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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

十三の竜

作者: 牧場サロ

※本文が読みづらいと思われた方は後書きを読んで下さい。

これは、この世界とは別の世界の物語――











むかしむかし、せかいにはにんげん、あじん、まぞく、てんしなど、たくさんのしゅぞくやいきものたちがいました


それぞれのしゅぞくはおなじしゅぞくでくにをつくっていました


また、このせかいにおいてりゅうはとくべつなそんざいで、かみさまとおなじようにあがめられていました




くにはぜんぶでむっつ




りゅうはじゅうさんいました




やがてりゅうたちはじぶんがくにをおさめようとしてあらそいあい、じゅうさんいたりゅうはななになりました


そのうちじゅうさんばんめのりゅうは、じゃあくなのろいのりゅうとして、にんげんたちにふういんされました



のこったろくのりゅうたちはおうとなりました



あらそいはこれでおわり







――にはなりませんでした


じぶんのほかにもおうがいることがきにいらないりゅうがいたのです


せかいでいちばんのおうになろうとして、ふたたびあらそいあいました


やがてそのあらそいは、りゅうをあがめるくにどうしのたたかいにはってんしました


おおくのちがながれ、りゅうがいっぴき、またいっぴきとへっていき、ついにくにがひとつにまとまりました




のこったりゅうはに




ふういんされたままのじゅうさんばんめと、ゆいいつのおうとなったろくばんめ


せかいをてにいれたろくばんめのりゅうは、とうとうほかのせかいをもてにいれようとしました


たくさんのへいしたちをひきいて、ろくばんめのりゅうが、せかいをこえようとしたそのとき――







せかいをつくったかみさまがあらわれました







「このせかいだけではあきたらず、ほかのせかいもしはいしようというのか!!」


そして、なにがおきたのかわからないまま、かみさまのちからでろくばんめはきえてしまいました


のこされたへいしたちはたたかうきをなくして、もとのせかいへかえっていきました




こうして、のこったりゅうはいち




じゅうさんばんめのりゅうはそのごどうなったのでしょうか?


そのこたえをしるものは、いまとなってはだれもいません

昔々、世界には人間、亜人、魔族、天使など、たくさんの種族や生き物達がいました


それぞれの種族は同じ種族で国を作っていました


また、この世界において竜は特別な存在で、神様と同じように崇められていました




国は全部で六つ




竜は十三いました




やがて竜達は自分が国を治めようとして争い合い、十三いた竜は七になりました


その内十三番目の龍は、邪悪な呪いの龍として、人間たちに封印されました




そして残った六の竜達は王となりました




争いはこれで終り







ーーにはなりませんでした


自分の他にも王がいることが気に入らない竜がいたのです


世界で一番の王になろうとして、再び争い合いました


やがてその争いは、竜を崇める国同士の戦いに発展しました


多くの血が流れ、竜が一匹、また一匹と減って逝き、ついに国が一つにまとまりました





残った竜は二





封印されたままの十三番目と、唯一の王となった六番目


世界を手に入れた六番目の竜は、とうとう他の世界をも手に入れようとしました


たくさんの兵士達を率いて、六番目の竜が世界を越えようとしたその時――







この世界を創った神様が現れました







「この世界だけでは飽き足らず、他の世界まで支配しようというのか!!」


そして、何が起きたのか解らないまま、神様の力で六番目は消えてしまいました


残された兵士達は戦う気を無くし、元の世界へ帰って行きました




こうして、残った龍は一




十三番目の龍はその後どうなったのでしょうか?


その答えを知る者は、今となっては誰もいません

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