8日目 防具を作る
8日目
リサは、マゼルに教えてもらった通り、自分の装備を作りゴブリンに勝つ為に、3日かけてチーという草100個と、ランという木の実を100個採取して集めて来た。
「これで大丈夫よね。必要な数はちゃんとあるわ。」朝起きてから、心配で何度も数を数えたから準備は万端だった。
「それにしても、ここから一体どうするのかしら?」疑問におもいながら、リサは別々の袋の中に大切に入れると、それを持って、マゼルの家へと向かった。
トントントン……
「はい……どちら様?」
「リサです。教えてもらった通り、チーとランを100個ずつ集めて来ました」
「それは凄いね。大変だったでしょう。リサお疲れ様。中へお入り」
マゼルは、リサを家の中に入れると、テーブル席に座ってもらい、紅茶をだしてくれた。「砂糖と、ミルクはこれだよ。自由につかってね」
「はい……ありがとうございます」
マゼルも自分の紅茶を用意して席に座ると、「採取して来たものを今見せて貰えるかな?」と言うので、リサはニコニコと笑みを溢しながら大切に持って来た袋を手渡した。
マゼルは袋の中身を念入りに確認している最中だったけど、リサは待てなくて「どうかしら?これで大丈夫かしら?」と先に声をかけた。
少ししてから、マゼルが口を開いた。「大丈夫だよ、これなら防具を作ることができるよ」
リサは、大丈夫という言葉を聞いてとても安心した。「良かったわ、言われた通り採取してきたけど、不安な気持ちもあったから。で、これからどうするのかしら?」
「実は、今まで皆には秘密にして来たんだけど、俺は合成する方法も知っていて、この2つを合成する事ができるんだ。今からやり方を教えてあげるから一緒にやってみよう」
「マゼルがやり方を知っていたなんて凄すぎる!!一緒にやるわ」
合成する方法は簡単ではなかった。それでも、マゼルが丁寧に教えてくれたお陰で、時間はかかってしまったけど、リサは、何とか防具を作ることに成功した。
「わーい。私にも合成する事ができたわ。マゼル本当にありがとう」合成して出来たのは、クルミという名前の防具だった。頭から全身を守ることができる。
上手く説明出来ないけど、草で洋服の形が出来ていて、木の実に囲われた感じの防具である。
ゴブリン程度なら、攻撃を喰らっても死なずに、身を守る事が出来るらしい。
「どうもありがとう。また何かあったらお願いします」マゼルにお礼をして、外へ出た。
「俺は応援してるからな。困った事があったらまた聞きにこいよ」マゼルは優しく見送ってくれた。
リサは作れた防具が嬉しくて、早速出発したかったけれど、外はもう日が暮れてしまっていたので、明日出発する事に決め、家に帰り、夕飯を食べると、明日の事を考えワクワクしながら眠りに就いた。




