プロローグ
初めてまして。
読んでいただきとても光栄に思っています。
初めての作品ですので、温かい目で見ていただけたら幸いです。
これからもよろしくお願いします。
運命とは、偶然にできているのかそれとも必然にできているのか?
この問題は、とても簡単な問題のようでとても難しい。人によっては、この問題に対しての解答は全く違う。
偶然とは、予期しえないことが起こることである。しかし、本当に予期できないのか、本当に予期できなかったのか、あるいは自分が気が付かず自分で起こしてしまっていないのか。
必然とは、必ずそうなること。では、何のために起こしてたのか。誰が起こしたのか。
この二つを踏まえ貴方の考えはどう思ったのだろう。
現代科学では、決してわからない。
この少年、日根雪遊佐もまた、同様にこの問題に対して疑問に持っている。たが、状況が違う。今、目の前にしている光景、政府機関の人員に囲まれて移動されている状況。その混乱した状況下で考えている。しかし、答えが無いこの問題を解決できるわけなく、更に混乱を招いている。
彼は一旦全ての思考をシャットアウトして、ここ数日前のことを思い出していた。
何故この地球に存在しないものが、いやあってはいけないものがあるのか?そして、俺は何故この状況になったのか?
しかし、またこの問題も解けない難題なのかもしれない。