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7日目 ③ 採取に行く

 7日目


 リサは目覚めると、昨日チーを100個集める事が出来たので、今日は、ランという木の実を100個採取する為に出発の準備をはじめる。


「何としても今日中に見つけたいわね。頑張らなくちゃ」服に着替えながら、そう誓うと、リュックサックに、水筒と、お腹が空いた時に食べれるようにナッツ類と、サンドウィッチを詰め込み、更に、集めた実を入れて持ち帰る為の袋を詰め込んだ。


 他の場所へ探索しに行こうかと考えてみたけれど、何処を探索しに行ったらよいのかとても悩んでしまった。


「考えてる時間がもったいないわね。」結局、今日も探索しに行く場所は、自分の家の裏山に決め、足早に裏山へと向かった。


「裏山の入口付近に、まだ行った事のない細い道があったからそっちへ行ってみるわ」この細い道へは探索に行った事が一度も無かった事を思い出し、自分の直感も信じて突き進んだ。


 ひたすら細い林道を突き進み登って行くと、目の前に大きな岩が転がっていた。とても大きな石で通るのに邪魔であったが、落石したらしいその石は、座るのにちょうど良かったので、ひとまずそこで休憩をした。


 休憩をした後は、更に林道を突き進む。木ばかりある道のりだったが、まったくランという木の実は見つけだす事ができなっかった。


「この道へ探索しに来たのは間違いっだったのかしら?」まだ、半日も経過していないのに、1つも見つけられずにいるせいか、ちょっと自信がなくなってきた。


「こんなことじゃいけないわ」りさは、引き返す事も考えたが、引き返す事はせずに植林を登って行った。


 途中、ちょうどよさげな切り株をみつけたので、持ってきたサンドウィッチとナッツ類を頬張りお腹を満たすと、今日中に見つけるためまた歩きだした。


 どのくらい歩いたであろうか、突然岩壁が目の前に現れて、行き止まりとなってしまった。「困ったわね。どうしましょう。」辺りを見回しても抜け道なんて何処にもなかった。


「登って行くしかないわね。」覚悟をきめると、高い岩壁を必死で両手と両足でささえながら、落っこちないようにゆっくり確認しながら登っていく。


 上を見上げ、もう少しで頂上へ行ける事を確認すると、リサは無我夢中で頑張り、頂上へと登り切る事が出来た。


「わーい。登ることができたわ。チャレンジしてみるものね」りさは、登りきる事ができた事への達成感に包まれて、凄くうれしかった。


「よーし、今度は木の実を探す番ね」また、リサは休憩もとらずに歩き出した。すると、遠くの方に1本とても大きな木があるのを発見する。何故か、その木の下の地面が光輝いていた。


 見たこともない木だったのでその木の所迄行ってみることにした。近くまで行って見ると、その光輝いたものの正体がわっかった。ランの実である。


「この木がランなのね」ようやくランの実を見つけ出す事が出来たリサは、ランからの贈り物である実を、持ってきた袋に100個以上詰め込み持ち帰った。



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