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第七話:様々な魔法と

二人の子供が寄り添ってぐっすり眠っている間に、私は様々な魔法を試すついでに寝ずの番をやることにした。だってそうじゃないとさらわれたら怖いもんね!そんなこんなで私はいろんな魔法を試すことにした。さっき唱えたファイヤは小さな火の玉が飛び出して薪に着火してくれた。灯りと暖はこれで大丈夫。ならつぎは、水系だけど......アクアと唱えるかウォーターと唱えるべきか悩むなぁ。ならばどちらも唱えればいいこと!まずは......


「アクア!」


お、おぉう......野球ボール大の水球ができた......飲めるのかなぁ。勇気をもって、ごくりと一口......真水だ、うめぇ。そんな勢いでアクアで作った水は全部飲み干した。次はウォーターでもやってみる。


「ウォーター!」


......さすがになにも発動しなかった。ですよねぇ。なら、他にはないか試してみることにしてみよう。どうせ夜は長いのだからな。そして、翌朝には以下の魔法がわかった。


「ウインド」・・・そよ風が吹いた。いずれは強くなるのかな?

「グラス」・・・一本草が生えた。鑑定した結果食べることはできることがわかった。ついでに、思い浮かべれば根菜程度なら出せることもわかった。

「サンダー」・・・静電気。きっと強くなれるよね!

「ライト」・・・光球ができた。松明がわりになるなぁ。

「ダーク」・・・闇の球ができた。さわるのはやめた。

「ヒール」・・・手のひらの傷が塞がった。ネクロマンサーって、死者蘇生とかも得意だからそのぶん回復も要領がいいのかな?


「ふぅ......」

「お姉ちゃん、大丈夫?」


ナスタチウムちゃんが心配そうにこちらを見てくる。魔力を使いまくったせいか少しめまいがするが、それだけのことだった。二人にはアクアで出した水を飲んでもらい、残り火でグラスで作った根菜を焼いて食べてもらった。なにもないよりかはましだ状態なので、誰も文句は言わなかった。そんなときだった。


ガサッ!


茂みが揺れた。


ガサガサッ!


あちこちで茂みが動いている。

私はとうとう魔族に襲われると思い、二人を庇って杖モドキを構えた。相手がこちらを包囲しているのはわかっていたから。


「っ......出てこい!簡単に殺られるものか!いや、二人を見逃せ!そうすれば私はおとなしくする!」


勇気なんてなかった。あるのは絶望と、この子達を逃がしてせめて相手に傷をつけて死のうという覚悟だけだった。うってかわって、周りは静寂に包まれる。そして


二人の悲鳴と、風景が暗転するのと、目の前にペストマスクのような仮面を着けた男たちが現れるのは、ほぼ同時だった。

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