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 さて今日は初めてのお出かけである。地下室に保存しておいた焼いた肉を大きな葉っぱで包みカゴに入れてゴブ蔵にれもたせる。ゴブ太にはいつものスコップにツルハシを持たせる。俺自身は昨日作ったショートソードだけである。どちらかと言うと魔法で戦うつもりだ。一応練習した攻撃魔法もあるしどうにかなるだろう。


 とりあえず今日の分のデイリーガチャである。


Fランク DP100


まあ、うん、。

 

 それよりも鉱石を見つけたい。一番欲しいのは鉄 次に石炭 宝石系 できれば最強ミラクル金属ミスリルとかアダマンタイトみたいなのもあるといいなあ。金と銀は持ち込んだらやばそうだしな。まあ、あったらあったでいいけど。


「よし、じゃあいくか!ヒナコは非実体化しておいてくれ。」


「わかりましたです!あ!アドバイスとして倒した魔物と素材があればダンジョンに登録してmobや配下として利用できますよ!」


 mobゴブリン達には今日は繁殖させるために寝かせておく。前回のガチャ結果はこんな感じだ。


Fランク ゴブリン 能力 特に変化なし。


 まあ、早々にうまくいくわけでもないな。今回できた子は一応実体化しておいたが成長までに1日かかる。ゴブリンだからかわからないが成長速度がすごい。


 山肌に沿って上に進みながらそこら辺に落ちている石とかを鑑定する。


石 石 石 石 石 石 石 石 鉄 石


 お?鉄があるじゃないか。近づいてよく見る。周りに石がついているが鉱石のようだ。周りの石を分解するイメージで土魔法を使う。石がサラサラと砂になって手元には鉄鉱石だけが残る。


鉄鉱石 一般的な鉄鉱石 鍛治に使われる。


 とりあえず俺は空間魔法を利用してアイテムボックスなようなものに突っ込んでおこうとしてやめた。毎回一つずつボックスを開くのは魔力が馬鹿にならない。それならカゴに入れておいて後でまとめて突っ込もう。


 この鉄があった場所から上に続くように鑑定を通していくか。ここら辺を土魔法やゴブ太の力を使って掘り進むか。


 よし、とりあえず表面を土魔法で削っていこう。


「ゴブ蔵!この辺りを土魔法で掘っていこう。浅くひろくのイメージだ。」


「わ、わかったゴブ。」


 ディグは万能ではないようで手こずりながらも一緒に掘り進めてくれている。そこの隣を掘りながら色が鉄っぽいものが出てきて欲しいと祈る。少し時間が経った頃。


「マスター!!!これじゃないゴブか???ディグでは掘れない部分があるゴブ!」


「本当か!!!今行く!」


ゴブ蔵が見つけた鉱石に鑑定をかけると、鉄鉱石とでた!当たりだ!!!よかったあ。


「よし!よくやった!これは鉄だな!とりあえず魔力が厳しいといけないからゴブ蔵は休んでいてくれ。俺とゴブ太で掘り進める。」


「わ、わかったゴブ…申し訳ないゴブが疲れたのでおまかせするゴブ。リーダー頼みますゴブ。」


「おう!任せろゴブ!」


 俺は鉱石の周りの邪魔な土や石を退けていき、剥き出しになった鉱石をゴブ太が砕いてカゴに入れていく。ある程度まとまったあとは、空間魔法を使って異空間に部屋を作るイメージで収納していく。


 まだまだ量は沢山あるがとりあえず休憩を入れて持ってきた焼肉を食べる。


 俺たちが採掘をしている間に警戒をしてくれていたゴブ助も呼んでみんなで昼食を取る。


「どうするゴブか?今日はこのまま鉄鉱石だけを取って帰る感じゴブか?」


「とりあえず今日は後1カゴ満杯にしたら石炭か他の鉱石を探しにいこう。それに戦闘もしたいしね。」


 その後はゴブ蔵の力も借りてスムーズに鉄鉱石をとりまた探索に出かける。ゴブ助が先行して偵察に出ていると。


「敵の気配がするゴブ!動いてないから大丈夫だと思うゴブが警戒をするゴブ!」


 俺たちはゴブ助の指示に従いながらゆっくりと前進して岩陰に身を潜めながら敵を探す。俺も鑑定を駆使して探していくと…大きな岩みたいなモンスターが見つかった。


 オレタートル その地にある鉱石の成分に紛れて甲羅を金属に変える性質を持つ魔物。扮する鉱石によっては無類の強さを誇る。


 うわあ、この魔物をどうにかして登録したいな、こいつを使えば欲しい鉱石を好きに手に入れられるのではないか?これが本当の錬金術だろ。


 ちなみにこいつの鉱石はなんだ?銀かな?鈍く輝いている。


「こいつは俺が魔法で戦ってみてもいいか?できれば素材を傷つけずに取りたいんだ。」


「何かあれば飛び込むゴブよ?」


「わかった、任せる」


俺はそう言うと無防備に出ている頭を狙って土の槍を発射させる。一撃必殺にするために土の槍を回転させて風魔法で加速させながら射出する。


ガシュンッ 少し高い音を上げてミサイルのように発射された槍は頭を貫き一撃で死亡する。


 あっけなかったな。急いでステータスを確認するとlvが6になっていた!あいつは結構経験値がでかいのか小さいのかわからないがこれでスキルレベルも上がってウハウハだ。

俺の場合はステータスポイントの代わりにスキルポイントが増えている。


 スキルポイントはレベルを上げる数に対して必要になるらしい。例えばlv1から2にはスキルポイント2が、lv3には3がと必要になってくる。そして一レベルごとに5ポイント貰えるようで25ポイントも振れる。これは帰ってから考えなければいけないな。


 とりあえずオレタートルの甲羅を鑑定してみる。死んだ魔物は素材扱いで鑑定が別に通るみたいだ。


オレタートルの甲羅[ミスリル]


 おー、きちゃったよミスリル!魔法金属ってやつかな?


ミスリル 魔力伝導能力が高い上に単純に鉱石としての硬度も高くこの素材で作られる武器防具は付与もしやすい為良いものができやすい。


 よし、とりあえずこの死体をアイテムBOXに入れて探索続行かな?石炭がなければ始まらない。最悪DPで出すことも視野に入れないとな。

 

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