新たな嵐2
「なんなんだよ、お前らは!!」
俺は今黒スーツ姿の男達に無理やり体を押さえ込まれ車の中に入れられた。
先程から何回も男達に質問をなげかけても反応もなく黙ったままでいた
俺は諦め今の状況を把握する事に専念した。
俺はなんでこうなってるんだ?なんもしてないはずだ
だめだわからない。
いくら考えてもわからず混乱に陥っていた。
車が目的地に近づくにつれどこに向かっているのか次第に分かり始めていた
ここは、千代田区の国会議事堂前の通りだ!てことは、今俺が向かってるのは国会議事堂!?
なんで俺がこんなところに?
更にわけがわからなくなる遊佐。
国会議事堂に着き車から降りることを指示され大人しくおりる
俺は、中に入ることをうながされ室内に入ると総理大臣の石海十が待っていた。
「来てくれて、ありがとう。
少し乱暴ですまない」
石海総理は謝った。一礼をした後
「君にきてもらったのは、ある人達が君を探して呼んでほしいと要求されたからだ。」
と、深刻な顔で言った。あたりの空気はとても重かった。
俺は、誰が呼んだよか全く見当がつかずにいた。困惑している俺に
「気づいていると思うが、今東京の空に浮いている宇宙船。その中の人達がそう我々に要求してきたんだが、今こちらに向かってもらっている。
その前に君に聞きたいことがあるんだが」
その言葉に俺は少し身構えたが
「君とあの者の関係はなんだ?」
予想はしていたが改めて言われると、少しいい気分ではないな
自分でも驚くくらい冷静に
「知らないです。逆に俺が知りたいですよ。」
と、答えた。
「そうか....。」
その時、扉からノック音が聞こえた。