10日目 ② ハステ村到着
十日目
道すがら、標的であるブリンを見つけると、ケルビンはすぐに剣を構える。ゴブリンが近づいて来るのを待つのでは無く、気づかれないように移動しながらゴブリンに向かって攻撃をする。
「ゴブリン倒したから、一人で剥ぎ取りをやってごらん」
「分かった、一人でやってみるね」
一人きりで剥ぎ取りを開始する。まだまだ手つきがぎこちないからなのか、どうしても時間が掛かってしまう。ケルビンは何も言わず見守っていてくれているけれど、リサは初心者過ぎて時間がかかってしまう事に恥ずかしさと、ストレスを感じていた。
「ごめんなさい、まだ終わらないわ。手伝って欲しいんだけど……」
「最初は遅くたって大丈夫だよ。剥ぎ取る練習沢山していこうね、絶対一人で出来るから諦めずにがんばって‼」
「頑張らなくちゃ。」意識を集中させて剥ぎ取りをしている間、ケルビンは次のゴブリンを倒していた。
「ふぅ……やっと終わった」
「次はこっちのゴブリン宜しくね。」ケルビンはゴブリンを見つけると、あっという間にやっつけてしまう。
「もう次のゴブリンがいるなんて早すぎるー。私疲れちゃったよー」
「リサが一人で剥ぎ取りしたのまだ一体だかだからね。こんなんで疲れていたら魔物退治むいてないよ」
「そうだよね。私疲れたってすぐ言わない、もっと頑張るね」
ナイフを手にして二体目のゴブリンの剥ぎ取りに取り掛かると、一体目のゴブリンよりほんの少しだけ早く剥ぎ取りが出来たような気がした。
「終わったよー」
周囲を見たがケルビンの姿が見当たらない。「置いて行ったのかしら?」とりあえず進んで行くと、倒されたゴブリン三体とケルビンがいた。
「剥ぎ取り出来たんだね、さっきより早く出来てるよ。今ゴブリン三体倒したところだから剥ぎ取りお願いね」
「私が三体やるなんて無理よ‼」
「大丈夫、待ってるからやってごらん」
仕方なく剥ぎ取りを始める。
「あれ、何か手が勝手に動く感じがする。
」コツを掴んだのかサクサク出来るようになっていた。
「やったああああああああぁッッ!!」剥ぎ取りに苦戦するかと思っていたけど、以外にも早く三体やりきった。
更に何体かの剥ぎ取りをしながら進んで行くと、あっという間にハステ村に到着した。リサは剥ぎ取りが上達し、沢山の素材が手に入った。
「今日はお疲れ様、上達してよかったね。でももう暗くなってきているから、部屋は二つ取ったから、今日は宿屋に泊まろう」
ケルビンは宿屋まで連れて行ってくれた。




