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異世界転生したら敵が強すぎる件  作者: 歌を忘れたカナリア
3章

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26話 作戦開始

俺たち屋上テラスから脱出をすることになった。だが屋上テラスに行くには一度下の階に行かねばならない。そこで生まれる問題がいくつかある。

1つ目 戦えない人たちをどうやって下の階に行かせるか。

2つ目 戦える人が俺とレイグルさんしかいないこと。

俺たちはずっとこの問題をどうやって解決するかを話し合っている。だが一向に決まらない。やはり俺一人で脱出しようかな。いや、ここで俺だけ一人で行ったら逃げたみたいになるじゃないか。それにこの人達を見殺しにするわけにはいかない。

「ハルト、レイグル」

「なんですか? はい、なんでしょう」

レイグルとハルトの声が重なる。

「今現状では奴らと戦えるのはお前たちしかいない。そこで二人に提案がある。一つ目は私たちをかばいながら屋上テラスに行く、二つ目はお前たち二人で屋上テラスに行くまでの道のりにいる奴らを一掃する。一つ目の案は私たちを含め約30名を二人で守っても必要がある。30名を二人で守るのは無理だと思う。だが二つ目の案も非常に危険だ。下の階に奴らがどのくらいいるかは分からないしもしかするともっと強くなっているかもしれない。どちらを選ぶにせよ二人には負担がかかる。やれとは言わないができればやってほしい」

「私はやれます、ハルトは?」

レイグルがハルトを見つめる。

「俺は・・・」

どっちも無理だろ。30人を守りながら行くなんて出来るわけない。二人だけで奴らを一掃するなんて論外だ。この王正気か?

「ハルトが行かないなら私一人で行きます」

「レイグルさん・・・」

何ひよってんだ、レイグルさんを一人で行かせるわけにはいかない。今こそ特訓の成果を見せる時だ!

「わかりました。レイグルさんと行ってきます」

「すまない」

王が頭を下げる。側近達やレイグルは驚いたのかしばらく固まっていた。

「頭をお上げください陛下、私たちは陛下に仕えるものです。陛下のために死ねるなら本望です」

いや俺は別に王のために死ぬ気なんてないけどな!心の中で呟く。

「じゃあハルト、行くぞ」

「えぇ!?もう行くんですか?もっと・・ほら、準備とか」

「そんなこと言っている暇はないぞ、さっき王はもうすぐで食料が尽きると言っていたがもうすでに食料はないんだ」

「まじすか・・・」

「マジだ」

しゃーない。やるしかなさそうだな。

「わかりました。でもどうやって一層するんですか?」

「屋上テラスまでの道のりにいる奴らを見えるだけ殺し、そのあとは出来るだけ通路をふさぐ。通路は俺の魔法で防ぐことが可能だ」

「じゃあ行きますか」

本当は行きたくない。死ぬかもしれないからな。だがここにいてもクレア達の安否は確認できない。

「二人とも、武運を祈る」

「任せてください。   はい」

レイグルとハルトの声が重なる。そうして二人は部屋を出た。


・・・  


「ハルトまずは俺が行くからそのあとについてこい」

「わかりました。でもレイグルさんくれぐれもお気をつけて」

「わかっている。互いに生き残ろう」

「はい」

そう言ってレイグルさんは下の階に行くための階段を下りて行った。

「すーはー」

俺は深呼吸をする。よし、落ち着いた。落ち着いたといっても怖いものは怖いのだがそんなことをいってもしょうがないので気にしないことにした。

「よし、そろそろ俺も行くか」

そうして俺も階段を下りていく。階段を下っていくとか壁に肉片や血がついている。奴らに殺させたり噛まれた後だろう。無残だ・・・。

階段を降り終わるとレイグルさんがしゃがんで様子を伺っていた。

「どうですか?」

俺もしゃがんで近づき静かに問いかける。

「かなり多い。それに何やら変な動きをしている」

「変な動き?」

「あぁ、さっきからある方向を奴らが全員見ている」

「ある方向って?」

レイグルさんが少し身を乗り出し何かを見た後こちらに体を戻した。

「おそらく闘技場の方向だな。だがなぜ闘技場なんて見ているのだ?」

「闘技場に黒幕か親玉がいるとか?」

「確かにそのせんもありそうだ。ハルト、そろそろ行くぞ。俺はあの右側の集団の相手をする。お前は左を頼む」

「わかりました」

俺も身を乗り出し見てみる。は?俺は奴らの数に唖然とする。レイグルさんが多いとは言っていたがあまりにも多すぎる。奴らの数は通路を完全にふさぐぐらいの数だった。

「レイグルさん、この数は流石に・・・」

レオグルさんを見る。え?レイグルはハルトを見て笑っていた。そう、笑っていたのだ。それも普通の笑いではない。冷酷な笑みを浮かべ大声で笑っている。

「くくく、ハハハハハ!」

レイグルの声で奴らはハルト達の存在にきずいた。まずい!きずかれた!逃げないと。逃げようと踵を返し走りだそうとした次の瞬間レイグルに服を掴まれ後ろに投げられた。

「え?」

俺は急な出来事でなんの抵抗もできず奴らのいる方向に投げ飛ばされる。奴らは俺の方に走ってくる。

「くるなぁー!くるなぁー!」

俺の悲鳴も虚しく奴らはハルトに向かって走り出す。くそっ!なんでこうなるんだ!俺はただ・・・皆のために・・。そうか、あいつらは最初から俺をだます気だったんだ。俺をだますために優しくしたりしていたんだ。

奴らがハルトの噛む。ブチィ。

「あ゛ぁ゛ーーーーーーーーー!」

痛い痛い痛い。奴らに肉を噛みちぎられ視界が血に染まっていく。レイグルの方を見ると笑みを浮かべながら魔術で階段の通路をふさいでいた。

ふざけるな、なんでこうなるんだ!俺は激しい怒りを覚える。勝手に利用されて挙句に見捨てられる。ただでさえ異世界にとばされ最悪なのになんでこんなことで死なないといけないんだ。

「殺す殺す殺す!」

そうだ。俺を殺そうとするものや邪魔するものは皆殺しだ。

【リミットブレイク】

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