13話 条件付き釈放
俺はいつ牢屋から出れるんだろう。牢屋に入ってかからかれこれ2日たっている。
さすがにお腹もすいた水は1日に一回だけ飲めるのでまだ何とかなっていたが飯はなかったのでもう空腹でおかしくなりそうだ。
そんなことを考えていると白銀の髪の男、そうヴィンダーがこちらに歩いてきた。
そして牢屋の扉の前にきて口を開いた。
「牢屋から出たいかい?」
「はい!出たいです。お腹がすいてもう限界です」
まじでなんでもいいから飯を食いたい。
「でも条件がある」
「条件って?」
条件か・・・なんだろう?
「それは君が僕らに危害を加えないとわかったら本当に釈放してあげるよ」
「僕はあなたたちに危害なんか加えませんよ」
「念のためさ」
「それで条件って言うのはドラゴンを倒してもらいたい」
「ドラゴン!?」
「そうドラゴン。最近王都周辺で行商人が襲われたりしていてね、だから僕の部隊を送ったんだが連絡が途絶えてね。それで君に確認に行ってほしいんだ」
ドラゴンとか強そうだな~。もう死にかけたくないな。
「僕がドラゴンに勝てるわけないじゃないですか」
「吸血鬼を一掃した君が?冗談はよしたまえよ」
冗談じゃねーよ!あれはリミッターを解除してたからであって元の俺はD級の強さだぞ?
スライムでも苦戦したのにましてやドラゴンなんかに勝てるわけないだろ・・・
「とりあえず出してあげよう」
ヴィンダーが牢屋のカギを開け扉を開けた。俺は牢屋から出る。
久しぶりの外だ。ヒャッほーい!っと落ち着け、俺。今変なことでもやれば最悪死刑になるかもしれん、今の状態でリミッターが解除されるかわからんから余計やめておこう。
「着いたよ」
きずけば俺は少し大きい扉の前に来ていた。
ヴィンダーが扉を開ける。そこにはクレアが椅子に座っていた。
「ハルトさん!」
クレアが走ってきて俺に抱きつく。よかった無事だった。
でもいくら少女とはいえ女の子に抱きつかれるのは少し恥ずかしいな。
「ハルトさん大丈夫ですか?何かひどいことされていませんか?」
「大丈夫。少し体が痛いくらいだよ」
「おやおや侵害だね僕がハルト君にひどいことをするとでも?」
今からドラゴンのところに行かせようとしてるだろーが。まぁいい、なんにしろクレアが無事でよかった。
「あの、ヴィンダーさん」
「なんだい?」
「ご飯を頂いてもいいでしょうか。お腹が減って死にそうです」
「あぁごめん、忘れていたよ。すぐに用意させる」
15分後・・・
「おまたせ」
ヴィンダーが料理と思わしきものを持ってきた。そして机に置いた。
いいにおいがする。早く食べたい。
「これは僕が作っ」
「いただきまーす」
俺は箸を持ちふたを開けスパゲッティー?っぽいのを口に運ぶ。
そしてかみしめる。う、うますぎる。最高!なにせ2日ぶりの食事だからな!
「話を聞きなよ・・・」
ヴィンダーがてを眉間に手を当てて困った顔をしてほざいた。
さらに15分後・・・
「ごちそうサマンサー、うまかった~」
「それならよかったよ。腕を振るったかいがあったよ」
「料理上手なんですね」
「まぁ、小さい頃からやってるからね。それなりにはできるよ」
すげぇ~な。俺なんか目玉焼きすら作れないのに・・・
「ハルト君。あと1日たったらドラゴンのもとに出発してもらうからね」
「ドラゴン?ハルトさんなんのことですか?」
クレアが首を傾げて問う。
「あぁ、クレアちゃんには言ってなかったね。ハルト君にはドラゴンを倒してもらうことにしたんだ」
「ドラゴンを倒す!?でもハルトさんなら倒せそうですね。だってあの量に吸血鬼を倒したんですから」
「クレアまで!?」
「なんにしろハルト君には明日の昼頃に王都を出発してもらう。今日はもう寝て明日に備えるといい」
「1日って少なくないすか?」
「君なら大丈夫さ」
「いやだからあれは」
「じゃあ僕はこれで失礼するよ。お休み★」
そう言ってヴィンダーは部屋から出ていった。ほんとすぐにいなくなる人だなあの人は。
俺は自分に部屋にメイドさんらしき人に案内してもらいベットにル〇ンダイビングしてぐっすり寝た。
明日はドラゴン退治だ。かんばるぞぉ~。ほんじゃ明日までタイムスリップだ。おやすみ★




