新たな嵐
これから、展開が変わっていきます。
変なところもありますが、温かい目でみていただけたら幸いです。
翌日、俺は健斗の言う通りに学校に久しぶりに登校した。
健斗は、実家に昨日帰っていた。どうやら、日帰りだったようだ。
通学路を一歩また一歩、歩むと夢香との思い出がてできて泣きそうになり帰りたくなる。
しかし、健斗と約束したためてできそうになる涙を堪え登校する。
健斗がいなかったら無理だったろうな
改めて健斗に感謝をし通学路を歩む。
教室に着き入ったらクラスの視線が遊佐に向いた。
夢香が死んでから久しぶりにみんなに会ったためみんなから心配と励ましての声が一斉にとんできた。
「遊佐!」
「大丈夫なの?」
「大変だったな!」
様々な声が俺の耳に届いた。
「うん、大丈夫だよ。
心配かけてごめんな」
俺はそうみんなに言い自席についた
そこからは、普通に学校生活が始まった。
所々、先生や友達に声をかけられるが全員に
心配ないよ
と言いその場を後にした。
しかし、この時には俺の人生が変わっていることには気づかなかった。
「そろそろかな?」
この声がこれから起きる予兆につながる
午後の授業が始まり真剣に受けているとふと空が暗くなってきた。
窓際に座っているクラスメートが
「なんだあれ?」
その言葉に釣られてみんなが窓の外をみる
次第に教室いや、東京全体が騒がしくなっただろう
少なくとも俺のクラスはそうだった
そこには、巨大な宇宙船が浮いていたから。
「なんだあれ!?」
「え!やば」
クラスには困惑・畏怖・好奇心など様々な感情があった。
しかし、その宇宙船は特に動かずずっとその場で停止していた。
数時間後、学校の前で黒い車が何台も止まり、中から黒いスーツ姿の男達が何十人も学校の敷地内に入ってきた。
たまたま玄関の近くにいた先生が駆け寄り事情を聞こうとしたら、
「日根雪遊佐はどこのクラスにいますか?」
と、聞いてきた。
もちろん個人情報なので先生は最初は答えるのを断ったが、彼らは自分の役職を見せた。
それを見て先生は答えるしかなかった、
なぜなら、黒いスーツの男達は政府機関の人員だったから。
「2年1組です」
「ご協力ありがとうございます」
一礼し、その場を後にし遊佐のもとに向かった。
その頃、遊佐達は授業の終わりに近づいていた。
最初は、宇宙船に意識があったが何も起きないのでクラスの皆んなは落ち着きを取り戻していた。
先生が終わりの号令をかけようとした時、教室の扉がおもいっきり開いた。
そこには、黒いスーツの男達が何十人も立っていた
最初何が起こったか分からず全員ポカーンとしていた時
「日根雪遊佐は、どなたですか?」
と聞いてきた。
俺はすぐに我に返り
「はい、おれですが?」
と、答えた。
「そうか、君か......」
俺を見ながら呟き他の仲間たちと頷きあっていた。
そのあと、俺の方を向き
「これから、我々についてきて欲しい。
これに君の拒否権はない。」