胴付きを飼う
この作品では優秀な個体は漢字を使います。
ゆっくり専門ペットショップに着いた。
途中、酷く醜いゲス一家が絡んできたのでHENTAIお兄さんに献上しておいた。
ペットショップの中からはヤンヤヤンヤとゆっくりの声が聞こえている。
「いらっしゃいませー」
店員が営業用の挨拶をしてきたので軽く会釈して店内に入る。
ケージの中で生首が蠢いている。ゆっくりじゃなかったらホラー通りこすだろ。
友人が買っているような胴付きを探してみると奥の方で活動していた。
奥へと進むと丸い目が一斉にこちらを向く。
「人間さん、れいむを飼ってほしいな~・・・」
「まりさも飼いゆっくりになりたいよ!」
「TNTN」
「こーりんは人間さんのお家に興味があるから連れて行ってほしい。」
「ああっ!お飾りを失くしてしまいました!」
「むらさむらむらするよっ!」
これだけ大勢だとやかましいだけだ、帰ろうかな・・・
その時、端っこのほうで、一言も喋らず、俺に期待の眼差しを向けていた茶色の服を着た金髪のゆっくりがいた。
「やまめ:14380」札にと書かれていた。
他の奴より安いのはなんでだ?人気ないのか?
気になったので近づいてみた。
「ふうん・・・そういえばテレビアニメでこいつが出てきてたのを見た事があるぞ。」
「お気に召しましたか?それは当店で一番最後まで売れ残ってたゆっくりですよ。」
「売れ残り・・・」
そう聞くとつい買っちゃうタイプなんだよな~
「オマケも付けて23400円ですけど・・・お買い上げになられますか?」
オマケと聞いて更に俺の貧乏性がやまめを買えと叫びだす。
「それじゃあ・・・買いますよ。」
「お買い上げありがとうございます!」
そして俺はゆっくりやまめと謎のオマケを飼うことになった。
「ただいま・・・といっても誰も出てこないがな。」
ゆっくり用の家具を一通り揃えた結果、帰るのは夜の7時を過ぎていた。
靴を脱ぎ、リビングに向かう。
そして机の上に下ろすと、座布団に腰掛ける。
「さーて・・・やまめちゃんご開帳っと・・・」
箱を開けると中から元気良く飼ったばかりのやまめが飛び出してきた。
ゆっくりの話はこれといったストーリーがなくて書きやすいですね。
黒谷ヤマメは個人的に好きなキャラです。
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