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2日目 2度目の旅立ち

 2日目


 次の日、リサは早朝に目が覚めた。


 起き上がり身支度を済ませると、椅子にすわり、コーヒーを飲みながら、昨日は呆気なくゴブリンの一撃を喰らって殺られてしまった事を振り返り反省した。


 時間だけが虚しく過ぎていく……


 更に反省を繰り返す……


 無駄に時間が経過していく……


 まだまだ反省をする……


 自分は何で殺られてしまったのか?


 ダメ人間すぎるんじゃないか……


 私が行く事に意味があるのかどうかまで無駄に色々考え、反省を繰り返し、更に時間だけが経過した。


 嫌、まてまて、「このまま反省していても前には進まないわね。反省する暇があるんだったら、過去を振り返るんじゃなくて、対策よ。対策を考えなければいけないわね」


 頭を悩ます……


 リサは、次にゴブリンが襲ってきたら、どう対処すべきか考えなくてはならなかった。


「一体何をどうしろって言うのよ。何でマニュアルとか何にもないのよ!!私は初心者なのよ。誰か教えてくれたっていいじゃない」


 何故か悔しくて泣いてしまった。


 リサは自分で考えて行動してこなかった。何時も人に言われるがまま従い行動してきたのだ。


 リサはの決心は素晴らしかったが、リサ自身の心は弱すぎだった。


 そんな自分が嫌いだった。「私にだってやってやれない事はないわ!!私は、私の駄目なところを直したい。神様見ていて下さい」神棚に願い、手を合わせる。


 こうしてはいられないわ、「何か武器があったほうがいいわね」当たりを見回しても農具しか無かったが、鍬でもないよりマシなので持って行く事にした。


「行ってきます」今日も元気一杯出発した。


 長い道のりをひたすら歩いていると、数メートル先にゴブリンがいるのを確認する。


「今日は殺られたりしないわよ」鍬を構えて前に進んで行ったが、ゴブリンの動きが早くて見失ってしまった。


 当たりを見回していたが、背後からゴブリンに襲われて一撃を喰らってしまった。


 リサはまた最初の出発地点に戻されてしまった。




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