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幻想討龍伝  作者: 不知火凪
2/2

お茶会

俺がやってる幻想神域ってゲームがもとで、そのギルメンの人とかの名前をお借りしていますw

「おっ……おはよう、二ノ」

 いつもの癖で「おっす」と言いそうになったが、今は女の子。言動には気を付けないと……

「あー、やっぱ紗月ちゃんもくるよねー」

「なんか、いま紗月ちゃんって呼ばれると変な感じする」

 今のは素の俺の話し方だ。たまに女子っぽいとか言われるけど今は便利。

「じゃあリアルの名前にする?」

「いや」

「じゃあ何とか慣れて」

 と、今はなしている二ノは五ヶ月前このVRMMORPG、幻想討龍伝に誘ってからずっと一緒にプレイしている。

 リアルでもクラスが隣同士だったので、よく話す。リアルでもゲームでも仲がいい。

「いいねぇ、二ノは。わたしはキャラを女にしたからさぁ、アバもスカートだから足がスース―するし胸もあるから動きづらい」

「それメインでしょ?前「コスメツールで幼女作るわw」とか言ってなかった?」

「確かに見た目はツインテのロリだけどなんか胸だけは合ったほうがいいかなって思ったからしょうがないの、わかる?」

「わからん」

「ですよねー」

 ニノは最初から男だったし、体型もリアルに似せてあったので動きやすいだろうが、わたし(俺)はずっと女にしていたし、最近体型を変えたばかりでまだ慣れていない。しかも当分の間こっちで生活するとなるとなれる必要がある。

 まあ体型についてはどうしようもないし、とりあえずはギルドメンバーを招集する。

「えーっと、チャットで……あった、ギルドチャット」

「メンバー招集?」

「うん。ギルドタウンにいったん集める」

 これはメンバー招集も確かに目的ではあるが、メインはサブ垢、サブキャラでこのギルドに入っているキャラが来るのか調べるためだ。

 送信してから数秒後、すぐにメンバーが集まった。

「ぜかまし改もギル君もみんな来てるね」

 平常を装っているが、実際超驚いている。

 サブキャラたちはNPC扱いになっている。

「さてさてぇ、TURUTURUはまだレベルが二四かぁ…じゃあまずはメインクエスト進めて、ニノはとりあえずいえに集合。わたしのサブたちはサブ一号のぜかまし改の家でゆっくりしてて。TURUTURUは難しくなったらチャットね」

 それを告げていったん解散した。

 大手ギルドというわけではないものの、ギルマスであるわたし、紗月ちゃんのレベルはカンストしていて、武器防具も最強と言われている物を☆合わせして☆は五でMAX、サブマスのニノユは☆合わせは武器だけでもPvPで上位を自分のキャラで上位三位を独占したり、無課金で手に入る高額アイテムを売ったりしていて、有名なプレイヤー。サブキャラたちもレベルはもうすぐカンストというところまで来ていて、装備も相当強いので攻略は出来る。

 ただ、何を攻略すればいいのかまだわかってない。

 わかるまでは他のギルドの人と戦ったりお茶したりしてのんびりしておく。

 だがその前にマイホームに移動。

 慣れない手つきで捜査して移動する。

 いつもの見慣れた「なうろーでぃんぐ」の画面はなくなって、瞬間移動している感じになっていた。

「そこ座って」

 まともな内装にしていてよかったと今思った。

 まあ家の裏は幻神のフィギュアが大量に置いてあるけど。ちなみにパンツ観賞用として置いている。

「ちょっとお茶入れてくる」

 そういえばこのゲームは、もともとネトゲだった。

 VRで発売されてからマイホームで入れなかった部屋が解放され、キッチンなどが追加された。

「はぁ、わたしはリアルでは男なのに……なんでこう女子っぽくなっていくんだろう……リアルでの言動が女子っぽいって言われるようになったのもこのゲーム始めてからだし……」

 このゲームを始めて、VRになってからは、ブラのつけ方なるものを覚えてしまったり、なぜか料理スキルが身に付いたり、喋り方、行動etcが女子っぽくなっていった。

「ま、いっか」

 そんなことも気にしないくらい慣れている。

 それはそれで問題な気がしないでもなかったりするが……

「出来たよー」

 ゲームに閉じ込められたとは思えないくらいのんびりした雰囲気で、ニノもゆっくりお茶を飲む。

「どんどんおいしくなってるね」

「まあこのゲーム始めてからはリアルよりこっちにいる時間が長いからねー。お茶もフレが来た時に入れてたし、リアルでの夕飯のメニューの試作品とかこっちで作ってたから」

「もう性転換したレベルだね」

「ねぇ、ちょっとアバ変えていい?バトルようだと座りづらい」

「あっはいはい。えーっと、目つぶったほうがいい?」

「あ、別にいいよ」

 アバは変えるというより、外して服を着る感じだ。そここブラをつける必要があるということ。

「えーっと、ニノー、アバってどうやって片づけるんだっけ?」

「そこの棚開いたらメニュー出るからそこにアバをセットして決定」

「はいはい、ありがとー」

 今までアバを脱いだらインベントリに放置だったが、邪魔になると気づいてから収めるようにしている。それが昨日からなのでやり方を覚えていなかった。

 閉じ込められたとは思えないほどのんびりした雰囲気でお茶を飲んだりしているのはこのギルドだけだろう。

 今日はもうやることがないので、このままお茶を飲んでご飯を食べてニノには止まってもらった。

 もちろん大人なことは一切してない。

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