表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/19

002.チート能力

 さて、転生と言えば、チート能力。

 お約束です。



 『転生特典のチート能力が無くて、どこが異世界転生だ』です。



 そんなボクもご多分に漏れず、いただきました。

 死んだことは残念でしたけど、前向きに再出発するためにチート能力は貰っています。



 みんなが気になっていりゅ…………噛みました。



 そう、みんなが気になっているであろうボクの転生特典のチート能力は『目的を持って努力すれば全て叶う』です。


 『貧乳が正義』…………こほん、『努力が正義』のボクにはピッタリな転生特典でした。

 でも、少し問題が…………この転生特典のチート能力は努力判定が甘すぎるんです。

 ほんのちょっと努力するだけで、色々と身についてしまうんですよ。


 マスターしたいモノを連続して2回やろうと努力すれば、3回目にはマスター出来てしまうんです。

 マジチートです。


 でも………………注意も必要です。


 『静まれオレの右手に封印されし黒炎龍よ』とか、連続で3回やると、右手に黒炎龍が住み着きます。

 右手の包帯?

 気にしないで下さい。


 だから、気にしないで下さいね。


 あんまししつこいと、そっちに向けて、封印…………いえ、包帯を解きますよ。


 そんな感じで、お師匠さまには内緒で色々とマスターしているんですよ。

 でも、さすがに、お師匠さまを立てて、子供らしくしているいつもりです。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 さてさて、買って来いって言われたお酒はミード…………最近、お師匠さまのお気に入りのお酒です。

 街で売っていることは売っているんですけど、たぶん、このまま行くと買えません。

 結構な人気商品と言うか、最近、名産になりつつあり、すぐに売り切れてしまうんですよ。

 それだけ、人気のお酒です。


 それでも、木樽を持って、街に向かいます。

 そう、向かわないといけない理由があるんです。


 3歳児1人でお酒を買いに行かせるお師匠さまですが、探索魔法でボクの周辺を監視してくれています。

 そこまで、精度の良い魔法じゃないみたいですけど、敵味方程度は分かるそうです。


 街までの道は、モンスターが現れる危険性はほぼゼロで、人影を見たら逃げるくらい臆病な野ウサギに襲われる確率の方が高いくらい安全です。

 でも、最近は、ちょっと離れたところに新しいダンジョンが出来て、ごく希にはぐれモンスターがダンジョンから出てくるのですが、ダンジョンから出ると、一定時間で消えちゃうので、運が悪くない限り危険性はありません。


 さて、運が悪いとモンスターが出てきそうなところ…………お師匠さまの探索魔法の有効範囲を越えたので、ミードの材料を森に取りに行きますよ。

 ハチミツを分けて貰うために、いつものジャイアントクイーンビーの巣に向かいます。


 偵察バチ……ジャイアントビー……ジャイアントクイーンビーの配下…………って、子供だよね。

 その偵察バチが慌てて、巣に向かった。

 あの様子は…………ボクを見つけたようですね。


 目的のジャイアントクイーンビーの巣まで約500m。

 そして、約400匹の働きバチが巣のガードをしている。


 蝶のように舞い、ハチのように刺す。

 そ、相手がハチだけに…………。



 えっと、ゆっくりと歩いて、素早く攻撃します。

 約60cmほどの大きさの働きバチに手を触れる。



感電(スタン)



 最近、お気に入りのオリジナル魔法です。

 触るだけで、プロ用のスタンガンを使ったような威力が出ます。

 努力、そして、努力…………で覚えました。

 まぁ、チートですね。

 そして、その威力は…………じゃじゃん…………E=mc ()…………違います。

 そこまで、威力はありません。

 作れって言えば、作れ…………さすがに、作りませんよ。

 使い道ありませんしね。

 正直、全属性の戦略級魔法だけで…………あ~~、火属性だけは、転生特典のせいで変質してしまって、危なすぎるので、全面的に使用禁止中です。

 だけど、火属性以外の全属性の戦略級魔法だけでも充分すぎます。


 それはともかく、感電(スタン)魔法の威力は、電圧×電流です。

 そう、電圧×電流で威力が決まるんです。

 そして、努力により、電圧も電流も自由自在、お茶の子さいさいですよ。


 そうそう、この感電(スタン)魔法…………調整すればAED代わりにもなると思いますよ。

 あと、低周波治療器にもなっちゃいます。


 って、威力があってもなくても、使い道ねぇ~~!!


 ほどほどの威力の感電(スタン)魔法で充分です。


 そうです。

 高威力の魔法でこの一番近いところにあるジャイアントクイーンビーの巣を殲滅して壊したら、別のとこの巣を探さないといけないですからね。


 では、作業の開始です。

 ジャイアントクイーンビーとジャイアントビーを感電(スタン)魔法で麻痺させて、ハチミツを頂くだけの簡単な作業をね♪

 生かさず殺さず感電(スタン)漬けです。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



 10ガロンほどハチミツ…………いえ、ローヤルゼリーをいただきました。

 ありがとうございます。

 高価で売れる最高級のハチミツです。


 そして、水で薄めて発酵させるだけで、さらに高価になります。

 1リットルで白金貨2枚で売れるんです。


【発酵】


 発酵魔法で無理矢理発酵させてハチミツ水をミードに変えます。

 腐敗魔法があるならってことで、努力で発酵魔法に変えました。


 もちろん、お師匠さまの分を作るだけじゃ勿体ないので、2ガロン分作って、余った分を売るんです。


【アイテム収納】


 あ、うん、努力、そして、努力…………で覚えました。

 分かってたって?


 うん、知ってる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ