12日目 ③ 初めてのギルド
スタートしてから、既に三体のゴブリンを倒したので、リサはナイフを取り出し、素材集めも行う。
素材集めが終わると、何処に潜んでいるのか分からないゴブリンを探しながら、とりあえず前に進んで行く。
さらに奥へと歩いて行くと、洞窟が目の前に現れた。中へ入って行く以外他に道など見当たらないので、とりあえず突き進んで行く事にした。
中はやっぱり暗い、リサは暗いところが少し苦手だった。「これじゃあ、何にも見えないじゃない」もっとしっかり準備をしてくるべきだったのかもしれない。灯り何て所持していない。
「大丈夫だよ。これ持ってるから」ケルビンが取り出したのは、たいまつだった。一つあればかなりの時間使用可能で、いざとゆうときの為に、何本か所持しているのだという。
「ありがとう。いつも頼りになるわね」
「何も言わなかったのは俺の責任でもあるからね。装備だけしっかりしていれば大丈夫だと思ったんだよ。まさか、洞窟の中に行くことになるなんて、全く予想して無かったからね。」
「それにしても、何処からゴブリンが現れるのかしら、洞窟のなかで、出会いたくないわ」
「俺が一緒についてるんだから、心配ないよ。大丈夫」
二人は、たいまつの明かりを頼りに突き進んでいく。それにしても、ひどい道であった。くねくね道なのだが、地面は平らではなく、歩くのが困難だった。その道を仕方なく進んで行くと、たいまつの灯りに照らされて、奥からゴブリンが四体集団でこっちに向かって歩いてくるのが分かった。
「同時に戦うのは難しいわ」
「大丈夫。俺がリサの盾に剣を当てて音を出し四体おびき寄せるから、その後横にある隙間に隠れて待ってるんだ。おびき寄せたら、後ろから一体ずつ攻撃していってくれ。俺は前から攻撃していく」
「わかった。後ろから狙うわね」
ケルビンが自分の剣をリサの左手にある盾に当てて音をだし、四体をおびき寄せると、リサは息をひそめながらちょうど一人隠れることの出来る隙間に入りゴブリンが通り過ぎるのをまった。
リサは、ゴブリンが、自分の存在に全く気づくことなく、真横を通り越して行くのを確認すると、隙間から出て、素早く剣を前方に突き出し構えた。
その状態から、剣をゴブリンの背中に向けて、剣の切っ先を向けた攻防一体の構えから、そのまま突き出し攻撃する。
素早くその剣を背中から抜くと、わき目もふらずに、一直線に前を向き、更に前方にいるゴブリンにも、背中に向けて剣の切っ先を向け、スキだらけになっている背中に容赦なく突きさし、攻撃を加えた。
バタバタと二体のゴブリンは地面に倒れた。残りの二体はケルビンが倒してくれており、前方を見ると、倒れているのが確認できた。
「やったあ!!」倒せたことに喜びながら、リサはケルビンと一緒に素材集めをした。




