつか入れていくと考えます。何かのお気づきや何かしらを共感することができれば嬉しいです。


主人公の過去が明かされます!

と言いながら、神官見習い編を飛ばして、さらに今回は新入神官編も飛ばして、いきなり中堅編の連載が始まったよ!

時系列がめちゃくちゃになっている...(笑)


過去編の構成としては、神官見習い編の後に新入神官編の後には別の過去編がありますが、ちょっと飛ばして、中堅のときの話を少し明かしました。こっちの方は2年前のことで今の主人公にとっては一番現在に近いからです。

正直、新入神官編の五月病編みたいなものが書きたかったのですが、タイミングを逃してしまいました。


今後ももしかしたら、別の過去編が出るかもしれないし、すでに出た過去編の第二第三話になるかもしれません。改めてご容赦ください...(笑)

これからも少しずつ主人公の過去が明かされます。そして、現在の方にも戻します!


今度はスケトの回想の中にいた【アイツ】とは誰なのか...

そして、彼を苦しませている謎のバステとは何か影響を与えるか...

さらに辺境とか安全衛生管理責任者とは何のことでしょうね...

なぜそうなったのか...お楽しみに!


あとはヴィオのまさかの最後の言葉...気になりますね。


今後の展開はどうなるか、そして彼の過去には何があったのかさらに掘り下げますので、お楽しみに!


もし続きが気になって、ご興味があれば、ぜひ「ブックマーク」の追加、「☆☆☆☆☆」のご評価いただけるととても幸いです。レビューや感想も積極的に受け付けますので、なんでもどうぞ!


更新予定はまだ確定ではありませんが、連載を続けたいと思いますので、お楽しみいただければ何より幸いです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ