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名前などない「僕」の詩集

ありがとうございました、なんて嫌いだ

作者: 僕

ありがとうございました


なろうにやって来てから、僕が嫌いになった言葉の1つ




ありがとうございました


私、退会します



ありがとうございました


私、執筆活動を辞めます



ありがとうございました


私のアカウントは残しますが、自作品は全て削除致します



ありがとうございました



ありがとうございました



ありがとうございました



































           嫌だ





         嫌だ嫌だ嫌だ





      聞きたくない――悲しいから





      聞きたくない――辛いから





      聞きたくない――寂しいから





         聞きたくない


         聞きたくない


         聞きたくない





     僕にその言葉を――言わないで





     「ありがとうございました」





         そう言って





        僕の好きな人は





      アカウントを残したまま





      作品を全て――削除していた





        面白かったのに





       僕は好きだったのに





       僕が気付かない内に





   プロフィール欄には、ただ――この一言







     『ありがとうございました』







ノンフィクション。


お別れの言葉も


感謝の言葉も


引き留める言葉も


何一つ、伝えること叶わずに


あなたは


あなた様は――旅立っておりました


僕はまた、好きな作者さんを――見送る側

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― 新着の感想 ―
[一言]  好きな人が退会したり、作品を消されたりするのは本当に辛いですよね。  その叫びに胸を打たれました。
[一言] 大切にしている人ほど、急にいなくなっちゃいますよね。何か言わせる時間も与えずに、いろーーーーんなもの、与えるだけ与えていなくなっちゃうんですよね〜〜〜〜〜。
[一言] せやなー けどなー わろておくったろやないかー
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