幼馴染の親友2
一通り泣き終わった遊佐は健斗に感謝しながらも質問を投げ掛けた。
「ありがとな!」
「おう」
「だけど、久しぶりなのに何で夢香のこと知ってるんだ?」
「あー、俺が久しぶり寮から実家に帰ってたらお前のお母さんに会ったんだよ。
そしたら、俺を見るなり助けてほしいときたもんで事情を聞いたんだよ
本当にお前は親に感謝したほうがいいぜ?」
「ああ、そうだな。本当に感謝しきれないよ母さんには」
それから、久しぶりの再会に話に花をさかせる二人だった。
数時間後、日が沈む頃に健斗は帰ることにした。
「じゃあ、俺帰るよ」
「もう、そんな時間か。いろいろありがとうな!」
「礼なんていらねぇーよ。お前と俺の仲だろ
明日からしっかり学校いけよー」
「ああ、わかってるよ。サンキューな
そして健斗は手を振りながら帰っていった。
しばらく、健斗の帰路を見つめ家に入ろうとした
その時、
ゾクッッ!?
誰から見られるような気がした。俺は咄嗟に上を向いた。
しかしすぐに、空から視線があるわけないと思い家に入った。
これが更に遊佐を追い込むことを知らずに
次から場面がかなり変わります