#4 Let.s!異脳バトル!
話しかけてきたのは医師だった。
医師「なにしにきたんですか?」
咲「とぼけやがって!」
綾戸「間違いない、この病院からだ。」
すると、前にある窓から彩花を抱えた純が入ってくる。
純「おらぁ!」
金剛体のタイキックが炸裂する。医師も良い歳だ。
気絶してもおかしくない。あれフラグたてた?
純「効かない?!」
医師「念力を使えば弱めることくらいできますよ。」
え?そんなすぐ正体表していいの?
綾戸「やばい... 美季が酷くなってきてる」
美季「わたしはー、平気でぇーーす!」
医師「ほら、そこの女の子、こっちへおいで」
美季「はーーい!」
私「やばくなってきたね」
綾戸「わってる」
と綾戸に小声で言うと皆に異脳で指令をだしはじめた。
綾戸「純、彩花を頼む。美季、なにもいわず30秒後に裏拳だ。なにもいわないでくれよ。明夏理はちょこちょこ未来にいって確認をとってくれ。なにか見つけたら頭の中で喋ってくれ。したら俺がまた指令する。一輝はいま女だ、力は多分弱くなっていると思うが、戦ってくれ。俺は医師の心を読むからできるだけお前の援護をする。」
咲「いくぞ! おらぁぁ!!!」
医師「そんなことして良いのかい?警察に通報すれば一発だよ?」
綾戸「俺はこれまでに何度も暴行で捕まって、次やらかしたら少年院に行く。ただ、幸いそのおかげか、仲良しの警察も呼べれば、暴走族だって呼べる。」
全員「へ?」
それはそうだ。驚くのも無理はない。
てか私も初耳で凄い怖いんですけど...
綾戸「だからここらの警察は俺のことをよく知っているし、異脳を使えば半径100mまで連絡せずとも話せる。つまりお前の事は全部会話済」
医師「ふざけた真似を!!!」
綾戸「そうなると俺達は正当防衛で、お前はわいせつ罪と暴力罪で逮捕、医師免許なんて没収されるかもな」
医師「ヴァァ」
美季の裏拳を食らったらしい。ざまぁみろ
美季「あたったぁあたったぁー」
綾戸「明夏理からだ。こいつ、腹をケガしてる。一輝、そこを狙え!」
咲「おうよ!」
綾戸「純、彩花を医師に向かって投げろ!」
純「おらぁ!」
彩花「これは...なん...だ.....」
彩花は念力によって体を動かせない状態。これで医師はおさらばなのかな?
医師「あれ、男の声?」
綾戸「まっててくれ彩花、今警察を呼んだからこの医師は終わりだ。捕まる前にお前の体に抱きついて。」
医師「終わったんだ! てかこの声やだ」
私「我慢我慢!」
こうして、医師は無事に捕まり、綾戸は事情聴取にいった。
綾戸ってあんなに怖い人だったんだね びっくりした...