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異世界転生したら敵が強すぎる件  作者: 歌を忘れたカナリア
4章

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37話 散り散り

「にしてもほんとすごかったなぁ~。リリアの技」

「そう?」

「うん。マジやべぇよ。リリアに勝てたのはまぐれかもな」

「いや、ハルトの雷竜だっけ?あれはとてもよけれないし受けれないよ」

「ザ・脳筋の技だな」

「くすっ。そうかもね」

ガサっ

「ん?」

何か音がしたような。ま、気のせいか。

「どうしたの?」

「いや、なんでも」

「そう?ならいいけど」

そう、気のせいではなかった。確かに「そこ」には何かがいたのだ。

ヒュッ

「危ない!」

リリアが俺を庇うように飛び出す。

ザンッ

「…………ッ!!」

リリアの腕が飛ぶ。え?何が起こったのか理解できなかった。

だが何かが起きたことは確かなので剣を抜く。

「リリア!大丈夫か」

「…………っあ、」

腕を抑え痛がっている。そりゃそうだ。腕を斬られたんだ。

「ソフィアちゃん!?リリアの治療を・・・」

そこにはソフィアの姿はなくただの薄暗い森が広がっているだけだった。

「ソフィアちゃん?」

そうだソフィアちゃんがいないなら俺が回復を・・・

「え?」

リリアの姿もなくなっていた。腕と血だけを残して。

は?どういうことだ?え?、そんな。どういう、え?

俺は混乱していた。だからきずけなかった。

バギィ

突如腹にとてつもない衝撃が走った。

木にぶつかりながとぶっ飛ぶ。

「かはっ」

血を吐く。なんだ?何が起こって・・・

そんなことを思っているうちにさらに攻撃はきた。

ヒュンッ

「!?」

咄嗟に剣で防ぐ。だが何もない。一体何が飛んで・・・。

「グオオォォォォ!」

「そいつ」は草むらから姿を現した。

巨躯の魔物。だがトロールではない。さらに大きい。

オークだ。だがでかすぎる。オークロードと言う奴だろうか。

オークロードはハルトに向かって走り出す。

「はやっ」

オークロードは20メートルほどの距離を一瞬で詰め手に持っていた大剣で斬りかかる。

ドゴォ

俺は咄嗟に横に転がりなんとか避ける。

地面には小さいクレーターが出来ていた。

こんなの食らったらおしまいだ。即死だろう。

俺は傷ついた体に鞭打って立つ。

リリアの腕を治さないといけない。タイムリミットは一時間だ。

【治癒】

痛みが引いていく。やっぱり便利だ。

【ステータス 魔力】

__________

MP2800

__________

ん?治癒魔術を使ったのに増えてる?ということは魔力量が増えたのか。

「グルァ」

大剣がハルトの頭を捉える。

「うおっ」

頭上ギリギリを通った。早いな。気を抜いたら終わりだ。

オークの懐に潜り込む!オークに向かって走る。

大剣を振った後なので隙がある。今のうちに。

オークは口を開けていた。なんだ?

【グルァァァ!!】

「がっ」

途轍もなく大きな咆哮。最早声ではない。衝撃波だ。

鼓膜が破れる。くそっ!何も聞こえない。

脳にも振動が走り膝をつく。その隙を相手が見逃すはずもなく拳がハルトを襲う。

マズい!早くガードを。剣じゃ間に合わない。なら魔術で。

【硬化】

腹辺りを鉄で覆う。

ガンッ

オークの拳が腹にぶち当たる。

「かはっ」

すべての威力を抑えきるはずもなく衝撃でぶっ飛ぶ。

腹を覆っていた鉄は一撃で粉砕され拳の跡が腹に残っていた。

魔術を使っていなかったらどうなっていたか。想像もしたくない。

今の俺じゃ到底勝てる相手じゃない。リミットブレイクを使うしかない。

【リミットブレイク】

体中に力がみなぎる。リミットブレイクが切れる前に倒さないと。

【治れ】

回復しながらオークに突っ込む。まずはあの腕を切り落とす。

オークに一瞬で近づき腕に斬りこむ。

ズッ

「なっ!」

剣は皮膚で止まり微塵も動かない。大剣が頭上から振り落とされる。

剣を抜き後ろに下がる。

「おいおいマジかよ」

リミットブレイク状態の剣でも斬れない。ヤバいな。雷竜使うしかないか。

【雷竜一閃!】

音速でオークに突っ込む。

ザンッ

「グルァァァ!?」

斬れた!やっぱり雷竜なら通じる。

「ガァ!」

オークは振り返りハルトを襲う。

ガイィン

剣で受ける。重い!けどさっきまでの威力じゃない。何かある。

するとオークは大剣引き再度振る。連撃か!?

だったらこっちも連撃で行くぜ!

【火竜乱舞】

剣と剣が激しくぶつかり合う。威力は同じ。いや、ハルトのほうが少し上だ。

「おらぁぁぁ!」

速度はまし斬り合いは激しくなる。

オークが少し体制を崩す。

「今だ!」

俺はその隙にオークに近づき首を狙う。だがおそらくは斬れない。

この近距離で雷竜のような威力を!

【焔獄・昇龍断!】

首に剣を入れる!

ザンッ

斬れた!するとオークの体が膨らみ

ドゴォン

爆発した。

「がはっ」

爆発にもろに巻き込まれ吹き飛ばされる。

俺は何とか受け身を取る。

「ゴホッゴホッ、はぁ、はぁ、はぁ」

自爆?くそ、そんなのを隠してたなんて。

マズいな。だいぶダメージを食らっちまった。回復を。

【治れ】

傷は治らない。

「え?なんで」

【治れ】

・・・

もしかして、

【ステータス 魔力】

________ 

MP0

________

やっぱりか。これまかなりマズいぞ。ダメージは大きく意識を保ってるのでもきついのに。

リリアの腕も直さないといけないってのに。

「あっ、ぐっ」

何とか意識を保ちながら立ち上がる。

「ソフィアと合流しないと・・・」



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