表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/86

いろいろ聞かれました

 学校に戻ると俺たちは医務室で診察を受けた。


「ブレット君、また無茶をしたみたいだね。いくらポーションがあるといっても気を付けないと。」


 俺はムートンさんに怒られたが、他のみんなは小さな傷はあるが問題ないとのことだった。周りには治療中の学生が何人も座っていた。出発前に俺たちに話しかけてきた3年生も怪我をしていた。目が合うとすまなそうに話しかけてきた。


「お前たちは無事でよかった。すまないな。助けてやると言っておいたのに俺たちはこのざまだ。」


 3年生は目に涙を浮かべていた。悔しさ、不甲斐なさなどが込みあがってきたのだろう。俺たちは何も言わずに部屋を後にした。部屋の外ではペコラさんが待っていた。


「どうやら、あなた達は大丈夫みたいね。ちょっとギルドまで来てもらえる。確認したいことがあるから。」




 ギルドには校長先生をはじめ何人もの先生が集まっていた。皆、真剣に何かを話し合っている。俺たちに築くと、一人の先生がこちらに近づいてくる。怪物(モンスター)生態学の先生、オウルだ。


「君たちは討伐作戦に参加した生徒だろ。ちょっと聞きたいことがある。」


「なんでしょうか。」


「一角ウサギのの亜種を見なかったか?」


「亜種ですか?突撃ウサギと思われる個体ならみましたが。」


「突撃ウサギ?」


「はい、一角ウサギと違って、白ではなく少し灰色っぽいやつです。」


「・・・それは一角ウサギより大きかったかい?」


 どうだっただろう?大きかった気もするが、同じだった気もする。よく覚えていない。俺は、他のメンバーの顔を見た。誰か覚えていないだろうか。


「大きさは変わらなかったぜ。最後に一匹仕留めたから間違いないぜ。」


 カストールが答える。


「それなら、それは突撃ウサギじゃないな。あいつ等は一回り大きい。」


「先生、これを。」


 ルナールが鞄から一角ウサギのツノを取りだす。


「私も気になっていたため、その個体のツノを一本採取してきました。」


 流石、ルナール。というか、いつ採取したんだ?手際が良すぎるぞ。俺は素直に感心する。


「流石、一年主席だね。気が利くね。ありがたく受け取るよ」


 オウル先生は受け取ると、後ろの先生に渡し、検査するように言う。


「他には変わった個体はいなかった?後、何か気になったことはなかった?]


 先生が俺たちに質問してくるが、他に変わった個体はいなかった気がする。というか、戦うのに必死でそれどころではなかった。だいたい、一角ウサギが10匹以上で連携してくるなんて聞いたことがない。反則だ。

 ・・・ん?確かにそうだよな。


「先生、一角ウサギは10匹以上で隊列を組んでくることがあるんですか?」


「いや、流石にないと思うよ。そこまで連携できるほどに頭が良くないからね。」


「えっ。俺たちを襲ってきたやつらは10匹以上で隊列を組んで突撃してきましたよ。」


「そうなのか。もしかして・・・」


 そういうと、先生は考え込んでいく。横の先生が呼び掛けても反応がない。これは、自分の世界に入ったな。

 俺たちはお役ごめんということで、ギルドカードを更新した後、寮に戻ることになった。



 学生冒険者カード

 ブレッド

 職業 なし

 ランク 学生

 スキル

 剣術Lv2 魔術Lv2 弓術Lv4 格闘術Lv1

 探索Lv3 隠密Lv2 野営Lv3 指揮Lv2→3 new調剤Lv2 

 薬草の知識Lv1→2 探索の知識Lv2


 (あっ。ムートンさんのおかげかな。調剤スキルが追加されている。ほかにも少し上がっているな。)


 掃討作戦は失敗となったがスキルは上がったので俺としては満足だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ