表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
言葉は炎、炎は翼【詩】  作者: 深山瀬怜
詩――よりどり30編
6/38

すくーる/破壊的色彩

「すくーる」


それは水の中に似ている

息をたっぷり吸い込んでから

できるだけ長い間

僕たちは沈んでいなければいけない


浮上しすぎると一人になる

我慢しすぎると死体になる

ギリギリのところで見極める

失敗は許されない


すくーる

それは温かい水

泳げない僕は

溺れ死んだ方が楽かもしれない



「破壊的色彩」


「創る人は壊す人」

昔、偉いのかはよくわからない人が言った

僕は聞き流したけど。

言ってみたところで

理解できない人には理解できないよ

奴らの耳は飾りなのさ。

僕もそうなんだけど。


君は創造的に破壊する?

あいつの話を聞き流さなかったから

君はトレース人間の劣化コピーの海賊版の。


皮肉を言う僕は君と同じで違う


あいつの言葉を破壊して……

その後に何かを創る必要はない

壊し逃げだ

華やかで残酷なピンポンダッシュ


君もわかってくれるといいんだけど。


鮮やかな破壊のガレキから

キリストみたいに生き返る

それをあいつは創造と呼ぶ


でもそれは、僕の創造じゃない。



「すくーる」は中学時代、「破壊的色彩」は浪人時代の作品。ちなみに私は未だに泳げません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ