表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

レグルス

作者: 敏生

遠く霞んだ明かりが灯り始めた街並みに


西空にわずかに残るセピア色の暮れ


歩く川沿い不意に見た横顔


重ねてきた季節が回想して幻のように流れる


自分だけでいる日々に

限界を感じてしまいそうな

気持ちは一緒だから


一人でいかないで

君と歩きたい初夏の緑陰が続く通りを


冬に見てきた星座達が西空に

浮かび上がってくるよ


ライトアップされていく

橋と川沿いと界隈


淡い風が吹くたび 花弁が吹雪く宵


川沿い欄干に手をおいて


群青の花弁が流れる


「全然進歩がないね」って君は言うけれど

変わることのない変わり続ける君が

好きだから


どこにもいかないで

君とゆきたい

青く広がる空と海の港へ


東の空から獅子座の一等星のレグルスが

春の星座をつれてくるから


それからも二人一緒だから


桜が紅葉がかっている頃には


流星群をこの場所から見よう


それまで強く変わっていけるよ僕らは

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ