10話 神
俺、死ぬのかな?痛かった体が全く痛くない。もう死んだとか・・・
いや、意識はある。誰かの声も少し聞こえる。これが生死の狭間ってやつか。
目の前が急に明るくなった。とっさに目をつぶる。
「眩しっ」
ゆっくりと目を開ける。そこには椅子に老人?が座っていた。
「やっとおきたか」
老人がしゃべる。
「どちらさま?」
「わしは神じゃ」
神?何言ってんだ?ナルシストか?
「失礼じゃぞ」
!?俺しゃべったか?
「わしは心が読める」
心が読めるのか。嘘は通じなさそうだな。
「嘘はつかんほうがいい」
老人(自称神)が頷きながらほざく。
「で、ここはどこですか?」
「ここは本当はおぬしが死んだあと来るはずだった場所じゃ」
「死んだ後来るはずだった場所?」
「そうじゃ、本来おぬしは死んだあとここにきて天国にとばす予定じゃったんだが・・・」
「じゃったんだが?」
「間違えて異世界にとばしちったテヘペロ」
老人が首を横に傾け右手を頭に当て左目を閉じ舌をだした。
「は?間違えた?」
「そう間違えたんじゃ」
間違えた・・・か。まぁ一回ぐらいならいいか
「だったらまた天国にとばせばいいじゃないですか」
「いや、一回とばしたらもう二度とやり直しはできん」
「なにやってんだーーーー」
「だから謝っておるじゃろう」
「謝ってすむ話かーー、誤ってすんだら警察はいらん!」
「そう怒るな、ちゃんと死なないように力をやっただろう」
「力?そんなものなかったけど?」
「吸血鬼がたくさん来た時に世界が遅く見えただろう?」
「はい、あと力がみなぎりました」
「それが力じゃ」
だからあの時体が軽かったり魔法っぽいのが使えたわけか。
「発動条件はなんですか?」
「死ぬ直前に発動する」
「よわ・・」
「弱くないわ!発動したらおぬしの実力の15倍のステータスになる」
「15倍ねぇ、発動しても死んだら意味ないじゃないですか」
「おぬしは死んでないぞ」
「え?」
「今は力を使った後の反動がきてるのじゃ」
「反動?」
「その力は脳のリミッターを解除し力を倍増する、とゆう力じゃ。常人じゃ体と脳の負担が大きすぎて死んでしまうところだがおぬしの脳と体をわしの力で守っておるから死にはせん。だが反動はでかい。使った後は遅くて5時間早くて2時間といったところか」
「その力は意図的には使えないんですか?」
「やろうと思えはできるが今のおぬしにはとうていできんじゃろ」
「どうやったらできるようになりますか?」
「魔力量を上げるしかない。魔力量が上がれば上がるほどリミッター解除の持続時間が長くなる」
「どうやって魔力量は上げるんですか?」
「ひたすら魔法を使いまくる。具体的には魔力を全部使いきるとゆう工程を何回もするんじゃ」
「うわ~めんどくさそう」
「当り前じゃ。そう簡単に上がったらチートじゃないか」
間違えて異世界にとばしたんだからそれくらいよくね?クソな神だ。
「なにかいったか」
「いえ、なにも」
「まぁとにかくその力を使いこなせるようになれ。それがおぬしがまず最初にやりとげねばならないことじゃ」
「はぁ、わかりました」
「じゃ、そうゆうことでバイバーイ」
「いや、ちょ、まっ」
そして俺はまたまぶしい光に包まれた。
次に会ったら文句言ってやる。そう決意した。
そして俺は目を覚ました。




