リアルかゲームか
ついにVRMMOとかいうジャンルのを書き始めました
初めてなので至らない点がありますがよろしくお願いします(どの小説でも同じこと)
朝。
俺はお腹がすいて目が覚めた。
馴染みのあるベッドだ。だが、何かがおかしい。
昨日はVRをつけたまま寝落ちしたはずだ。
周りを見ると、シンプルな家具に、どこかで見たような武器。そしてあるはずのないおっぱい。
パジャマもかわいいものになっていて、横には『幻神』がいる。
心当たりはある。
そして、これで確信した。
右上に、見覚えのあるメールのアイコンがあり、ミニマップも見えた。
これはゲームだ。VRではない。
VRでは感触はないが、今は感触がある。ちゃんとおっぱいがある。
下も確認したくなったが、今はまだ我慢した。
これは本当にゲームだ。
昨日プレイしたゲーム。それは『幻想討龍伝』、VRを持っている人の九割がプレイしているという大人気VRMMOだ。
何が起きたか理解できず、もう一度寝た。
そして一時間後に起き、今度はメールを開いた。
『公式より』
今までとは違うタイトルの怪しいメールがあり、何か情報がつかめるかもしれないと思い開いた。
『こんばんわ
私は幻想討龍伝GM、ふじさんだ
皆は困惑しているだろうが、すぐに理解できる
君たちは幻想討龍伝の世界に転送された
もともとプレイヤーを転送するシステムはあったが使わなかっただけだ
死んでも生き返られるし、デスペナもない
その代わり課金も何もない
まあアバターは専門の店を追加したがな
この世界から出たいのなら協力することだ
ヒントはそれだけ
あとは頑張れよ』
メールを見て理解した。
これはゲームだ。だがリアルだ。
俺たちはゲームの世界に転送されたのだ。
HPゲージもちゃんと見える。
ということはベッドから降りると―
「おお、服が変わった」
いつも来ている服に変わった。いや、正確にはアバターだろうか?
俺はここで気になった。
おいている家具の中に棚がある。それは開けれるのか?
もし鏡があれば今の自分の姿が見たい。
希望を持って扉を開く。
「こ、これは!?」
自分のことを可愛いと思ってしまった。
胸も意外と大きい。スタイルもいい。髪型は変わらずツインテール。背中には愛用のダガー。隣には幻神のアルテミス。近くで見てもやはりロリだ。
俺は試したくなった。
一回目は寝ぼけてよくわからなかったが、今ならいける。
「んっ」
これはとてつもない罪悪感に押しつぶされそうだ。
自分の使っていた『キャラ』の胸をもんで自分で感じる。しかも声まで出てしまって見られたら社会的に死亡するレベル。
アルテミスはまったく気にしてはいない。
罪悪感を紛らわすためにも俺は家を出て、あの人のところへ向かった。
作品5個?くらいあってその中の3つを同時進行とかきついですけど頑張ります!